どうすればヒット商品を作れるか?

「売れ顔」の法則―ならべれば売れるヒット商品のつくり方
「売れ顔」の法則―ならべれば売れるヒット商品のつくり方

苦しい状況を脱するには、ヒット商品を作るしかない。では、ヒットする新製品を開発する手順とは・・・

1 お客を狭く、使用シーンは深く
2 ウリを作る (他社より優れている点を一言で言えるか?)
3 顔を作る (見つけやすく、わかりやすく、好まれやすいデザイン/ネーミング/コピーを!)
4 効きを作る (使用するときの五感に訴える)

そして最後に、以下7つのポイントを再チェックする。

1 ウリは一言で言えるか?
2 お客様が得られる今までにないメリットは?
3 お客様は狭く、ハッキリと見えているか?
4 ちゃんとウリが実感できるか?
5 デザイン/ネーミング/コピーは見つけやすいか?ウリがわかりやすいか?好まれやすいか?
6 使用シーンは繰り返されるか?広がりはあるか?
7 お客様は売場の前を通るか?

商品ができたら、はじめに広告はやらないこと。マス広告(特にテレビ)は売上30億以上出ないとペイしない。PRに力をいれよ。

高額商品の場合は、商品選びに役立つ公平な情報を発信せよ。

ネーミングの極意 その1: 記憶への吸着

最近、新サービスのローンチが増え、ネーミングの機会が増えています。MBAや経営戦略でほとんど議論されていませんが、ネーミングは極めて重要だと思います。

ネーミングの極意 その1: 記憶への吸着

記憶に残って、いつまでも心に刺さっていること (by 阪本啓一さん)

例: iモード、スキマスイッチ、レミオロメン、吾輩は猫である、じゃじゃ馬ならし、蹴りたい背中、号泣する準備はできていた

→ 語感の不思議さ、変さ、想像をかき立てる感じ、突っ込みを入れたくなる感じ、それ何?っていう感じ、間違ってない?っていう感じ・・・ というわけです(笑)

中国で名称表記に悩む外資系企業

中国に進出した外資系企業の悩みの一つに、店舗の名称表記の問題があります。というのは、政府に提出する事業計画書には、名称は漢字表記でなければならないからです。

たとえばカルフール(Carrefour S.A.)は当初、社名の発音に近い漢字を用いていました。その後店舗の看板にローマ字表記を使おうとしたのですが、認められませんでした。しばらくしてローマ字表記も認められましたが、ずいぶん時間がかかったそうです。