景気動向をどのように把握するか

弊社が受託した内閣府調査案件
諸外国等における景気動向把握の方法に関する調査」 2013.3

随分と遅ればせながら、担当者の皆さん、ご協力いただきました学識経験者の皆さま、お疲れ様でした ~(-o- )~

景気動向を迅速に把握し、的確な情勢判断を行うことは、適切な経済財政政策の運営に不可欠です。

内閣府経済社会総合研究所では、景気観測と予測を目的として景気動向指数(コンポジット・インデックス(CI)及びディフュージョン・インデックス(DI))の作成及び公表を行っていますが、景気動向をどのように捉えるのか、その方法は国や機関により様々です。

海外ではどのように行っているのでしょうか。

本調査では、景気動向指数の改善のための基礎資料とするため、外国の行政機関及び団体、国際機関並びに国際会議その他の国際的な枠組みにおける景気の動向を捉える方法及び景気統計作成の取り組みについて、以下の通り調査を実施しました。

対象: 米国、欧州委員会、英国、フランス、ドイツ、イタリア、ベルギー、スウェーデン、オランダ、アイルランド、フィンランド、中国、韓国、台湾、タイ、OECD、国連 (計17か国・機関)

その他、昨今トピックとして挙げられることの多いビッグデータを利用した景気動向の把握

について調査分析を行いました。

これらの調査が近い将来、なるべく早くなるべく正確な景気動向に役立ち、適切な経済財政政策に反映されることで、私たちが暮らしやすいものになることを切に願います。

内閣府_諸外国等における景気動向把握の方法

日本は長寿企業数世界ナンバー1

少し古いが、韓国銀行が2008年に出したレポート「日本企業の長寿要因と示唆点」によると、

世界で創業200年以上の企業は5,586社(計41か国)で、このうち半分以上の3,146社が日本に集中。ドイツ837社、オランダ222社、フランス196社。

日本は創業1,000年以上の企業は7社、500年以上が32社、100年以上では5万社余り

とのこと。実際、毎年800社近い企業が100年続く「老舗」の仲間入りをしている。

ASCII.jp x WebProfessional に掲載されました!「ディレクターが押さえたい世界のWebのトレンド」

グローバル化に伴い、国内だけでなく海外を対象としたWebサイトを制作する機会も増えています。ここでは、グローバルに展開するWebサイトを企画・制作する場合に押さえておきたい海外事情について紹介します。

世界のブロードバンド回線事情

世界のブロードバンド回線速度は、全体的に年々速くなっています。2010年現在、世界の平均速度は1.8Mbpsで、韓国が1位で17Mbps、以下香港、日本、ルーマニアと続き、米国は16位で4.6Mbpsです※1。また、一般的には、ブロードバンドの普及率は大都市ほど高く、また個人より企業のほうが高いという傾向にあります。

今後もブロードバンド環境が向上していくことを考えると、ブロードバンド先進国である韓国の動向は注目しておくとよいでしょう。具体的に韓国市場を席巻してきたWebサイトを見ると、特に若者向けサイトではリッチコンテンツや大容量動画を多く含む、ページ全体がFlashベースで作成されている、ページ当たりのリンク数が極めて多い、フォントサイズが極めて小さい、などの特徴が挙げられます。

一方、韓国以外のユーザーから見た場合には、自国の回線速度に耐えられない重いコンテンツが多く、文字数が多いため機械翻訳がしづらいといった、非常に使いにくい点も多いという点にも留意する必要があります。

※1:コンテンツ配信ネットワーク大手のアカマイが公表した2010年第2四半期のインターネット現況報告書による

注目すべき世界のWeb動向・トップ5

その他、2010年現在、世界的に注目されているWebのトレンドやキーワードを簡単に紹介しましょう。

第1は、「HTML5/CSS3」です。HTML5は、HTMLの5回目の大型改訂版です。2012年に正式勧告の予定で、ビデオやオーディオの再生、ドラッグ&ドロップなどの新APIが追加される予定です。一方CSS3は、Webページのレイアウトを定義する規格の最新版で、影付けや3Dなどの機能がデザインの幅を広げてくれます。

2つ目は、「デジタルネイティブ」というキーワードです。生まれた時からインターネットやPCが身近に存在した世代のことで、ソーシャルメディア、クラウド、ネット購入などを抵抗なく使いこなしています。

3つ目はSNSやマイクロブログ、ソーシャルゲーム、動画共有などを活用した「ソーシャルメディアマーケティング」で、急速に普及しつつあります。また、「Google Apps」や「Microsoft Office Web Apps」などの登場で、「クラウドコンピューティング」もにわかに身近なものになってきました。

最後は、「スマートフォンとiPadへの収斂」を挙げたいと思います。携帯電話+PC+デジタルカメラから、スマートフォンやiPadに収斂する傾向が強まっており、今後この流れはさらに加速すると見られています。

http://ascii.jp/elem/000/000/577/577475/

ASCII.jp x WebProfessional に掲載されました!「こんなに違う、海外の国別SEO/SEM事情]

海外向けのWebサイトを展開するときも、Webマーケティングの中心となるのはSEO(検索エンジン最適化)/SEM(検索エンジンマーケティング)です。ただし、検索エンジンのトレンドは国によって異なるので、ターゲットとする国によって検索エンジン対策を変える必要があります。

検索エンジンの世界シェア概況

大まかに言えば、欧米圏ではほとんどの国でGoogleが80~90%という圧倒的なシェアを有していますが、中国・韓国・ロシアなど新興国と呼ばれる国々では、自国発祥の検索エンジンが強い支持を受けています。

特筆すべきは、英語使用国ではいずれもGoogleのローカル版がGoogle.comのシェアを上回っている点です。

具体的には、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポールで現地ユーザー向けに設計されたGoogleのローカル版は、それぞれGoogle UK(76.5%)、Google Canada(72.7%)、Google Australia(72.6%)、Google New Zealand(76%)、Google Singapore(65.3%)と高いシェアを有しています。

SEO、SEM戦略における注意点

欧州、北米、南米では、Googleの寡占化が進んでいるのでGoogle向けのSEO/SEMを最優先とします。

特に、英語版Webサイトを制作する際は、どの国のユーザーに照準を絞るのかを決めて、その国のローカル版Googleに焦点を合わせたSEO、 SEM対策を実施する必要があります。加えて、HTMLやPHPファイルを保存するWebサーバーも、ターゲット国での検索ランキング上昇に有効なものを選択することが重要です。

また、特定ユーザー層にターゲットを合わせた海外SEO、SEM戦略については、当該国の言語事情や階層別ネット利用動向も考慮して実施しなくてはなりません。

たとえば、22の公用語があるインドではGoogle Indiaが現在9言語をサポートしていますが、ネットのさらなる普及に伴い、今後サポートされる言語はさらに増える可能性があります。その言語は何語なのか、言語話者はどんな志向を持っていて、どんなサービスに興味があるのか、といった視点を持つことが肝要です。

また、ブラジルのインターネット利用者は、所得・教育・所有物水準に応じて5つの階層に区分され、階層によってネットアクセスの頻度や環境が異なっています。このような市場では、階層ごとのネット利用傾向に対応した戦略が欠かせません。

世界的に見ても、富裕層から中間層へとユーザー層は拡大する傾向にあるので、どの階層がネットにアクセス可能なのか、情報を常にアップデートしましょう。

もちろん、中国やロシア、中東各国など、その他の多人口・複数民族の新興国への展開においても同様の視点が必要です。

http://ascii.jp/elem/000/000/577/577473/

経済見通しに楽観的な国/悲観的な国ランキング

World Independent Network of Market Research という団体が世界24か国で調査した経済見通しに対する調査結果を公開している(2009年12月)。約1年以上前のデータだが興味深い。

楽観的な順に主な国を挙げると・・・

豪州、UAE、ブラジル、カナダ、サウジアラビア、中国、インド、韓国 などが登場、

悲観的な順に挙げると・・・

ルーマニア、アイスランド、メキシコ、スペイン、フランス、日本、オランダ、アルゼンチン、イタリア、英国 などが並ぶ。

どちらでもなさそうなのが・・・

米国、スイス、ロシアなど。

国民性を割り引いて考える必要があるが、実体が悪いから悲観的なのか、悲観的だから実体が悪くなるのか・・・興味深い。

対象サイト:
http://www.winmr.com/newsdocs/The%20End%20of%20the%20Recession%20-%20Research%20World%20-%20dec%202009.pdf

 

個人主義国 VS 集団主義国 世界ランキング

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Culture’s Consequences: Comparing Values, Behaviors, Institutions, and Organizations

上記書籍(Hofstede著・2001)の統計に、世界のindividualism(個人主義)とcollectivism(集団主義)ランキングがあります。

individualism(個人主義)国 トップ8は・・・

1. 米国
2. 豪州
3. 英国
4. オランダ
5. カナダ
6. ニュージーランド
7. イタリア
8. ベルギー

collectivism(集団主義)国 トップ8は・・・

1. グアテマラ
2. エクアドル
3. パナマ
4. ベネズエラ
5. コロンビア
6. インドネシア
7. パキスタン
8. 中国

確かに、南米を中心に家族とのつながりを重視する国が並んでいます。

ちなみに、日本はおおよそ中間ぐらい。個人主義と集団主義がほどよくブレンドされているということでしょうか・・・?

マーケティング的に重要なキーワードは、

- 個人主義の国: プライバシー、自立、ユニークさ(独自性)、パーソナライズ

- 集団主義の国: コミュニティ、グループ、家族、シンボル、ロイヤルティ、帰属意識

となりそうです。

(2007.8調整分再掲)

オランダのEコマース動向

2009年3月の概算によりますと、ヨーロッパのトップ10か国中、インターネット普及率ではオランダは9位。

しかし、オランダのEコマース市場は急成長を示しています。オンラインによる購入品目で最も人気があるのは、音楽、書籍、映画、家電、旅行。

小売分野のEコマースで海外へ商品を出荷する場合、ほかの輸出同様に税金はかかりません。ただし、国内あるいは海外からのオンラインショッピングには付加価値税(VAT)がかかります。

ちなみに、インターネット普及率最下位はルーマニアでした。