鉄や自動車じゃない、情報こそ国家なり

昨年終了した文部科学省からの委託調査案件「ICT活用教育先進国の訪問調査」

随分と遅ればせながら、担当者の皆さん、お疲れ様でした ~(-o- )~

世界の教育界で先進的な情報活用能力の育成および教育を行っている国を選んで訪問調査を行いました。日本の児童生徒の情報活用教育を強化することにより、本人の「調査力」「情報収集力」が伸び、しいては日本にとっても競争力強化につながり、国が豊かになりますように。

対象國: シンガポール、フィンランド、米国(カリフォルニア州)
調査項目: 教育体系、情報活用能力、教科指導におけるICT活用、教員のICT活用指導力、教育用ICT環境、児童生徒への配慮 (計 267ページ)

で調査を行いました。

日本人が誇るべき特性は「好奇心」だと思います。海外の先進的な考え・事例・方法・スキルに関する情報を入手し、それを一生懸命読んで理解し咀嚼し活用してきたのが日本であり、日本人です。

日本が今日のようなめざましい成長を遂げたのは、先人から受け継いできた天性の好奇心とすぐれた情報収集能力のおかげです。その意味で、鉄や自動車ではなく「情報こそ国家なり」だと強く思います。

WIP-M-ICT_2013

世界の住みやすい都市ランキング(2011年)

現在、世界で最も住みやすい都市はどこでしょう? 2011年ランキングをメモしておく。

1位 バンクーバー (カナダ)
2位 メルボルン (豪州)
3位 ウィーン (オーストリア)
4位 トロント (カナダ)
5位 カルガリー (カナダ)
6位 ヘルシンキ (フィンランド)
7位 シドニー (豪州)
8位 バース (豪州)
9位 アデレード (豪州)
10位 オークランド (NZ)

(出典:The Economist, Economist Intelligence Unit)

あの”The Economist”「エコノミスト」誌の調査部門が評価したものだが、やたらカナダと豪州が多い!(笑)

かの調査部門の好みなのか・・・「住みやすさ」の評価は当然個人によって違うが、民族的にも違うかもしれない。

ちなみに、「治安」「医療」「教育」「文化と環境の良さ」「社会インフラ」等の項目が重視され、比較的人口密度の低い小都市に有利だと思われる。そういえば幸福度日本一もわが故郷・福井。確かに共通点あり(笑)


バンクーバー

世界の先進企業はどんなウェブ活用をしている?

世界にはウェブ戦略に対して積極的な取り組みを行う企業が増えています。

たとえば、下記のような企業は、ウェブサイトの多言語化をスムーズに実現している好例です。

Samsung: www.samsung.com (韓国)
Ikea: www.ikea.com (スウェーデン)
Nokia:  www.nokia.com (フィンランド)
Kodak:  www.kodak.com (米国)
Google:  www.google.com (米国)

特に、北欧や韓国など、自国市場は小さいのに、世界的発展を遂げている企業に注目しましょう。

日本は自国市場の規模が大きいので外国市場に目を向けなくても「食べていける」企業は多いのですが、自国市場のみでは食べていけず世界市場に目を向けて頑張っている国の企業からは、ウェブサイトの多言語化を進めるうえで有用なヒントを得ることができるでしょう。

ぜひ一度各サイトをご覧になってみてください。

ノキアはもともと木材パルプ工場

ノキアは1865年に木材パルプ工場として出発した。

1990年代に入って移動電話の未来についてシナリオを作成、世界中から大型電子会社を買収し大成功。全世界の携帯電話市場の約35%を占めるようになった。

事業転換のモデルとして

Nokia ノキア
http://www.nokia.com/