経済見通しに楽観的な国/悲観的な国ランキング

World Independent Network of Market Research という団体が世界24か国で調査した経済見通しに対する調査結果を公開している(2009年12月)。約1年以上前のデータだが興味深い。

楽観的な順に主な国を挙げると・・・

豪州、UAE、ブラジル、カナダ、サウジアラビア、中国、インド、韓国 などが登場、

悲観的な順に挙げると・・・

ルーマニア、アイスランド、メキシコ、スペイン、フランス、日本、オランダ、アルゼンチン、イタリア、英国 などが並ぶ。

どちらでもなさそうなのが・・・

米国、スイス、ロシアなど。

国民性を割り引いて考える必要があるが、実体が悪いから悲観的なのか、悲観的だから実体が悪くなるのか・・・興味深い。

対象サイト:
http://www.winmr.com/newsdocs/The%20End%20of%20the%20Recession%20-%20Research%20World%20-%20dec%202009.pdf

 

「60年間保証」に負けた日本

先日、UAE(アラブ首長国連邦)の原発プロジェクトを韓国が受注。技術で負けない日本がなぜ負けたのか?

決め手は「建設後、国として60年間運転を保証する」という韓国政府の一札だった。

ベトナムの原発プロジェクトでもロシアがほぼ受注内定らしい。

国営企業ならいざしらず、国が民間企業のプロジェクトを「保証」するということについて、公平性の観点と、変化が激しく会社の寿命が短くなっている昨今、半世紀以上の長期保証が果たして可能かどうか、ペイするのかどうかという点から、実に面白い事例で知恵の出しどころだと思う。

純粋なビジネス上の営業施策としても非常に示唆のあるニュースだ。