VR ヴォウレイ(亡霊)どもに破れたり

神田にある訪日外国人向けVR忍者道場を訪問。忍者になるべく、刀の振り方、手裏剣の投げ方を実際に訓練したが、その甲斐なく、バーチャル本番では次々に襲ってくる侍の亡霊どもにバッサバッサ斬られてしまった(笑)

説明してくれる忍者2名(日本人)のパフォーマンスが素晴らしく、笑えること請け合い。英語のオペレーションなので、英語の勉強にもなる。全体通しで約1.5hの愉快な時間。心からオススメしたい。

VR忍者道場
https://vr-ninja.jp/

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福井大附属中学校2年生が来社

修学旅行中の福井大学教育学部附属義務教育学校8年生(旧福井大附属中2年生)が来社。写真掲載について学校を通じて事前了解いただいたので皆さんとパチリ。

鋭い質問をたくさんもらう(汗)。自分が中学2年生だった頃こんなにしっかりしていなかったなぁと感心することしきり。拙い話を聴いていただき感謝感激!すばらしい中学生活を!

主な取材(質問)内容

・上京した理由
・起業した理由
・福井と東京の違い
・職業観や人生観
・AIの影響
・仕事上大切にしていること
・失敗から学んだこと
・何をこれから身につけるべきか
・英語は重要か

など

皆さんへのメッセージ

・私も失敗の連続でした。若いうちに大いに失敗してください。大人になればなるほど失敗しにくくなります。

・福井の人は福井を過小評価しがち。短所に着目するのではなく福井の長所・良さを発見し可能性を拡げてください。

・これからますます専門家と非専門家の垣根が低くなっていきます。専門家やニュースの情報をうのみにせず、広い視野で、自分で情報を収集し調べる力を身につけていってください。

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第四代東京府知事・由利公正

都知事選がまもなく始まるが、第四代東京府知事はわがふるさと越前藩士・由利公正。

彼は、廃墟となった大名屋敷に盗賊が住みつかないように三千人の警官を置いて治安回復に努め、東京を燃えない街にするために、銀座をレンガ街にし道幅を広げ歩道を作りガス燈を設置、現在の銀座の景観を作った。郷土の誇りだ。


幕末・維新人物伝 由利公正

都市圏としての世界最大の市場はどこでしょう?

「都市圏としての世界最大の市場はどこでしょう?」と先日セミナーで参加者の皆さんにお尋ねしたら、どなたもわかりませんでした。

海外におけるマーケティングの単位は「国」ではなく「都市」ですよ!、とクライアントさんや周りにしつこいぐらい言っていますが(笑)、世界の大都市圏人口を自分の備忘にメモしておきます。

さて、もう一度。 世界最大の都市圏としての市場は・・・・どこでしょうか?

  

正解は、東京圏です。

「都市」としてのかたまりをどう定義するかにも拠りますが、圧倒的に世界1位です。

関東圏で仕事をしている方、私も含めて、ビジネス的には世界で一番恵まれているところで仕事をしているという有難味をかみしめましょう。

さて、都市圏としての市場ランキング・トップ20は以下の通りです。
出典: http://www.demographia.com/db-worldua.pdf

1 東京圏 37.2百万人
2 ジャカルタ圏 (インドネシア) 26.7
3 ソウル圏 (韓国) 22.9
4 デリー圏 (インド) 22.8
5 上海圏 (中国) 21.8
6 マニラ圏 (フィリピン) 21.2
7 カラチ圏 (パキスタン) 20.9
8 ニューヨーク圏 (米国) 20.7
9 サンパウロ圏 (ブラジル) 20.6
10 メキシコシティ圏 (メキシコ) 20.0
11 北京圏 (中国) 18.2
12 広州圏 (中国) 17.7
13 ムンバイ圏 (インド) 17.3
14 大阪(-神戸-京都)圏 17.2
15 モスクワ圏 (ロシア) 15.8
16 カイロ圏 (エジプト) 15.1
17 ロサンゼルス圏 (米国) 15.1
18 コルカタ圏 (インド) 14.6
19 バンコク圏 (タイ) 14.5
20 ダッカ圏 (バングラデシュ) 14.4

今後ますます世界的に人口の都市への集中が起きます。 人あるところにビジネスあり。

上記リストをながめながら、所得と人口を想像してみてください。自ずと海外展開のイメージが湧きませんか。

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公共料金、日本はやはり高いのでしょうか?

今春に終了した消費者庁からの委託調査案件「公共料金の内外価格差等調査分析」

随分と遅ればせながら、担当者の皆さん、お疲れ様でした ~(-o- )~

日本の公共料金は国際的にみて高く設定されているものが多く、高コスト構造の要因にもなっています。内外価格の是正・縮小が進めば、日本の消費者はもちろん、日本企業にとっても競争力強化につながります。

対象都市:東京、ニューヨーク、ロンドン、パリ、ベルリン
対象料金:電気、都市ガス、上下水道、電話、航空運賃、鉄道運賃、地下鉄、バス、タクシー、高速道路

で調査分析を行いました。

世はデフレ是正の方向に動いていますが、公共料金については、これらの調査が近い将来に反映され、私たちが暮らしやすいものになることを切に願います。

消費者庁(公共料金の内外価格差)_201303

関東大震災が来たと思った

3/11の地震に遭遇したのは、会社の山﨑牧郎君と一緒に中野坂上へ商談をしに行く途中だった。地下鉄丸ノ内線新宿駅。ちょうど電車がホームに止まり、乗換えしようとしたところだった。

とうとう来たか、関東大震災(野郎)! 

相当揺れた。ふらついてじっと立っていられない。その時、直感的に地下は大丈夫。ただ、天井が落ちてきたらさすがにペチャンコだなと思った。

すぐに「ただいま関東地方に大きな地震が起きた模様です」という構内アナウンスが流れた。地下でもこれだけ揺れたのだから、地上に出たら大変なことになっているのでは・・・と地上に出てみると、小田急百貨店内で社内連絡放送が流れている一方で、喫茶店でお茶をしている人もいる。ビルは倒れている様子もない。バスも動いている、車も走っている。ただ、みんながみんな携帯を見て連絡を取ろうとしている光景だった。

手元のドコモもiPhoneも全然つながらない。すかさず公衆電話を見つけて、往訪予定先に電話しキャンセル。家族に電話するがつながらない。実家に電話して留守番電話に無事を伝える。会社に電話したら百瀬さんが出て、皆大丈夫だと。

次に、タクシーをつかまえようと思ったら、ことごとく実車で全く拾えない。オフィス方面へ歩き出すことにした。新宿東口ではたくさんの人が中央分離帯のところに集まっている。直感的に、ビル倒壊からわが身を救える術なのか・・・

ビルから何が落ちてくるかわからないので、歩道ではなく車道を歩く。タクシーは相変わらずつかまらない。丸井の前を過ぎたとき、ビル壁面のかけらがいくつも落ちている。危ない、危ない。どこも店を閉じ始めている。

四谷方面を目指してひたすら歩く。たくさんの人が歩いている。地下鉄がなかったら地上にはこんなに人がいるのだということを実感する。

災害ダイヤルの番号をどうしても思い出せない。語呂で覚えたはずなのに。3桁だったか4桁だったか・・・ふと道路の警官に災害ダイヤル番号を聞く。彼も思い出せない様子。ちょっと確認してきますと、装甲車みたいな車の運転手に確認してもらっている。戻ってきて「171」だと教えてくれる。

そうだった。「あいつがいない(171)」と覚えたんだ、ということを思い出した。山﨑君の携帯(ウィルコム)がつながるようなので借りて「171」にかけてみた。すると伝言を受け付けていない。どうも東京は被災地に指定されていないらしい。ダメだ。

そうこうしているうちに、麹町・平河町のオフィスに到着。東北出身のスタッフの人たちが実家と連絡がとれないという。心配だ。テレビでは各地の津波の状況が映し出されている。

帰れそうにないスタッフのために宿泊場所を確保しようと周辺のホテルに電話してもらったら、どこもかしこも予約で満室。電車が動き出すのを待つスタッフの人たちと一緒にオフィスで待機。帰れないスタッフのためにオフィスは一晩開けるつもりだったが、皆、自宅や友人宅を目指して帰っていく。最後の一人になった関口さんが有楽町線の再開を待って23時過ぎに帰宅の途についた。その後、私は自宅へ。

「3.11」 地震の金曜日がこうして終わった。

スカイツリーは東京衰退のシンボル

ニューズウィーク日本版(2010年12月20日(月))で、レジス・アルノーさんが「スカイツリーは東京衰退のシンボルだ」と述べている。
http://www.newsweekjapan.jp/column/tokyoeye/2010/12/post-267.php

私はここ数ヶ月間日本をにぎわせている「東京スカイツリー万歳」の大合唱に参加できない。完成すれば、東京スカイツリーは中国・広東州や台北のライバルをしのぎ、ドバイのブルジュ・ハリファに次いで世界で2番目に高い人工建造物となる。大したものだと言いたいところだが、「高い建物を建てること=進歩」という考え方は時代遅れだし、今となっては途上国の専売特許だ。私には、東京スカイツリーが日本の進歩どころか衰退のシンボルに思えてならない。

スカイツリーのような建造物は東京にはふさわしくないし、とりわけ下町には似合わない。歴史的に見て、東京はパリと同じように平らな都市だ。地震のリスクを考えてあまり高層ビルを建てられなかったおかげで、ほかのアジア地域には見られないようなこじんまりとした「村」の雰囲気を維持してきた。香港やシンガポールなどの都市に比べると、東京には超高層ビルが少ない。

日本人には日本の景観の良さがわからない。高さを競うのは発展途上国の発想か・・・ なるほど一理ある。耳が痛い。面白い。

ソフトでクールなはずの東京(日本)が、上海をはじめとする新興パワーに押され、つい同じ土俵で競争しようとしてしまった結果なのだろう。

町おこしを成功させるには、「よそ者・若者・馬鹿者」が必要だと言われる。アルノーさんを「よそ者」扱いするわけではないが、東京人でない視点から東京を考え、日本人でない視点から日本を考えることの重要さに気づかせてくれる。

個人レベルもそうだ。他人の視点で自分を見る。

会社もそうだ。新人の視点や社外の人の視点を取り入れる。

国もそうだ。外国人の視点を取り入れるために、「国外大臣」なるものを新設してもいいかもしれない。