人間は50から、そこから努力した人が伸びる
名司会者だった児玉清さんの好きな言葉で、元々は中川一政さん(画家)の言葉らしい。50歳になるとほとんどの人は先が見えて努力をやめてしまうから、努力すれば伸びるということ。肝に銘じたい。
仕事を道楽にせよ 経営に従事する者は、社にいると、家にいると、車の上にあるとを論ぜず、四六時中、経営のために憂き身をやつして、しかも余裕綽々たるためには、仕事を道楽化することが必要である (鹿島守之助翁)
仕事は遊びとは違う、と思っていると、退屈で苦痛の仕事になってしまう。人が生まれてきたのは「遊ぶ」ため。そう考えると、仕事を遊びのようにできる境地に至りたいもの。
ブルース・リーの言葉「水になれ、友よ」を改めて載せよう。香港の皆さん、もっともっと水のようになって、信じるところを貫いてください。
Empty your mind, be formless, shapeless – like water.
Now you put water into a cup, it becomes the cup, you put water into a bottle, it becomes the bottle, you put in a teapot, it becomes the teapot.
Now water can flow or it can crash.
Be water, my friend.
心を空にして、型にはめない、形にこだわらない
水のように
コップに入れれば、コップの形に
ボトルに入れれば、ボトルの形に
ティーポットに入れれば、ティーポットの形になる
水は状況に応じて変化することも激突することもできるんだ
水になれ、友よ
「人生は祭りだ!冷めて眺めているなんて・・・、自分のリズムで踊ってみよう! (中略) 私は不思議なくらい自分の年齢を感じたことがありません。人生は今からだ、まだまだ錆びてなんかいられません。もう一度自分のリズムを創って、かけがえの無い大切な私だけの祭りを楽しみたいと思うのです。なぜって?人生は祭りだからです。」
中島美貴子さん(株式会社ベルリーナの社長)の言葉です。確かに、人生って祭りみたいなものですよね。「読む化粧品」というコラムは考えさせられます。http://www.belleleena.co.jp/column/number/058.html
大阪での勉強会で大変お世話になった中島さんは、いつも明るくて、華やかなオーラと百万ドルの価値ある笑顔を下さいます(ホント!)。一見の価値あり!(笑)
「同じ阿呆なら踊らにゃ損々」 私も中島さんに見習って、たくさんの人を明るく元気に出来る、そんな愉快な祭りにしていきたいと思います。
株式会社ベルリーナ
http://www.belleleena.co.jp/
141年前の今日(4/16)、クラーク博士は見送ってくれた学生達を振り返りながら、声高く「Boys, be ambitious like this old man(諸君、大志を抱け、この老いぼれのように)」と叫んだらしい。映画「シェーン」の最終シーンみたいなかっこよさが目に浮かぶ(笑)
ご存知の通り、札幌農学校初代教頭となって植物学の教鞭をとった彼は、意外なことに、植物学者としては決して優秀ではなかったそうだ。しかし、「学問への興味を引き出す」ことがすばらしく上手だったと伝えられている。
私の小学生時代の恩師小森先生も同じように、学問の面白さを教えるのが上手だった。加えて、自分で考え自分の言葉で答えを言わないと鉄拳を飛ばすという非常に個性的な先生だった。私は小森先生のそういう考え方が好きで、非常に大きな影響を受けた。
私の机上にはクラーク博士の小さなミニ肖像が飾ってある(笑)。何歳になっても「大志を抱け」を胸に、また、二人の先生を見習って、自分の頭で考えること、好奇心・興味を引き出すのが上手な人間になれたらと思う。
今日4月4日はマーチンルーサーキング牧師の命日。彼はあの有名な演説で「I have a dream」と計8回、「I still have a dream.」を入れると計9回謳った。その部分のみ下記抜粋。
当時の米国のすさまじい人種差別は「アラバマ物語」など当時の映画を見るとよくわかるが、その中にあって、なんと勇気のある人物かと改めて思う。けだし名演説中の名演説。合掌。
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I say to you today, my friends, so even though we face the difficulties of today and tomorrow, I still have a dream. It is a dream deeply rooted in the American dream.
I have a dream that one day this nation will rise up and live out the true meaning of its creed: “We hold these truths to be self-evident: that all men are created equal.”
I have a dream that one day on the red hills of Georgia the sons of former slaves and the sons of former slave owners will be able to sit down together at the table of brotherhood.
I have a dream that one day even the state of Mississippi, a state sweltering with the heat of injustice, sweltering with the heat of oppression, will be transformed into an oasis of freedom and justice.
I have a dream that my four little children will one day live in a nation where they will not be judged by the color of their skin but by the content of their character.
I have a dream today.
I have a dream that one day, down in Alabama, with its vicious racists, with its governor having his lips dripping with the words of interposition and nullification; one day right there in Alabama, little black boys and black girls will be able to join hands with little white boys and white girls as sisters and brothers.
I have a dream today.
I have a dream that one day every valley shall be exalted, every hill and mountain shall be made low, the rough places will be made plain, and the crooked places will be made straight, and the glory of the Lord shall be revealed, and all flesh shall see it together.
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友よ、今日私は皆さんに言っておきたい。われわれは今日も明日も困難に直面するが、それでも私には夢がある。それは、アメリカの夢に深く根ざした夢である。
私には夢がある。それは、いつの日か、この国が立ち上がり、「すべての人間は平等に作られているということは、自明の真実であると考える」というこの国の信条を、真の意味で実現させるという夢である。
私には夢がある。それは、いつの日か、ジョージア州の赤土の丘で、かつての奴隷の息子たちとかつての奴隷所有者の息子たちが、兄弟として同じテーブルにつくという夢である。
私には夢がある。それは、いつの日か、不正と抑圧の炎熱で焼けつかんばかりのミシシッピ州でさえ、自由と正義のオアシスに変身するという夢である。
私には夢がある。それは、いつの日か、私の4人の幼い子どもたちが、肌の色によってではなく、人格そのものによって評価される国に住むという夢である。
今日、私には夢がある。
私には夢がある。それは、邪悪な人種差別主義者たちのいる、州権優位や連邦法実施拒否を主張する州知事のいるアラバマ州でさえも、いつの日か、そのアラバマでさえ、黒人の少年少女が白人の少年少女と兄弟姉妹として手をつなげるようになるという夢である。
今日、私には夢がある。
私には夢がある。それは、いつの日か、あらゆる谷が高められ、あらゆる丘と山は低められ、でこぼこした所は平らにならされ、曲がった道がまっすぐにされ、そして神の栄光が啓示され、生きとし生けるものがその栄光を共に見ることになるという夢である。
(American Center Japan 訳)
西洋画の歴史は、誤解を恐れずに一言でいうと、「写実的、キリストと人の裸の2本柱」と言っていい。禁欲と解放の戦いとも言っていいだろう。
しかし、その次元から離れた男がいた。絵の対象として、「人」ではなく「自然」を選んだ男。崇高な自然の風景にこそ美があると初めて風景画に本格参戦した男。
彼こそ、英国・ロンドンに生まれた床屋の息子、ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー(Joseph Mallord William Turner)だ。(自画像)
裸とキリストのオンパレードである西洋絵画に食傷気味だった私は、1989年、ロンドンで初めてターナーの絵を観て鳥肌が立った。
「これ、これだよ、美しいのは・・・」
荒々しい海、迫りくる嵐、生命力を感じさせる雲、虹が立つ山麓、座礁した船、地平線まで見渡せそうな丘、雪崩に襲われる小屋、こうした風景を観ていると、自然の「生命力」、そして偉大さと怖さと崇高さが観る者に迫ってくる・・・と同時に無常さも伝わってくる。
彼が東洋の水墨画を観たかどうかは知らない。しかし、西洋画と東洋画が融合するとこうなる、という絵画の新境地がここにある、と思った。
I know of no genius but the genius of hard work.
「天才なんてものは知らない。ハードワークの天才なら知っている。」という彼の言葉が残っている。
その証拠に、彼は膨大な数のスケッチや絵を遺した。
そんなターナーの絵が東京にやってきたので「再会」してきた(笑)。
初めて観た時の感動に比較すると、少し薄らいでしまったのは事実だが、やはり死ぬまでに一度は観るべき画家だと心底思う。
ターナー展
“2013年秋、英国最高の巨匠、待望の大回顧展”
http://www.turner2013-14.jp
2013年10月8日(火)~12月18日(水) 東京都美術館
2014年1月11日(土)~4月6日(日) 神戸市立博物館
因みに、夏目漱石「坊ちゃん」に登場する台詞がこちら。彼もロンドン留学中にターナーのこの絵を観たと思われる。
「あの松を見たまえ、幹が真直で、上が傘のように開いてターナーの画にありそうだね」と赤シャツが野だに云うと野だは「全くターナーですね。どうもあの曲り具合ったらありませんね。ターナーそっくりですよ」と心得顔である。
以上、私も「心得顔」に述べさせていただきました。
“Ask questions all your life. It is the best way to learn.”
「一生質問し続けること。学ぶにはそれが一番。」
私はこの言葉が大好きだ。ロサンゼルスオリンピックを組織委員長として成功させたピーター・ユベロス(Peter Ueberroth)氏の言葉だ。
彼は航空会社に就職した後、26歳で独立。旅行会社を起業して北米2位の旅行会社に育て上げる。その手腕が買われてロサンゼルスオリンピックの組織委員長に抜擢されたのが43歳の時。旅行会社の経営から手を引いて、オリンピックに専念した。
彼は、既存施設やボランティア活用によるコスト削減、放映権、1業種1社に限定したスポンサー契約、公式マスコットの商品化により、それまで「アマチュアスポーツの祭典」だったオリンピックを大きく変貌させた。
「商業主義」になったオリンピックに対する賛否はあるが、開催国・都市に過大な財政的負担がかかるために一都市しか立候補しなかったロサンゼルスオリンピックを転換点として、開催都市の人たちが経済面も含めて自主自立の精神で工夫をこらすようになったことは間違いないところ。
今後ますます世界中のたくさんの新興国の都市が立候補するようになればすばらしいと思う。
2020年に東京にオリンピックがやってくる。世界の関心が東京一点に集中する・・・その日が楽しみで待ちきれない。
あるレストランのシェフの話を読んだ。すばらしいと思った。
一人で厨房で仕事をしている間は、ずっと集中し続けなければなりません。一時も気を許すことができない作業が続きます。
でも、毎日それができるのは、はっきりとした理由があるからです。
それは、今作っている料理を召し上がっているお客様の笑顔が見えるんです。
そして、そのお客様が家に帰って、家族に今日の料理の自慢話をしてくださっている姿も見えます。
さらに、その話を聞いた家族が『私も連れてってほしい!』と言っている姿も目に浮かびます。
そして、その家族が友人に電話をして、一緒に私のレストランに来る約束をしている姿も見えます。
そして、友達をたくさん連れて、お店にみんなが笑顔でやってきてくださる姿が見えるのです。
すべて、ただの妄想かもしれませんけどね。でも、そう思うと、今やっていることから、手を抜くことができなくなるんですよ。
ところが、無意識で仕事をしている時は、そのイメージが消えてしまっています。そんな時は、仕事に集中し続けることはできません。
どのように一回塩を振るかで、お店の未来、地域の未来、自分の未来が変わる、という感覚が必要なんです。
すべての仕事に通じると思う。仕事に意味を与えているのは自分だと思う。つまらない仕事かどうかを決めているのは他の誰でもなく自分だと思う。
英国留学時代、戦中間期の日英外交史が論文テーマで、その際日本海軍について結構勉強したつもりでしたが、山本五十六のみならず、南雲忠一、山口多聞に関するイメージが大きく変わりました。
なお、「やってみせ 言って聞かせて させてみて ほめてやらねば 人は動かじ」という金言が登場するのかと思いきや登場せず。残念。
高齢化社会が到来し、経営者にはどんな心構えが必要かと問われ、曽野綾子さんが答えている。
主人(作家の三浦朱門氏)は、ここ10年ぐらい、公的機関で代表者を務める際には、就任と同時に辞表を書いています。私も同じようにしています。
私や息子、秘書が「主人が相当におかしくなって社会にご迷惑をおかけしている」と判断したら、日付を記入して提出すれば辞任できます。主人には、もし自分が倒れたら翌週には辞表出せと言われています。
代表者のお立場であれば、一つの目安として、70才を過ぎたら辞表を用意した方がいいと思います。そして異変を感じたらパッと提出して身を引く。
もちろん事業から資本まですべて自分一人で手がけていて誰にも迷惑をかけていないという個人商店であれば居座ってもいいかなとは思います。そうでない限りは周りを困らせるだけでしょうね。
(日経トップリーダー 2012.2号)
予め引くことを考えて任に就く。決して高齢になった時に限らないと思った。潔いとはまさにこういうことですね。自分用のメモとして・・・
明治時代、『ベルツの日記』で有名なお雇い外国人エルヴィン・フォン・ベルツ(Erwin von Bälz)に、花さんという奥さんがいました。美しくて評判でした。
ある時、ベルツが羽織の裏地に見事な図柄があることに感激、「もったいない、なぜ隠すのか」と問うたら、花さんが答えた。
宝というものは衆人に見せるものではありません。何もかもさらけ出してひけらかすほどみっともないことはありませんよ、と。
日本の美意識、ここにあり。
奥ゆかしさのない私には耳が痛い話ですが、昔、学生服の裏側に龍や虎の派手な刺繍があったりしたのは、立派な日本文化だったのです (微笑)
ハルカとの出会いがヨウスケの人生をガラリと変えるストーリー。
人の命ははかない。どんな人も必ず死ぬ。死後に残るものは、得たものではなく与えたものだということがよくわかる、万人に薦めたい本。
涙なしで読めません。読んで良かった。お気に入りの言葉を以下自分用にメモしておく。まず前半・・・
決して冷めない狂おしいほどの情熱を持って行動を繰り返せ
人間は未来のことを考えるときに、
うまくいったらこうなるということ以外に、うまくいかなかったらどうしよう、
それどころか、どうせうまくいくはずがないといったことも一緒に考えてから、
自分のやるべきことを決めてしまう。
大きな夢を抱けば抱くほど、そうだ。
そうしてうまくいく確率の方が低いと決めつけ、夢に向けて行動を続けることを、
宝くじと同等の非常に確率の低いものに投資する行為と見なしてしまう。
そして結局、夢へ向けての行動を取ろうとしない。しかし、それは間違っている。
もしすべてうまくいくとしたら、
絶対に欲しい物が手に入ると約束されているとしたら、
あなたは、何を目標とし、それに向けて何をしますか?
あなたは知っていますか?あなたにはそれが約束されていることを。すべてがうまくいくとしたら、絶対に欲しい物が手に入るとしたら、
と考えたときに出てくるものこそが、
あなたの本当にしたいことであり、必ず達成できるゴールだ。
むろん夢を抱くだけでは、どんなに強く思っていても達成などできない。
大切なのは行動だ。
もちろんとてつもなく大きな夢を三日で達成するのは難しいだろう。
大きな夢ならそれを達成するために必要な時間もまた多くなる。
しかし、手に入らないものではない。私たちの未来の夢は、絶対に手に入ると狂おしいほどに信じて
それに向けて情熱を絶やさず行動を繰り返す限り、
それがどんなに大きな夢であっても、
必ず達成されることが約束されている約束の地であり、
それを確率の低いものに変えてしまっているのは、
冷静な分析と称して行動することもなく
頭の中で繰り返される消極的な発想にほかならない。
その他後半、考えさせられた言葉、共感する言葉を・・
・欲しい物を手に入れるためにお金を払っているのではない。それに、携わった人に「ありがとう」を届けているのだ。
・お金を儲けるということは「ありがとう」を集めるということだ。
・今の自分の中には外に漏れるくらい明るい光が煌々と灯っているか
・職業というのは夢を実現するための一つの手段であることを忘れてはいけないし、それがだめだからといってすべてがだめということではない。
・飛行機に乗れないからといって目的地に行くこと自体を諦めるな!
・昨日までできなかったことを理由に自分は一生それができない人間だと決めつけてしまう。昨日までできなかったという事実が今日もできないっていう理由になんかならない。人間は日々成長して変わってるんだから。
人間が幸せに生きるために何が必要だと思う?
多くの人はお金だというかもしれないね。でもそうではないんだ。
大切なのはどんな状況であっても幸せに生きられる強さと賢さを持つことなんだよ。
お金があるから幸せに生きられるという生き方ではなく、
自分の人生に必要なものは、それがお金であれ、なんであれ、
自分で創り出すだけの強さと賢さを持った人間になること。
周囲の価値観に流されるのではなく、自分のやりたいことをやって生きていく強い人間に、そして、どんなときだって明るく前向きで、周囲の人に優しくしてあげられる、
優しく、強い人間になることが必要なんだよ。
よろしければぜひ一度読んでみてください。
今日は吉田松陰の命日。
「できるなら、どうか心をつくし、能力をつくし、また、これまで蓄えた力を全て発揮して、出し惜しむことのないようにしてください」
「心を尽くす」という言葉が刺さる。耳が痛い・・。周りの人や組織や社会を全力で思い、その思いを全力で受け止めているか・・「心を尽くす」のは簡単ではないが、毎日、心も力も全てを出し切って、死んだように眠りにつけたらどんなにすばらしいだろう。
他人の芸を見て、あいつは下手だなと思ったら、そいつは自分と同じくらい。 同じくらいだなと思ったら、かなり上。 うまいなあと感じたら、とてつもなく先へ行っている。 (古今亭志ん生)
誰もが他人のことは過小評価し、自分のことは過大評価しがち。注意、注意。