日本最大の多言語・多通貨・海外向けネットショップシステム
「マルチリンガルカート」
最新チラシが今日できました。旧バージョンに比べて少しスッキリ。
月額17,800円~にて 日本から 世界に売りませんか?
WIP×百度=【百度を使い倒して中国市場を攻める】
おそらく日本初!『百度使い倒し』セミナーを開催
ありそうでなかった・・・百度(バイドゥ)活用ノウハウセミナーを開催します
中国向けにサイトを構築し展開する上で避けて通れない検索エンジン百度(バイドゥ)。
バイドゥに広告を出しながらもGoogle Analyticsでアクセス解析を行なっている人、多いです。
実は、百度にはGoogle同様、無料で使えるツールが豊富にあります。実例を紹介しながら、中国インターネットマーケティングの手法、実際の運用方法のご紹介、さらに、現在の中国 ECの現状と今後の展望、百度を活用した中国市場開拓を成功させる秘訣に迫ります。
第1部 『中国におけるインターネット最新事情(仮)』
(WIPジャパン株式会社 シニアアドバイザー 赤井温弘)
現在中国(上海)と日本を往復しながら中国向けECサイトの運営や通販コンサルティングを中心に展開中。その視点から中国のインターネット最新事情について紹介します。
第2部 『最新の百度について』
(バイドゥ株式会社 国際事業室 マネージャー 高橋大介氏)
中国のインターネット広告市場や検索の特性等、中国リスティングトレンド等、百度の特徴についてご紹介します。
第3部 『Googleと百度の運用比較事例紹介』
(WIPジャパン株式会社 第2情報事業部 海外向けECマーケティングG 顧春紅)
弊社運営の自社通販サイトcocoen.comの事例に基づき百度の効果的な使い方をGoogle と比較しながら百度を活用するノウハウをご紹介します。
第4部 『弊社サービスの紹介および質疑応答』
(WIPジャパン株式会社 第2情報事業部 シニアコンサルタント 坂井岳志)
■ 日時: 2012年3月29日(木) 受付:13:00~ 開始:13:30 ~ 18:00
■ 会場: WIPジャパン株式会社 東京本社セミナールーム
東京都千代田区平河町 1-6-8 平河町貝坂ビル2階 TEL: 03-3230-8200
■ 定員: 20名 (希望者多数による会場変更の場合、後日お申込者にご連絡いたします)
■ 参加費用: 一般価格5,000円(税込)
お申し込みはFAXかメールで
FAX: 03-3230-8050 [3/23で〆切]
WIPジャパン株式会社 第2情報事業部
坂井(t-sakai@wipgroup.com)・何(j-he@wipgroup.com)
※上記@は半角に直して送信下さい
TEL 03-3230-8200 FAX 03-3230-8050
http://japan.wipgroup.com/
貴社名:
ご出席者名:
部署/役職:
E-mail:
TEL:
FAX:
を上記担当者までお送り下さいませ。
この度、中国の検索エンジンNo.1 百度(Baidu.com)の正規取扱代理店として、中国におけるクリック課金型広告の取り扱いを始めました。
中国市場に向け、攻めダルマになりましょう!
を読了。BCP(事業継続計画)やテレワークの観点でも色々と参考になる。クラウドがもたらす利便性はすばらしい。
ホテル・旅館さんに使って欲しい海外向け10カ国語安心安全メッセージを、旅行新聞が採り上げてくださいました!
外国人旅行者が激減して困っているところに少しでもお役に立てればうれしいです。\(^O^)/
以下、記事本文です。
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2千施設へ無料配布
10カ国語の安心メッセージ
WIPジャパン
海外の調査・マーケティングや多言語翻訳などグローバルビジネス支援を行っているWIPジャパンはこのほど、海外への配信やHP掲載に役立ててもらうよう、外国人向け多言語安全・安心メッセージを作成し、無料配布を行った。
5月31日に開かれた会見で上田社長は「弊社のクライアントにはホテルや旅館も多く、厳しい状況をたくさん聞いてきた。被災地への義援金だけでなく、何か得意分野で力になれないかと思い、メッセージの作成と無料配布を決めた」と語った。
メッセージ内容は、ホテル・旅館・観光地が原発からどの程度の距離にあるかと、震災による影響を受けずに現在も営業をしていることを訴えたもので、それぞれ、原発地域からの距離や時間あたりマイクロシーベルトの値などを記載してもらう。
言語は、日本語、英語、フランス語、ドイツ語、中国語(繁体字、簡体字)、韓国語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語の10カ国語を用意。6月1日から、北海道や西日本を中心に、全国約2千のホテル、旅館、観光協会に無料配布した。
メッセージはWIPジャパンのHPからも入手可能。
http://japan.wipgroup.com/about-us/wip-japan/pressreleases/110530_2/Message.pdf
日本ネット経済新聞が新創刊! おめでとうございます。
2011年6月23日(木)付け同新聞3面に小職の写真を掲載いただきました! 拙い発言をお採り上げくださりありがとうございます。
以下、記事本文となります。ご笑覧ください。
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海外に向けた情報発信が求められる
WIPジャパン 代表取締役 上田輝彦氏
近年、少子高齢化による人口減、国内市場の縮小というトレンド対して海外市場が注目されつつありましたが、今回の大震災により、さらに多くの日本企業が海外向け販売を検討し始めています。
弊社では『マルチリンガルカート』という海外向けECに特化した多言語多通貨ASPサービスを提供していますが、震災後、海外から感じるのは、日本を応援しようという空気感、そして原発事故に関連したコミュニケーションの要求です。
この機会を活用し、海外の企業・消費者に対して、製品やサービス情報はもちろん、不安要素についてもっと多くの情報発信を行うことが求められているのではないでしょうか。
その手段として弊社のITサービスが少しでも役立てるのであれば、これに優る喜びはありません。
◇
95年創業。日本企業の海外進出支援サービスなどを提供する。
通販新聞(2011.6.2号)に掲載されました!
WIPジャパンの海外向け多言語ネットショップASP「マルチリンガルカート」が、とうとうスマホに対応開始です(涙)
具体的にはiPhoneとAndroidに対応し、11言語の通販サイトテンプレートを提供。海外の購入者がスマホで通販サイトを観にきたら、自動的に最適化された画面に切り替わるんです。
すばらしくないですか!(自社自賛:笑)
ぜひあなたの商品も海外向けに売りまくってください。
少しでも日本の商品が海外に出やすくなりますように。
海外向け・多言語ネットショップが簡単にできる
「マルチリンガルカート」: http://www.multilingualcart.com/
現在、718サイトが稼働中!
◆概要
最近、日本でも急速に話題になってきたFacebook。日本の使用人口は(2月時点)約2.5百万人ですが、アメリカでは1億52百万人、インドネシア で35百万人、イギリスでは29百万人、インド22百万人、台湾1千万人、豪州9.8百万人、香港3.7百万人、シンガポール2.2百万人など海外では約 6億人が使用。突如出現した「大国」の様相を呈しています。
今回のセミナーでは、日本写真印刷(株)の岡部氏、(株)アンカーの松本氏をゲストにお招きし、岡部氏が運営に携わっているeらでぃっしゅ様のファンペー ジのほか、実際にFacebookを使用してオンラインマーケティングを行っている日本の最新事例、今後海外のFacebook上でどのようなマーケティ ング活動が可能なのか、それによる成果やこれからの課題点などをお話しいただきます。
皆様のご来場をお待ちしております。
名称 | 最新事例に学ぶ海外マーケティングフォーラム 第1回 ~ Facebook: 日本の事例から世界を狙う ~ |
日時 | 2011年3月18日(金)14:00~17:00 (受付13:40~) |
場所 | WIPジャパン株式会社 東京本社セミナールーム 東京都千代田区平河町 1-6-8 平河町貝坂ビル 問い合わせ電話番号:03-3230-8200 ![]() |
定員 | 20名 |
対象者 | ・現在海外向けECを運営されている経営者・経営幹部 ・海外向けECの運営にあたり確実な収益化を望まれる経営者・経営幹部 ・海外市場に興味のある経営者・経営幹部 ・海外市場に参入を検討されている顧客を持つマーケティング担当者 |
内容 | 13:40~ 受付開始![]() 14:00~14:45 『eらでぃっしゅに学ぶ Facebookマーケティング』 日本写真印刷株式会社 情報コミュニケーション事業本部 コミュニケーションデザイン本部 プランニング部 東京グループ長 チーフディレクター 岡部謙介氏参考:eらでぃっしゅファンページ http://www.facebook.com/eradish.jp 15:00~15:50 15:50~16:20 16:20~17:00 17:00 閉会 |
主催 | WIPジャパン株式会社 |
協力 | 日本写真印刷株式会社 株式会社アンカー |
参加費用 | 価格3,000円(税込) ※ご参加を取り消される場合は、参加の2営業日前17時までご連絡くださいますようお願いいたします。尚、それ以降のお取消しの場合、参加料の50%を、当日のご連絡と無断欠席は参加料の100%をキャンセル料として申し受けますのでご注意ください。 |
支払方法 |
お申し込み後に自動返信されるメールに記載されております
弊社指定の銀行口座へお振り込みください。 |
問い合せ ・申込 |
お申し込みはこちらから マルチリンガルカートユーザーの方はこちらから |
米Yahoo!サイトの開発に携わった方が書いた『ハイパフォーマンスWebサイト: 高速サイトを実現する14のルール』を読了。
今後、日本企業のウェブサイトの本格的な多言語グローバル化を迎え、必ずしもネット回線環境が良くない国や地域の読者に情報発信するサイトは少しでも軽く高速化する工夫をなされるべきだと思い読んでみた。
ハイパフォーマンスWebサイト ―高速サイトを実現する14のルール
実を言うと、テクニカルな部分は半分ぐらいしか理解できなかった(苦笑)のだが、概念は頭にインデックス化。
要は、ほとんどのウェブページにおいて、HTML文書をウェブサーバからブラウザへ取得してくるのに消費される時間は10~20%以下にすぎず、フロント側のコーディング等の工夫次第でユーザーの待ち時間を80~90%削減することができる。バックエンドのアプリケーション側で高速化対策を取ろうとする開発者が多いが、それでは10%程度しか高速化できない、ということ。
14のルールをメモしておく。
1.画像・スクリプト・スタイルシート・Flashなどコンポーネントに対するHTTPリクエストを減らす
2.CDN(Content Delivery Network:複数拠点に分散配置されたウェブサーバの集合体)を活用
3.Expiresヘッダを設定して保存キャッシュを活用する
4.コンポーネント(スクリプト・スタイルシート等)を圧縮(gzip)する
5.スタイルシートはページの先頭に置く
6.スクリプトはページの最後に置く
7.CSS expressionは使用を控える
8.JavaScriptとCSSファイルは外部ファイルにする(トップページだけはインライン化)
9.Keep-Aliveを使用してドメイン数を減らすことでDNSの問い合わせ回数を減らす
10.JavaScriptを縮小化する(コメント・空白・改行・タブなど削除)
11.リダイレクトをなるべく避ける(末尾のスラッシュ欠如に注意)
12.スクリプトを重複させないようしっかりと確認する
13.ETagは設定を変えるか除去する
14.Ajaxをキャッシュ可能にする
参考までに、YSlowというウェブページの性能分析ができるツール
http://developer.yahoo.com/yslow/
グローバル化に伴い、国内だけでなく海外を対象としたWebサイトを制作する機会も増えています。ここでは、グローバルに展開するWebサイトを企画・制作する場合に押さえておきたい海外事情について紹介します。
世界のブロードバンド回線事情
世界のブロードバンド回線速度は、全体的に年々速くなっています。2010年現在、世界の平均速度は1.8Mbpsで、韓国が1位で17Mbps、以下香港、日本、ルーマニアと続き、米国は16位で4.6Mbpsです※1。また、一般的には、ブロードバンドの普及率は大都市ほど高く、また個人より企業のほうが高いという傾向にあります。
今後もブロードバンド環境が向上していくことを考えると、ブロードバンド先進国である韓国の動向は注目しておくとよいでしょう。具体的に韓国市場を席巻してきたWebサイトを見ると、特に若者向けサイトではリッチコンテンツや大容量動画を多く含む、ページ全体がFlashベースで作成されている、ページ当たりのリンク数が極めて多い、フォントサイズが極めて小さい、などの特徴が挙げられます。
一方、韓国以外のユーザーから見た場合には、自国の回線速度に耐えられない重いコンテンツが多く、文字数が多いため機械翻訳がしづらいといった、非常に使いにくい点も多いという点にも留意する必要があります。
※1:コンテンツ配信ネットワーク大手のアカマイが公表した2010年第2四半期のインターネット現況報告書による
注目すべき世界のWeb動向・トップ5
その他、2010年現在、世界的に注目されているWebのトレンドやキーワードを簡単に紹介しましょう。
第1は、「HTML5/CSS3」です。HTML5は、HTMLの5回目の大型改訂版です。2012年に正式勧告の予定で、ビデオやオーディオの再生、ドラッグ&ドロップなどの新APIが追加される予定です。一方CSS3は、Webページのレイアウトを定義する規格の最新版で、影付けや3Dなどの機能がデザインの幅を広げてくれます。
2つ目は、「デジタルネイティブ」というキーワードです。生まれた時からインターネットやPCが身近に存在した世代のことで、ソーシャルメディア、クラウド、ネット購入などを抵抗なく使いこなしています。
3つ目はSNSやマイクロブログ、ソーシャルゲーム、動画共有などを活用した「ソーシャルメディアマーケティング」で、急速に普及しつつあります。また、「Google Apps」や「Microsoft Office Web Apps」などの登場で、「クラウドコンピューティング」もにわかに身近なものになってきました。
最後は、「スマートフォンとiPadへの収斂」を挙げたいと思います。携帯電話+PC+デジタルカメラから、スマートフォンやiPadに収斂する傾向が強まっており、今後この流れはさらに加速すると見られています。
海外向けのWebサイトを展開するときも、Webマーケティングの中心となるのはSEO(検索エンジン最適化)/SEM(検索エンジンマーケティング)です。ただし、検索エンジンのトレンドは国によって異なるので、ターゲットとする国によって検索エンジン対策を変える必要があります。
検索エンジンの世界シェア概況
大まかに言えば、欧米圏ではほとんどの国でGoogleが80~90%という圧倒的なシェアを有していますが、中国・韓国・ロシアなど新興国と呼ばれる国々では、自国発祥の検索エンジンが強い支持を受けています。
特筆すべきは、英語使用国ではいずれもGoogleのローカル版がGoogle.comのシェアを上回っている点です。
具体的には、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポールで現地ユーザー向けに設計されたGoogleのローカル版は、それぞれGoogle UK(76.5%)、Google Canada(72.7%)、Google Australia(72.6%)、Google New Zealand(76%)、Google Singapore(65.3%)と高いシェアを有しています。
SEO、SEM戦略における注意点
欧州、北米、南米では、Googleの寡占化が進んでいるのでGoogle向けのSEO/SEMを最優先とします。
特に、英語版Webサイトを制作する際は、どの国のユーザーに照準を絞るのかを決めて、その国のローカル版Googleに焦点を合わせたSEO、 SEM対策を実施する必要があります。加えて、HTMLやPHPファイルを保存するWebサーバーも、ターゲット国での検索ランキング上昇に有効なものを選択することが重要です。
また、特定ユーザー層にターゲットを合わせた海外SEO、SEM戦略については、当該国の言語事情や階層別ネット利用動向も考慮して実施しなくてはなりません。
たとえば、22の公用語があるインドではGoogle Indiaが現在9言語をサポートしていますが、ネットのさらなる普及に伴い、今後サポートされる言語はさらに増える可能性があります。その言語は何語なのか、言語話者はどんな志向を持っていて、どんなサービスに興味があるのか、といった視点を持つことが肝要です。
また、ブラジルのインターネット利用者は、所得・教育・所有物水準に応じて5つの階層に区分され、階層によってネットアクセスの頻度や環境が異なっています。このような市場では、階層ごとのネット利用傾向に対応した戦略が欠かせません。
世界的に見ても、富裕層から中間層へとユーザー層は拡大する傾向にあるので、どの階層がネットにアクセス可能なのか、情報を常にアップデートしましょう。
もちろん、中国やロシア、中東各国など、その他の多人口・複数民族の新興国への展開においても同様の視点が必要です。
海外進出企業が世界各国で展開する「グローバルWebサイト」の設計では、国や地域ごとに存在するサイトを全体としていかに管理するかという「Webガバナンス」の視点が求められます。
「各国の現地法人のWebサイト運営に対する状況把握やコントロールが効かない」「言葉の壁から企業ポリシーに反した表現がないか確認できない」といった問題を解決し、グループサイト全体の価値を高めるために留意したい点があります。
1. Webサイト運営の主導権をどこまで握るか?
複数地域向けのサイト運営にあたっては、日本サイドでどこまで各国サイトの運営を管理するのか、逆にどこから現地法人に任せるのかの判断が必要です。
日本サイドで管理する場合、ブランドアイデンティティを統一できるのがメリットです。一方、現地法人に任せる場合のメリットは、各国マーケティング事情に即した肌感覚で、デザイン決定やコンテンツ提供ができる点にあります。とりわけコンシューマー向け製品では、現地の感覚に合う訴求ができるかが大切なポイントです。
なお、現地主導でWebサイトが運営されている場合、企業ポリシーに即したコンテンツ提供をしているかなど、現地語による定期的なコンテンツ調査が必要となることもあります。
2. グローバル共通とローカル固有のコンテンツの切り分けをどうするか?
各国サイトに掲載される情報は、グローバルなコンテンツとローカルに特化したコンテンツに大別できます。
たとえば、環境活動へのポリシーといった理念的なメッセージは全世界共通で掲載できる一方、販売店情報などのローカルに特化したコンテンツはきめ細かな更新に対応する必要があります。そこで、日本サイドから提供できるコンテンツと、ローカルで更新していくべきコンテンツの切り分けが必要になります。
グローバルに提供可能なコンテンツは、日本サイドで翻訳テキストを準備して各国に配布すれば、翻訳コストの圧縮や各国間の情報の揺れを回避できます。
ブラウザーテスト
3. 各国Webサイト間の回遊性をいかにして高めるか?
グローバルにヒト・モノ・カネの流動が激しくなっている現在、Webサイト間でも必要に応じて行き来ができ、ユーザーが必要な情報を簡単に探せる工夫をするべきでしょう。共通のグローバルテンプレートのヘッダー部分などに、各国サイトのリストページへのリンクを設置することをはじめ、製品カテゴリ別のリンク誘導、製品名のアルファベット順のリンク誘導など、ユーザーの目的に応じたフローを用意して、グローバルサイト全体の回遊性を高めることが重要です。
海外向けWebサイト=グローバルWebサイトとは、米国規格のWebサイトにすることでも、地球に存在するすべての国に対応することでもありません。ビジネスの対象となる言語、文化に適切に対応したWebサイトこそを、グローバルWebサイトというべきです。
ここでは、海外現地の視点を踏まえながら、グローバルWebサイトを企画するために大切なポイントを5点挙げて解説します。
1. 日本人が日本人視点で制作するサイトになっていませんか?
ローバルな視点で制作するには、ターゲットとなる現地想定読者に対しての調査が必要です。具体的には、ラフデザイン段階でのA/Bテストによる趣向性の検証、現地ユーザーの情報収集や検索行動の把握、ネットインフラの状況の確認などが挙げられます。可能であれば、現地での調査が理想的です。
2. 中心となる言語基点サイトを定めていますか?
グローバルサイトのベースは日本語にするケースが多いと思いますが、将来3言語以上のWebサイトを展開する可能性がある場合は英語サイトを基点にするのもよいでしょう。翻訳者は日本語よりも英語と現地語に対応できる人が圧倒的に多いので、英語サイトを基点とすることで翻訳者の選択肢が広がり、料金も安くなります。
3. グローバル向けとローカル向けコンテンツを切り分けていますか?
言語の異なるWebサイトごとにコンテンツがばらばらでは、企業の放つメッセージに統一性が出ません。一方で、各言語サイトのコンテンツがすべて同じでは、ターゲット市場のニーズを捉えられないでしょう。市場に応じた訴求力の高いコンテンツを制作するには、現地の感覚や現地競合サイトの状況を調査し、内容に反映させる必要があります。
4. 翻訳のディレクションは確かですか?
翻訳の質で、Webサイトの価値には大きな差が出ます。翻訳者(会社)には、ターゲット読者/市場について正確に伝えることが大切です。また、英語と米語、スペインと南米のスペイン語のように、同じ言語でもターゲット市場に応じてスタイルを変えることも必要です。
5. 現地のWeb閲覧環境で問題ありませんか?
現地で利用されているOS、ブラウザーでレイアウトが崩れていないか、現地の回線速度でFlashコンテンツが表示されるかといった点を確認します。現地の環境で文字化けを起こしていたら元も子もありません。文字コードは世界の主要言語に対応しているUnicodeの指定を忘れないようにしましょう。
海外向けECサイトを始めるときに知っておきたいこと
海外向けECサイトとは、日本以外の国へ物品やサービスを販売する目的で構築される、商取引用Webサイトのことです。「海外向けEC」は経済産業省の定義では「越境電子商取引」とも呼ばれます。
一般的なECサイトが、販売するターゲットを日本国内在住の日本語話者と想定しているのに対して、海外向けECでは海外に在住している日本語及びその他の言語の話者を想定します。そこで、海外向けECサイトでは、対象国や地域の事情に配慮した企画が必要になります。
海外向けECサイトを企画するには
海外向けECサイトは、特に受注や顧客・物流管理の部分において、日本国内向けとはかなり仕様が異なります。そのため、日本語のECサイトの情報を単に他の言語で書き換えるだけではスムーズに機能しません。
クライアントに日本語の既存店舗(ECサイト)がある場合でも、現在の店舗をたたき台とするのではなく、新たに海外向け店舗を追加するイメージで企画を考えたほうがよいでしょう。
ただし、ゼロから海外向けECサイトを構築するのはかなりコスト高になります。ASPやモール、オープンソースなどで海外対応が可能なものも増えてきています。比較検討のうえ、目的に合ったソフト・サービスがあればそれらを利用して企画を考えるのがよいでしょう。
押さえておきたい企画のポイント
海外向けECサイトを企画する際、考慮するべきポイントは多岐にわたります。
まず、いかに商品を届けるかという「物流」の問題があります。商品によっては、海外配送が困難なものや、届け出や認可が必要な場合もあります。また、多くの国では日本ほど流通網が整備されていません。
次に、国際間の商取引では、商品代金とは別に現地関税などが発生します。関税や消費税など「税金」についても押さえておきましょう。複数通貨にまたがる取引の場合、「為替」の変動に備えることも必要です。店舗か顧客のどちらかが、為替変動リスクを負うことになります。また、日本の決済サービスの多くは多言語・多通貨に対応していないため、「決済」も重要なポイントです。
さらに、日本と同じ売り方ではなく、現地の事情に合った「マーケティング戦略」を考えることも必要です。もちろん、「言葉」の問題も重要で、商品情報や問い合わせ対応などで現地語対応体制・コストを考慮しなくてはなりません。「中国では問い合わせにチャットが好まれる」など、国によっても対応事情は変わります。
最後に、「現地法」に触れないかどうかも確認してください。ECや小売に関して、日本とは異なるルールが定められている国もあります。
「東京都・外国語メニュー作成支援WEBサイト」
http://menu-tokyo.jp/
飲食店用の外国語メニュー(英語・韓国語・中国語簡体字・中国語繁体字)を作るのを手伝ってくれます。
ドイツ語、フランス語も追加された模様。おススメです。
ちなみに、2011年2月16日(水・14:00~16:00)中央区立ハイテクセンターにて東京都主催の外国語メニュー作成研修会(無料)あり。参加者特典として、訪日外国人向け会員紹介ページと「ジャパンガイド」に掲載してくれるそうですよ。
世界にはウェブ戦略に対して積極的な取り組みを行う企業が増えています。
たとえば、下記のような企業は、ウェブサイトの多言語化をスムーズに実現している好例です。
Samsung: www.samsung.com (韓国)
Ikea: www.ikea.com (スウェーデン)
Nokia: www.nokia.com (フィンランド)
Kodak: www.kodak.com (米国)
Google: www.google.com (米国)
特に、北欧や韓国など、自国市場は小さいのに、世界的発展を遂げている企業に注目しましょう。
日本は自国市場の規模が大きいので外国市場に目を向けなくても「食べていける」企業は多いのですが、自国市場のみでは食べていけず世界市場に目を向けて頑張っている国の企業からは、ウェブサイトの多言語化を進めるうえで有用なヒントを得ることができるでしょう。
ぜひ一度各サイトをご覧になってみてください。