WWWの原点とは何だったでしょうか? 思い出してください…
それは…
「誰もが世界に発信できる!」という驚きでした。
企業、個人を問わず、誰もがコンピュータさえあれば、世界に対して発信できる、という画期的な革命でした。
小が大に勝てる、個人でも企業に勝てる、零細企業でも大企業に伍していける、地方企業でも世界に発信していける…これほどパワフルなツールは世界史上存在しませんでした。
そして、我先にと、個人も企業もこのパワフルなツール、ウェブサイトを作り、発信し始めました。まずは、日本語で…。
しかし…
今日、日本語圏以外の世界に対して徹底的に「情報発信」している日本企業はどれだけあるでしょうか?
「商品販売」している日本企業はどれだけあるでしょうか?
残念ながら、ごく一部の企業を除いて、日本語以外のウェブサイトの多くは放置状態となっています。
確かに、大企業を中心に、英語のウェブサイトは増えました。
が、あくまで英語サイトは日本語サイトの翻訳版としての位置づけ。日本人向けに作られたウェブサイトデザイン上に、英語テキストを掲載しているという状態です。
それも、何年か前に翻訳した英語テキストがそのまま更新されずに残っているという状態です。
つまり、英語サイトは世間体上「ないとみっともない」というレベルがほとんどで、数多くの企業の関心外に置かれています。
「ひょっとしたら海外の人が見るかもしれないから…」という理由で、会社概要のみ英語にしている企業も多いのではないでしょうか?
