理想的な顧客に会うための4つのステップとは

不特定多数の見えない客を追っかけてはいけない。価値観がピッタリ合う顧客とだけ取引せよ、という主張。わかっちゃいるが、時々忘れてしまう(笑)

顧客は追いかけるな!―48時間で顧客が集まるシンクロニシティの法則
顧客は追いかけるな!―48時間で顧客が集まるシンクロニシティの法則

理想的な顧客に会うための4つのステップとは・・・

1 完璧な顧客の特徴を明らかにする
 -今まで一番良かった顧客を頭の中でイメージして、特徴をリスト化しよう

2 完璧な顧客を動機付けるものを知る
 -頭の中でその人に質問しよう
 -人生で一番好きなことは? 世界で一番大切な人/ことは?
 -生きているうちに成し遂げたいことは? 

3 自分が期待されたいこと(何をどう提供したいか?)を明確にする

4 さらなる改善点を明らかにする
 -3のリストで100%でないことは何か?
 -いつまでにそれを改善するか?

ビジネスに同じものは何一つない。世の中に誰一人として同じ人間がいないのと同様、あなたしか提供できないサービスや商品がある。そして、それを求めている顧客が必ずいるということを信じることだ。

理想的な(=完璧な)顧客とは会った瞬間にわかる。

経営者と社員とお客様、3者間の「絆」こそ大事

小手先の集客テクニックより「絆」こそビジネスの基本か・・・耳が痛い。

客は集めるな!~お客様とのきずなを作る3つの関係~
客は集めるな!~お客様とのきずなを作る3つの関係~

「お客様と社員」「社員と経営者」「お客様と経営者」の3つの関係に「絆」を作る方法が紹介されている。メモとして・・

■ 経営者とお客様間のきずなを深めるには・・

・会員システムを作る
・手紙を送る
 (メルマガは読まれない、お客の立場で役に立つ情報を送る できれば手紙で)
・細部にこだわる
・環境に変化を与える
・プレゼントを贈る
 (バレンタインデーやホワイトデーに小さなチョコを)
・気持ちを掴むツール  
 (母の日にはお母さんに感謝しよう!とメッセージカードを。
 四葉のクローバーを。オリジナルビールを)
・新しいコミュニティ
 (お茶会、キャンプ、忘年会)
・ボランティア
 (地域活動に社員がボランティア参加、募金活動など)

■ 経営者と社員間のきずなを深めるには・・

・目的をしっかりと与える
・人生の目標に気付いてもらう
・人生の目標を語る
・社員の悩みを解決する
・社員に感謝する
・社員をねぎらう

■ お客さまと社員間のきずなを深めるには・・

・目的を差し上げる
・成長を確認してもらう
・お客様を守る
・お客様を叱る
・ねぎらいのことば
・離れてしまうお客様を分析する
・社員の力を高める

あと、外部の協力先も加えないといけない。

自分とは何かを探求したら・・・

ペルシャ文学史上最大の神秘詩人・ルーミー(Mawlānā Jalāl-ad-Dīn Muhammad al-Balkhī Rūmī)の詩。

私は、ほとんど狂気の淵に立って、
理由を求めてドアをたたき続けた。
あるとき、それが開いた。
私は、ドアの内側から、
たたき続けていたのである。

必死に自分とは何かを探求したら、あるときドアが開いた。そしたら自分自身がドアの内側にいた・・・という内容の詩。深い。いたく感じ入った次第。

2010年訪日外国人観光客数、過去最大

会社の片平敏誌さんから教えてもらった2010年の訪日外国人観光客数。2010年までに1000万人突破が政府目標だったと思うので、未達になるが、約860万人に着地。過去最大だったらしい。特に中国人観光客の伸びが著しい。台湾を抜いてしまった。

http://www.jnto.go.jp/jpn/downloads/110126_monthly.pdf

ビジットジャパンキャンペーンに多額の予算投下をしていたことも追い風になっていると思うが、今後、関空イン→成田アウトのゴールデンルート以外にも広がって、特に疲弊する地方にインバウンド観光業が寄与されんことをひたすら願う。

これからはおとなしいタイプの営業マンが有利になる

なぜなら、今の日本のお客様は、警戒心が強く、自分の意思で自分のペースで決めたいタイプが増えているから。

特に高額商品・大規模商品やサービスに携わっている人柄の良い方へ。これから勝負すべきはあなた自身の人間性。これは誰にも真似されることがない。

こんな売り方もあるのか?!
こんな売り方もあるのか?!

松岡在丸さんが提案している流れはこれ。

■ 予告ハガキ  顔写真+吹き出し(手書き)も

■ アプローチレター (★一番大事:信頼関係を築くことが目的)
・宛名は自筆で
・宛名の下に「何が入っているか」すぐわかるような一文を書く
・同封レターには必ず顔写真を
・連絡先をはっきりと明記 『連絡先はこちらへ』「メールはこちらへ」
1 自己紹介文  商品/サービスに対するあなたの思い入れを気持ちをこめて
2 あいさつ文  「最近○○な上田です」「体調管理には十分お気をつけて」
3 お役立ち情報  必ずシリーズ化にする
-次回予告「次回は○○をお送りします」を入れる
-本当は隠したいこと、他のお客さまの失敗例、他のお客様からのクレーム
-A4×2枚:必ず一つのテーマ(1枚目に問題点+イラスト、2枚目に解決策)

■ レスポンスレター
・アプローチレターを3回送ったところで
「今後もお送りしてよろしいでしょうか?」と架電する
・キャンペーン案内、商品説明/機能説明、見積無料、などを言わないこと
・「資料差し上げます」だけ
・お客様の日常の悩みを焦点にあてて

■ 商談

■ クロージングレター+あいさつ文(途中経過を知らせる)
・1 次回の商談で説明する内容の前フリ
・2 商談内容を補足した資料を送る
・3 お客様に宿題を出す
・4 お客様の不安を解消する
・5 お客様のテンションを上げる
→ 同じような立場の人が購入して満足している例を

■ 商談

■ クロージングレター+あいさつ文(途中経過を知らせる)

(繰り返し)

かめばかむほど味が出るタイプの営業マン向きの手法だ。これからは、人見知りでおとなしいタイプの営業マンが有利になる。

天性の才能がある営業マンはこんな面倒くさいことはしない。だからチャンス!

WEBサイトを高速化するには?

米Yahoo!サイトの開発に携わった方が書いた『ハイパフォーマンスWebサイト: 高速サイトを実現する14のルール』を読了。

今後、日本企業のウェブサイトの本格的な多言語グローバル化を迎え、必ずしもネット回線環境が良くない国や地域の読者に情報発信するサイトは少しでも軽く高速化する工夫をなされるべきだと思い読んでみた。

ハイパフォーマンスWebサイト ―高速サイトを実現する14のルール
ハイパフォーマンスWebサイト ―高速サイトを実現する14のルール

実を言うと、テクニカルな部分は半分ぐらいしか理解できなかった(苦笑)のだが、概念は頭にインデックス化。

要は、ほとんどのウェブページにおいて、HTML文書をウェブサーバからブラウザへ取得してくるのに消費される時間は10~20%以下にすぎず、フロント側のコーディング等の工夫次第でユーザーの待ち時間を80~90%削減することができる。バックエンドのアプリケーション側で高速化対策を取ろうとする開発者が多いが、それでは10%程度しか高速化できない、ということ。

14のルールをメモしておく。

1.画像・スクリプト・スタイルシート・Flashなどコンポーネントに対するHTTPリクエストを減らす
2.CDN(Content Delivery Network:複数拠点に分散配置されたウェブサーバの集合体)を活用
3.Expiresヘッダを設定して保存キャッシュを活用する
4.コンポーネント(スクリプト・スタイルシート等)を圧縮(gzip)する
5.スタイルシートはページの先頭に置く
6.スクリプトはページの最後に置く
7.CSS expressionは使用を控える
8.JavaScriptとCSSファイルは外部ファイルにする(トップページだけはインライン化)
9.Keep-Aliveを使用してドメイン数を減らすことでDNSの問い合わせ回数を減らす
10.JavaScriptを縮小化する(コメント・空白・改行・タブなど削除)
11.リダイレクトをなるべく避ける(末尾のスラッシュ欠如に注意)
12.スクリプトを重複させないようしっかりと確認する
13.ETagは設定を変えるか除去する
14.Ajaxをキャッシュ可能にする

参考までに、YSlowというウェブページの性能分析ができるツール
http://developer.yahoo.com/yslow/

組織を作る時、考える順番

戦略を機能させるための組織作りには考える順番がある。

1. 社会・マーケット・取引先の状況を考える
2. 会社や組織の使命を考える
3. ゴール・目標を考える
4. 実行計画・戦略を考える + 必要なリソースを考える
5. モノ・サービス・情報を生産したり提供したりするシステムを考える
6. 組織の機構や構造を考える
7. 職場と職場の関係性を考える
8. 職場内の関係性(コミュニケーション・リーダーシップ)を考える

CCIの平尾貴治さんから教わりました。メモとして。

今日、大塩平八郎の乱が勃発、中東革命も思いは同じ

1837年の今日2月19日(西暦では3月25日)、大塩平八郎がやむにやまれず反乱を決起した。

飢饉で民衆がろくに飯が食えない世の中で、米を買い占める豪商、江戸の新将軍へのお祝いに大量の米を送る政府、窮状に対する無策・無関心、そして豪商と結託した役人汚職に対する怒りが頂点に達した日だ。

古今東西、民衆が蜂起する理由も同じ。昨今の中東革命も同じ。

大塩平八郎の墓所は大阪オフィスのすぐ近く。改めて、正義を重んじ弱い者を助けようとする彼の義侠心に頭が下がる。

 

チームビルディング 6つのステップ

本当のチームビルディングには6つのステップがある、とCCIの平尾貴治さん(組織開発コンサルティング)に教えていただいた。

1. 我々は何でここにいるのか?という問い
2. 権威への反応 (反発 または 順応)
3. 派閥に分かれる (反発組 と 順応組)
4. マグマが噴き出すように 感情表出 (させる)
5.  相互にやりあう (相互フィードバック)
(結局は、ここにいたいのか、いたくないのか、やりたいか、やりたくないのか)
6.  課題達成力が出現する

普通は3で終わる。終わらせてしまう。まあまあでなあなあになる。

3→4へブリッジすると、一気に衝突するが、最後には課題が達成される。

つまり、解決・課題達成の前には、衝突のプロセスが必ず現れることを知ること。

そういえば確かに、WBCで日本が優勝したとき、イチローさんは一生懸命3→4をブリッジしていた。

ASCII.jp x WebProfessional に掲載されました!「ディレクターが押さえたい世界のWebのトレンド」

グローバル化に伴い、国内だけでなく海外を対象としたWebサイトを制作する機会も増えています。ここでは、グローバルに展開するWebサイトを企画・制作する場合に押さえておきたい海外事情について紹介します。

世界のブロードバンド回線事情

世界のブロードバンド回線速度は、全体的に年々速くなっています。2010年現在、世界の平均速度は1.8Mbpsで、韓国が1位で17Mbps、以下香港、日本、ルーマニアと続き、米国は16位で4.6Mbpsです※1。また、一般的には、ブロードバンドの普及率は大都市ほど高く、また個人より企業のほうが高いという傾向にあります。

今後もブロードバンド環境が向上していくことを考えると、ブロードバンド先進国である韓国の動向は注目しておくとよいでしょう。具体的に韓国市場を席巻してきたWebサイトを見ると、特に若者向けサイトではリッチコンテンツや大容量動画を多く含む、ページ全体がFlashベースで作成されている、ページ当たりのリンク数が極めて多い、フォントサイズが極めて小さい、などの特徴が挙げられます。

一方、韓国以外のユーザーから見た場合には、自国の回線速度に耐えられない重いコンテンツが多く、文字数が多いため機械翻訳がしづらいといった、非常に使いにくい点も多いという点にも留意する必要があります。

※1:コンテンツ配信ネットワーク大手のアカマイが公表した2010年第2四半期のインターネット現況報告書による

注目すべき世界のWeb動向・トップ5

その他、2010年現在、世界的に注目されているWebのトレンドやキーワードを簡単に紹介しましょう。

第1は、「HTML5/CSS3」です。HTML5は、HTMLの5回目の大型改訂版です。2012年に正式勧告の予定で、ビデオやオーディオの再生、ドラッグ&ドロップなどの新APIが追加される予定です。一方CSS3は、Webページのレイアウトを定義する規格の最新版で、影付けや3Dなどの機能がデザインの幅を広げてくれます。

2つ目は、「デジタルネイティブ」というキーワードです。生まれた時からインターネットやPCが身近に存在した世代のことで、ソーシャルメディア、クラウド、ネット購入などを抵抗なく使いこなしています。

3つ目はSNSやマイクロブログ、ソーシャルゲーム、動画共有などを活用した「ソーシャルメディアマーケティング」で、急速に普及しつつあります。また、「Google Apps」や「Microsoft Office Web Apps」などの登場で、「クラウドコンピューティング」もにわかに身近なものになってきました。

最後は、「スマートフォンとiPadへの収斂」を挙げたいと思います。携帯電話+PC+デジタルカメラから、スマートフォンやiPadに収斂する傾向が強まっており、今後この流れはさらに加速すると見られています。

http://ascii.jp/elem/000/000/577/577475/

企業はこの2つだけやっていればいい

企業の機能は2つ、顧客創造イノベーションだけ。

これをやっていない部門はコストセンター。極小化するか、アウトソーシングすべし。

逆に、この2つをやっていれば、全てベネフィットセンター。

これこそ、ドラッカーさんの主張の肝。

 

ASCII.jp x WebProfessional に掲載されました!「こんなに違う、海外の国別SEO/SEM事情]

海外向けのWebサイトを展開するときも、Webマーケティングの中心となるのはSEO(検索エンジン最適化)/SEM(検索エンジンマーケティング)です。ただし、検索エンジンのトレンドは国によって異なるので、ターゲットとする国によって検索エンジン対策を変える必要があります。

検索エンジンの世界シェア概況

大まかに言えば、欧米圏ではほとんどの国でGoogleが80~90%という圧倒的なシェアを有していますが、中国・韓国・ロシアなど新興国と呼ばれる国々では、自国発祥の検索エンジンが強い支持を受けています。

特筆すべきは、英語使用国ではいずれもGoogleのローカル版がGoogle.comのシェアを上回っている点です。

具体的には、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポールで現地ユーザー向けに設計されたGoogleのローカル版は、それぞれGoogle UK(76.5%)、Google Canada(72.7%)、Google Australia(72.6%)、Google New Zealand(76%)、Google Singapore(65.3%)と高いシェアを有しています。

SEO、SEM戦略における注意点

欧州、北米、南米では、Googleの寡占化が進んでいるのでGoogle向けのSEO/SEMを最優先とします。

特に、英語版Webサイトを制作する際は、どの国のユーザーに照準を絞るのかを決めて、その国のローカル版Googleに焦点を合わせたSEO、 SEM対策を実施する必要があります。加えて、HTMLやPHPファイルを保存するWebサーバーも、ターゲット国での検索ランキング上昇に有効なものを選択することが重要です。

また、特定ユーザー層にターゲットを合わせた海外SEO、SEM戦略については、当該国の言語事情や階層別ネット利用動向も考慮して実施しなくてはなりません。

たとえば、22の公用語があるインドではGoogle Indiaが現在9言語をサポートしていますが、ネットのさらなる普及に伴い、今後サポートされる言語はさらに増える可能性があります。その言語は何語なのか、言語話者はどんな志向を持っていて、どんなサービスに興味があるのか、といった視点を持つことが肝要です。

また、ブラジルのインターネット利用者は、所得・教育・所有物水準に応じて5つの階層に区分され、階層によってネットアクセスの頻度や環境が異なっています。このような市場では、階層ごとのネット利用傾向に対応した戦略が欠かせません。

世界的に見ても、富裕層から中間層へとユーザー層は拡大する傾向にあるので、どの階層がネットにアクセス可能なのか、情報を常にアップデートしましょう。

もちろん、中国やロシア、中東各国など、その他の多人口・複数民族の新興国への展開においても同様の視点が必要です。

http://ascii.jp/elem/000/000/577/577473/

経済見通しに楽観的な国/悲観的な国ランキング

World Independent Network of Market Research という団体が世界24か国で調査した経済見通しに対する調査結果を公開している(2009年12月)。約1年以上前のデータだが興味深い。

楽観的な順に主な国を挙げると・・・

豪州、UAE、ブラジル、カナダ、サウジアラビア、中国、インド、韓国 などが登場、

悲観的な順に挙げると・・・

ルーマニア、アイスランド、メキシコ、スペイン、フランス、日本、オランダ、アルゼンチン、イタリア、英国 などが並ぶ。

どちらでもなさそうなのが・・・

米国、スイス、ロシアなど。

国民性を割り引いて考える必要があるが、実体が悪いから悲観的なのか、悲観的だから実体が悪くなるのか・・・興味深い。

対象サイト:
http://www.winmr.com/newsdocs/The%20End%20of%20the%20Recession%20-%20Research%20World%20-%20dec%202009.pdf

 

携帯電話が銀行口座代わり

日本では考えにくいのですが、インドなどの国では沢山の人が銀行口座を持っておらず、携帯電話が銀行口座の代わりになっています。

モバイルバンキングの金融機関と契約を交わした各地域の薬局や雑貨店に携帯電話をもっていくと、ATMのように入出金できるようになっています。

出稼ぎの人が携帯持参で実家へ送金、実家の人も携帯持参でお受け取り。

ASCII.jp x WebProfessional に掲載されました!「グローバルサイトの設計で気をつけたい3つの視点」

海外進出企業が世界各国で展開する「グローバルWebサイト」の設計では、国や地域ごとに存在するサイトを全体としていかに管理するかという「Webガバナンス」の視点が求められます。

「各国の現地法人のWebサイト運営に対する状況把握やコントロールが効かない」「言葉の壁から企業ポリシーに反した表現がないか確認できない」といった問題を解決し、グループサイト全体の価値を高めるために留意したい点があります。

1. Webサイト運営の主導権をどこまで握るか?

複数地域向けのサイト運営にあたっては、日本サイドでどこまで各国サイトの運営を管理するのか、逆にどこから現地法人に任せるのかの判断が必要です。

日本サイドで管理する場合、ブランドアイデンティティを統一できるのがメリットです。一方、現地法人に任せる場合のメリットは、各国マーケティング事情に即した肌感覚で、デザイン決定やコンテンツ提供ができる点にあります。とりわけコンシューマー向け製品では、現地の感覚に合う訴求ができるかが大切なポイントです。

なお、現地主導でWebサイトが運営されている場合、企業ポリシーに即したコンテンツ提供をしているかなど、現地語による定期的なコンテンツ調査が必要となることもあります。

2. グローバル共通とローカル固有のコンテンツの切り分けをどうするか?

各国サイトに掲載される情報は、グローバルなコンテンツとローカルに特化したコンテンツに大別できます。

たとえば、環境活動へのポリシーといった理念的なメッセージは全世界共通で掲載できる一方、販売店情報などのローカルに特化したコンテンツはきめ細かな更新に対応する必要があります。そこで、日本サイドから提供できるコンテンツと、ローカルで更新していくべきコンテンツの切り分けが必要になります。

グローバルに提供可能なコンテンツは、日本サイドで翻訳テキストを準備して各国に配布すれば、翻訳コストの圧縮や各国間の情報の揺れを回避できます。
ブラウザーテスト

3. 各国Webサイト間の回遊性をいかにして高めるか?

グローバルにヒト・モノ・カネの流動が激しくなっている現在、Webサイト間でも必要に応じて行き来ができ、ユーザーが必要な情報を簡単に探せる工夫をするべきでしょう。共通のグローバルテンプレートのヘッダー部分などに、各国サイトのリストページへのリンクを設置することをはじめ、製品カテゴリ別のリンク誘導、製品名のアルファベット順のリンク誘導など、ユーザーの目的に応じたフローを用意して、グローバルサイト全体の回遊性を高めることが重要です。

http://ascii.jp/elem/000/000/577/577471/

ASCII.jp x WebProfessional に掲載されました!「海外向けWebサイトを企画する5つのポイント」

海外向けWebサイト=グローバルWebサイトとは、米国規格のWebサイトにすることでも、地球に存在するすべての国に対応することでもありません。ビジネスの対象となる言語、文化に適切に対応したWebサイトこそを、グローバルWebサイトというべきです。

ここでは、海外現地の視点を踏まえながら、グローバルWebサイトを企画するために大切なポイントを5点挙げて解説します。

1. 日本人が日本人視点で制作するサイトになっていませんか?

ローバルな視点で制作するには、ターゲットとなる現地想定読者に対しての調査が必要です。具体的には、ラフデザイン段階でのA/Bテストによる趣向性の検証、現地ユーザーの情報収集や検索行動の把握、ネットインフラの状況の確認などが挙げられます。可能であれば、現地での調査が理想的です。

2. 中心となる言語基点サイトを定めていますか?

グローバルサイトのベースは日本語にするケースが多いと思いますが、将来3言語以上のWebサイトを展開する可能性がある場合は英語サイトを基点にするのもよいでしょう。翻訳者は日本語よりも英語と現地語に対応できる人が圧倒的に多いので、英語サイトを基点とすることで翻訳者の選択肢が広がり、料金も安くなります。

3. グローバル向けとローカル向けコンテンツを切り分けていますか?

言語の異なるWebサイトごとにコンテンツがばらばらでは、企業の放つメッセージに統一性が出ません。一方で、各言語サイトのコンテンツがすべて同じでは、ターゲット市場のニーズを捉えられないでしょう。市場に応じた訴求力の高いコンテンツを制作するには、現地の感覚や現地競合サイトの状況を調査し、内容に反映させる必要があります。

4. 翻訳のディレクションは確かですか?

翻訳の質で、Webサイトの価値には大きな差が出ます。翻訳者(会社)には、ターゲット読者/市場について正確に伝えることが大切です。また、英語と米語、スペインと南米のスペイン語のように、同じ言語でもターゲット市場に応じてスタイルを変えることも必要です。

5. 現地のWeb閲覧環境で問題ありませんか?

現地で利用されているOS、ブラウザーでレイアウトが崩れていないか、現地の回線速度でFlashコンテンツが表示されるかといった点を確認します。現地の環境で文字化けを起こしていたら元も子もありません。文字コードは世界の主要言語に対応しているUnicodeの指定を忘れないようにしましょう。


http://ascii.jp/elem/000/000/577/577467/

ASCII.jp x WebProfessional に記事掲載されました!「海外向けECサイトを始めるには」

海外向けECサイトを始めるときに知っておきたいこと

海外向けECサイトとは、日本以外の国へ物品やサービスを販売する目的で構築される、商取引用Webサイトのことです。「海外向けEC」は経済産業省の定義では「越境電子商取引」とも呼ばれます。

一般的なECサイトが、販売するターゲットを日本国内在住の日本語話者と想定しているのに対して、海外向けECでは海外に在住している日本語及びその他の言語の話者を想定します。そこで、海外向けECサイトでは、対象国や地域の事情に配慮した企画が必要になります。

海外向けECサイトを企画するには

海外向けECサイトは、特に受注や顧客・物流管理の部分において、日本国内向けとはかなり仕様が異なります。そのため、日本語のECサイトの情報を単に他の言語で書き換えるだけではスムーズに機能しません。

クライアントに日本語の既存店舗(ECサイト)がある場合でも、現在の店舗をたたき台とするのではなく、新たに海外向け店舗を追加するイメージで企画を考えたほうがよいでしょう。

ただし、ゼロから海外向けECサイトを構築するのはかなりコスト高になります。ASPやモール、オープンソースなどで海外対応が可能なものも増えてきています。比較検討のうえ、目的に合ったソフト・サービスがあればそれらを利用して企画を考えるのがよいでしょう。

押さえておきたい企画のポイント

海外向けECサイトを企画する際、考慮するべきポイントは多岐にわたります。

まず、いかに商品を届けるかという「物流」の問題があります。商品によっては、海外配送が困難なものや、届け出や認可が必要な場合もあります。また、多くの国では日本ほど流通網が整備されていません。

次に、国際間の商取引では、商品代金とは別に現地関税などが発生します。関税や消費税など「税金」についても押さえておきましょう。複数通貨にまたがる取引の場合、「為替」の変動に備えることも必要です。店舗か顧客のどちらかが、為替変動リスクを負うことになります。また、日本の決済サービスの多くは多言語・多通貨に対応していないため、「決済」も重要なポイントです。

さらに、日本と同じ売り方ではなく、現地の事情に合った「マーケティング戦略」を考えることも必要です。もちろん、「言葉」の問題も重要で、商品情報や問い合わせ対応などで現地語対応体制・コストを考慮しなくてはなりません。「中国では問い合わせにチャットが好まれる」など、国によっても対応事情は変わります。

最後に、「現地法」に触れないかどうかも確認してください。ECや小売に関して、日本とは異なるルールが定められている国もあります。

http://ascii.jp/elem/000/000/577/577469/

「人はなぜ生きなければいけないのか」「自分とは何か」

老師と少年 (新潮文庫)
老師と少年 (新潮文庫)

先日、平さんにお勧めいただいて読了。

著者の南直哉さんは長野のご出身で、永平寺で修行され、現在福井で住職をされています。私の郷里は福井・永平寺に近いところなので、不思議なご縁を感じました。

以前、色んなことに揺れ動く自分にドスンと安定した不動の心を築けないものかと、永平寺の参禅研修に一人で参加したことがあります。

その時学んだのは、座禅だけが禅ではなく、日常の全ての行為の中で自分の心の動きをしっかりと見つめること。腹が立った時、嫉妬心が生じた時、相手に不満を感じた時、あっ今動いた、なんでそう思ったんだろう・・と振り返る自分が登場したことでした。

そして、肉体的な欲と精神的な欲(=思考)を分けたほうが良さそうだということ、「常識」というものからもっと自由になりたいと思ったことでした。

この本、色々と考えさせられます。「人はなぜ生きなければいけないのか」「自分とは何か」を真剣に問いかける少年に対して、老師はいかに答えるでしょうか?

常に「答え」を求めている自分がいることに気づかされます。理由・答えのない世界にいるんだと改めて教えられます。

「大切なのは答えではなく、答えがなくてもやっていけること」

何度も読みかえしたい本です。

★★★★★

世界14億人の皆さん、新年あけましておめでとうございます!


中国および世界の華僑、総計14億人の皆さん、新年あけましておめでとうございます!

お祝いしている人の数は14億人というのは改めてすごい。 w(゚o゚)w 世界人口の約2割が今日お祝いをしているということだ。

14億人の内訳は、中国13億4,500万人+台湾2,300万人+世界の華僑人口約3,000万人。

ちなみに、華僑については、幅岸智美さんによると、総人口は2,800万人、うち90%の2,500万人はアジアに居住。

・インドネシア (650万人)
・タイ (610万人)
・マレーシア(520万人)
・シンガポール(209万人)
・フィリピン(120万人)
・ベトナム(100万人) 等

華僑の祖籍は、広東(1,500万人、54%)、福建(700万人、25%)、海南(170万人、6%)の3つで85%を占めるが、アジア地域以外では広東籍が多く、そのため言葉もいわゆる4大方言といわれる 南語、広州語、潮州語、客家語が大半を占め、先の3つを話す人々が各々500万人以上、客家語は300万人いるらしい。

参考: http://taweb.aichi-u.ac.jp/leesemi/ronsyu1/habagishi.htm

 

日経MJに掲載されました!

世界6億人が使用するフェイスブック(Facebook)であなたの商品を販売できるようになりました!

2011年2月より、アンカーと提携して、WIPジャパンが提供する海外向け・多言語ネットショップASP「マルチリンガルカート」において、Facebookファンページ構築ASPとシステムを連携します。これにより、マルチリンガルカートに登録された多言語の商品情報をFacebookに簡単に掲載、海外向けネットショップの開設・運営と同時に海外からの集客を支援します。

従来、海外向けネットショップ運営において、海外の顧客へ自社の商品情報をいかに伝えるかは大きな課題でした。現在、Facebookは70言語以上に対応、会員数は全世界で6億人近くに達する巨大なソーシャルネットワーキングサービスで、「ファンページ」において無償で企業の商品情報などを掲載できます。一般的に、ネットショップでは数百~数千点の商品を取扱い、日々在庫やサービスが変動します。このため、ネットショップ事業者がFacebookを効果的に活用するには、半自動的に連携する仕組みが不可欠でした。

今回の連携により、マルチリンガルカートに登録した商品情報をFacebookのファンページとして美しく見やすい形で半自動的に掲載し、ネットショップへ誘導できます。さらにFacebook内で効果的な販売促進を行うための様々な機能を備えています。

提供価格はマルチリンガルカート「シルバープラン」に導入する場合、カート費用込みで月額37,600円(税別)です。

WIPジャパンは、今後も中立的なASPならではの柔軟なサービス連携により、日本企業がより海外向け取引をしやすい環境づくりを推進していきます。


多言語多通貨海外向けネット通販ツール
マルチリンガルカート
http://www.multilingualcart.com/

以下、掲載記事本文です。

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日経MJ 2011.02.02(水) 7面

WIPジャパンは、インターネット通販の販促に交流サイト(SNS)最大手の米フェイスブックを活用するサービスを始める。同社の海外向けネット通販サイト構築サービスで機能を追加する。通販サイトの商品情報を自動的にフェイスブックに転載、世界で5億人以上が利用するSNSを利用して海外向けネット通販の集客につなげる。

4日からサービスを始める。利用する企業は海外向けの通販サイトを構築すると同時に、フェイスブックを使って海外の消費者に製品を紹介できるようになる。利用料金は月額3万7600円。別料金で商品情報を英語や中国語などに翻訳することもできる。