“Ask questions all your life. It is the best way to learn.”
「一生質問し続けること。学ぶにはそれが一番。」
私はこの言葉が大好きだ。ロサンゼルスオリンピックを組織委員長として成功させたピーター・ユベロス(Peter Ueberroth)氏の言葉だ。
彼は航空会社に就職した後、26歳で独立。旅行会社を起業して北米2位の旅行会社に育て上げる。その手腕が買われてロサンゼルスオリンピックの組織委員長に抜擢されたのが43歳の時。旅行会社の経営から手を引いて、オリンピックに専念した。
彼は、既存施設やボランティア活用によるコスト削減、放映権、1業種1社に限定したスポンサー契約、公式マスコットの商品化により、それまで「アマチュアスポーツの祭典」だったオリンピックを大きく変貌させた。
「商業主義」になったオリンピックに対する賛否はあるが、開催国・都市に過大な財政的負担がかかるために一都市しか立候補しなかったロサンゼルスオリンピックを転換点として、開催都市の人たちが経済面も含めて自主自立の精神で工夫をこらすようになったことは間違いないところ。
今後ますます世界中のたくさんの新興国の都市が立候補するようになればすばらしいと思う。
2020年に東京にオリンピックがやってくる。世界の関心が東京一点に集中する・・・その日が楽しみで待ちきれない。