大晦日になると、蘇州・寒山寺を思い出します。寒山寺は、唐時代の有名な詩人・張継の「楓橋夜泊」(後述)に出てくる人気のお寺。
毎年年末には多くの日本人が除夜の鐘ツアーに訪れることで有名。寒山寺の除夜の鐘の音を聞くと10歳若返るご利益があるらしい・・・。
今年(来年)もたくさんの日本人が訪れて、「若返り」することを願ってやみません。 南無ー
「楓橋夜泊」
月落ち 烏啼いて 霜天に満つ
江楓漁火秋眠に対す
姑蘇城外の寒山寺
夜半の鐘声 客船に到る
意味:月はもう西に沈み、烏の鳴く声が聞こえ、空には霜のおりる気配が満ちあふれて、寒さがきびしい。川岸の楓や漁り火あかりが、点点と寝そびれた目にうつる。なかなか寝つかれずにいると、姑蘇の町はずれの寒山寺からであろうか、夜半を告げる鐘の音がこの船まで聞こえてくる。