紀尾井町ホールで、オペラ「トスカ Tosca」第2幕より「歌に生き、愛に生き」を聴いた。以前から何度も聴いていたが、歌詞の意味を知ってびっくりした w(゚o゚)w
恥ずかしながら、曲名と曲調から想像するに、激しい恋の歌だなという印象ぐらい。歌詞の意味は知らなかった。
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私は歌に生き 愛に生き
他人を害することなく
困った人がいれば
そっと手を差し伸べてきました
常に誠の信仰をもって
私の祈りは聖なる祭壇へ昇り
常に誠の信仰をもって
祭壇へ花を捧げてきました
なのにこの苦難の中
なぜ 何故に 主よ
何故このような報いをお与えになるのですか?
聖母様の衣に宝石を捧げ
星々と空に歌を捧げ
いっそう美しく輝いた星々
なのにこの苦難の中
なぜ 何故に 主よ
何故このような報いをお与えになるのですか?
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信仰深く生きてきたのに、神よ、この酷い仕打ちは何だ!という絶望の叫びだったのか・・・
逮捕された恋人を解放してやるからと、警視総監から関係を求められた主人公トスカが、神に叫ぶシーンだったのだ・・・
迫害にあった殉教者の台詞のよう。
できれば、オペラは母国語で聴きたい(笑)
「トスカ」
マリア・カラスのすばらしい熱唱
https://www.youtube.com/watch?v=EKXMjvmTCH4