なぜ日本の羽織の裏に美しい柄が潜んでいるのか?

「花・ベルツ」への旅
「花・ベルツ」への旅

明治時代、『ベルツの日記』で有名なお雇い外国人エルヴィン・フォン・ベルツ(Erwin von Bälz)に、花さんという奥さんがいました。美しくて評判でした。

ある時、ベルツが羽織の裏地に見事な図柄があることに感激、「もったいない、なぜ隠すのか」と問うたら、花さんが答えた。

宝というものは衆人に見せるものではありません。何もかもさらけ出してひけらかすほどみっともないことはありませんよ、と。

日本の美意識、ここにあり。

奥ゆかしさのない私には耳が痛い話ですが、昔、学生服の裏側に龍や虎の派手な刺繍があったりしたのは、立派な日本文化だったのです (微笑)

ベルツの日記〈上〉 (岩波文庫)
ベルツの日記〈上〉 (岩波文庫)

世界の住みやすい都市ランキング(2011年)

現在、世界で最も住みやすい都市はどこでしょう? 2011年ランキングをメモしておく。

1位 バンクーバー (カナダ)
2位 メルボルン (豪州)
3位 ウィーン (オーストリア)
4位 トロント (カナダ)
5位 カルガリー (カナダ)
6位 ヘルシンキ (フィンランド)
7位 シドニー (豪州)
8位 バース (豪州)
9位 アデレード (豪州)
10位 オークランド (NZ)

(出典:The Economist, Economist Intelligence Unit)

あの”The Economist”「エコノミスト」誌の調査部門が評価したものだが、やたらカナダと豪州が多い!(笑)

かの調査部門の好みなのか・・・「住みやすさ」の評価は当然個人によって違うが、民族的にも違うかもしれない。

ちなみに、「治安」「医療」「教育」「文化と環境の良さ」「社会インフラ」等の項目が重視され、比較的人口密度の低い小都市に有利だと思われる。そういえば幸福度日本一もわが故郷・福井。確かに共通点あり(笑)


バンクーバー

時報が逝ったことに気づいてますか?

あれ? いつの間にか、時々観ていたあれがない。

時報がなくなった理由は、地上デジタル放送はアナログに比べて約1.7秒遅いからだそうで、テレビによっては3~4秒遅れるためらしい。

放送局、中継局等で送信データの圧縮と解凍を繰り返しており、その処理速度によって目の前のテレビに写る時間にズレがあるらしい。

そうなると、年末のカウントダウンなど、テレビを観ながらやると、日本各地で数秒のズレがあるということか・・・

テレビのニュースを観て為替のトレードなどやっていては数秒の差が命運を分けるかもしれない・・・

いずれにせよ、NHKのあのアナログ時報、もう過去のものとなってしまった。そう思うと、何だか懐かしくなってきたなぁ(寂笑)

「攻め」の一年、グローバル需要を取り込む


枝野経済産業大臣の2012年コメントに賛同。

活力ある経済を築くためには、成長著しい新興国を始めとする世界中の需要を取り込み、海外の富を国内に循環させることも重要です。日本が規格製品の大量生産で他国と価格を競える時代は終わりました。日本にしかできない、日本で創るからこそ魅力がある製品やサービスで海外市場を開拓していかねばなりません。その意味で「クールジャパン」の推進をより多くの分野で展開したいと考えています。また、日本が強みを盛るインフラ・システムや環境技術・製品の海外展開を促進します。

そもそも政府に頼っていてはいけない。私たちも自分達でできる限りのことをやる!

以上。 \(^O^)/

トスカーナ州中小企業連合会と提携しました

このたび、WIPジャパンは伊・トスカーナ州中小企業連合会と提携しました。

イタリアから日本・中国市場へ進出したい企業にマーケティング支援を提供していきます。ワインやアパレルなど、楽しみにしていてください。


http://www.unimpresatoscana.org/news/news.asp?idn=205

「鬼は内、福は外」というリーダーシップ

もうすぐ節分。昔、季節の変わり目に鬼が出て邪気を出すと信じられ、悪霊払いの儀式として豆まきが始まったらしい。

そういえば、季節の変わり目は風邪を引いたりする。そういう私も風邪を引いた。きっと鬼の仕業だろう(笑)

ところで、京都府福知山市の大原神社では「鬼は内、福は外」というらしい。鬼は神社が引き受けるから、福は氏子の家に行け、という意味らしい。すばらしい。

リーダーはかくありたいものです。


葛飾北斎 「節分の鬼」

現地生産を成功させる方法

米国で現地生産を指揮した元トヨタ自動車副社長・荒木隆司さんが貴重なアドバイスを述べている。(2011.11.24朝日新聞夕刊)

成功の理由は人の管理方法でしょう。米国の自動車工場はワーカーをコストとしか見ていなかった。制服がなくTシャツ姿で、食堂がないから機械の横に座って弁当を広げる。

そこで制服を作り、食堂を建てて管理職も一緒に食べた。エアコンも入れた。米国人管理職も「これがいいと思ってたんだ」と言う。誇りを持った従業員が、制服のままスーパーで買い物していました。「俺はトヨタの社員なんだぞ」って。

米国人に一番衝撃的だったのは生産ラインを止める権限が与えられたことでしょう。米国は「止めるな。規定時間に規定の台数を生産しろ。悪ければ検査ではねる」。日本は「自分の判断で止めていい。みんなで対策を考えよう」。懸命に考え品質が改善されます。

現地生産は「日本車が高品質なのは日本部品で日本人が作るから。アンフェアだ」というビッグ3の声を封じ、トヨタ生産方式が世界中で通用すると証明しました。トヨタの本当のグローバル化の始まりでした。

日本のやり方にもユニバーサルに通じる部分がある。「日本のやり方+現地の意見」でどこまで現地にローカライズするか、加えて、どこまで現地の人たちに「俺たちの会社」という意識になってもらうか、が大切であることに改めて気付かせてくれる。

こうした先人の工夫と努力があって、カンター元米通商代表の次のような言葉につながるのだろう。

「GMが潰れても誰もトヨタやホンダを恨まない。日本メーカーは米国の会社になったからね」

飛行機に乗れないからといって目的地に行くこと自体を諦めるな

君と会えたから・・・
君と会えたから・・・

ハルカとの出会いがヨウスケの人生をガラリと変えるストーリー。

人の命ははかない。どんな人も必ず死ぬ。死後に残るものは、得たものではなく与えたものだということがよくわかる、万人に薦めたい本。

涙なしで読めません。読んで良かった。お気に入りの言葉を以下自分用にメモしておく。まず前半・・・

決して冷めない狂おしいほどの情熱を持って行動を繰り返せ

人間は未来のことを考えるときに、
うまくいったらこうなるということ以外に、うまくいかなかったらどうしよう、
それどころか、どうせうまくいくはずがないといったことも一緒に考えてから、
自分のやるべきことを決めてしまう。
大きな夢を抱けば抱くほど、そうだ。
そうしてうまくいく確率の方が低いと決めつけ、夢に向けて行動を続けることを、
宝くじと同等の非常に確率の低いものに投資する行為と見なしてしまう。
そして結局、夢へ向けての行動を取ろうとしない。

しかし、それは間違っている。
もしすべてうまくいくとしたら、
絶対に欲しい物が手に入ると約束されているとしたら、
あなたは、何を目標とし、それに向けて何をしますか?
あなたは知っていますか?あなたにはそれが約束されていることを。

すべてがうまくいくとしたら、絶対に欲しい物が手に入るとしたら、
と考えたときに出てくるものこそが、
あなたの本当にしたいことであり、必ず達成できるゴールだ。
むろん夢を抱くだけでは、どんなに強く思っていても達成などできない。
大切なのは行動だ。
もちろんとてつもなく大きな夢を三日で達成するのは難しいだろう。
大きな夢ならそれを達成するために必要な時間もまた多くなる。
しかし、手に入らないものではない。

私たちの未来の夢は、絶対に手に入ると狂おしいほどに信じて
それに向けて情熱を絶やさず行動を繰り返す限り、
それがどんなに大きな夢であっても、
必ず達成されることが約束されている約束の地であり、
それを確率の低いものに変えてしまっているのは、
冷静な分析と称して行動することもなく
頭の中で繰り返される消極的な発想にほかならない。

その他後半、考えさせられた言葉、共感する言葉を・・

・欲しい物を手に入れるためにお金を払っているのではない。それに、携わった人に「ありがとう」を届けているのだ。

・お金を儲けるということは「ありがとう」を集めるということだ。

・今の自分の中には外に漏れるくらい明るい光が煌々と灯っているか

・職業というのは夢を実現するための一つの手段であることを忘れてはいけないし、それがだめだからといってすべてがだめということではない。

・飛行機に乗れないからといって目的地に行くこと自体を諦めるな!

・昨日までできなかったことを理由に自分は一生それができない人間だと決めつけてしまう。昨日までできなかったという事実が今日もできないっていう理由になんかならない。人間は日々成長して変わってるんだから。

人間が幸せに生きるために何が必要だと思う?
多くの人はお金だというかもしれないね。でもそうではないんだ。
大切なのはどんな状況であっても幸せに生きられる強さと賢さを持つことなんだよ。
お金があるから幸せに生きられるという生き方ではなく、
自分の人生に必要なものは、それがお金であれ、なんであれ、
自分で創り出すだけの強さと賢さを持った人間になること。
周囲の価値観に流されるのではなく、自分のやりたいことをやって生きていく強い人間に、そして、どんなときだって明るく前向きで、周囲の人に優しくしてあげられる、
優しく、強い人間になることが必要なんだよ。

よろしければぜひ一度読んでみてください。