日本語書籍を翻訳して海外にライセンスアウトするなら

日本語の書籍を翻訳して海外にライセンスアウトしたいなら、映像産業振興機構の補助金活用を検討してはいかがでしょう。すばらしい日本文化の輸出支援です。

ご参考までに、以下概要を掲載しておきます。
 
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「VIPO(映像産業振興機構)からのお知らせ」

令和4年度日本書籍翻訳・普及事業海外における日本書籍の出版・流通に向けた翻訳助成事業のご案内

募集期間:2022年7月1日~7月22日

VIPO(ヴィーポ)は、文化庁「令和4年度日本書籍翻訳・普及事業」の一環として、日本の書籍の海外へのライセンスアウトに向けた営業や交渉の際に必要となる企画書の翻訳・作成とサンプルの翻訳(冒頭1章分等の部分翻訳)に係る費用を助成する事業の公募を本日7月1日(金)より開始いたします。

助成金の概要

【助成の目的 】多様で豊かな日本の活字文化を海外に発信し普及させるため、日本の書籍を海外にライセンスアウトする際の営業や交渉において必要となる企画書の翻訳・作成とサンプルの翻訳に係る費用の助成を通して、日本の出版社の海外展開を支援いたします。

【助成の対象】日本の書籍を海外にライセンスアウトする際の営業や交渉に必要となる以下の費用に対して、助成します。
(1)企画書の(英語)翻訳・作成に係る費用
(2)サンプルの(英語)翻訳に係る費用

【助成金の額】
(1)企画書の翻訳・作成:1作品あたり10万円(税別)を上限
(2)サンプルの翻訳:1作品あたり50万円(税別)を上限

【採択予定件数】
(1)企画書の翻訳・作成:100作品程度
(2)サンプルの翻訳:20作品程度
 ※有識者による審査委員会により採否を決定いたします。

【公募スケジュール】
〈期 間〉2022年7月1日(金)13:00~7月22日(金)23:59
・交付決定通知:2022年8月上旬を予定
・翻訳完了日:採択後、以下の期限までに翻訳等を完了する必要があります。
(1)企画書の翻訳・作成:2022年9月30日(金)
(2)サンプルの翻訳:2022年11月30日(水)

▼文化庁 令和4年度 日本書籍翻訳・普及事業
https://www.vipo.or.jp/project/jlpp/honyaku/

外国語に翻訳された日本語著作物:言語数トップ3

メモ:日本語で書かれた著作物で翻訳された言語数 トップ3

1. ノルウェイの森(村上春樹):36言語
2. 窓ぎわのトットちゃん(黒柳徹子):35言語
3. 源氏物語(紫式部):30言語

日本は外国語→日本語で翻訳大国だが、日本語→外国語はまだまだ少ない。もっともっと世界に翻訳されるべきものが眠っている。

ちなみに、聖書関連以外で世界No.1は・・・
星の王子様(サン=テグジュペリ):216言語

「星の王子様」を超えるもの、日本に一杯あります!

芸能事務所での翻訳スタッフ(日→英) 急募

English native translator wanted!
Valuable job opportunity at an entertainment office near Gaienmae (Shibuya-ku Tokyo).
Messages from entertainers to their fans need to be translated.

芸能事務所での翻訳スタッフ(日→英)急募しています!
英語ネイティブをご存知の方がいたらご紹介をお願いします
  ↓
http://japan.wipgroup.com/news/joboffer/185.html

三蔵法師の翻訳チームはどのようなものだったか?

「三蔵法師」として有名な玄奘(602~664)は、唐の時代、16年かけてシルクロードを往復、天竺(現在のインド)から経典を持ち帰って、膨大な翻訳を行いました。

『大唐大慈恩寺三蔵法師伝』によれば、帰国から19年間、寝る間を惜しんで、持ち帰った経典657部中、74部1,338巻の翻訳をしたと言われています。

では、それだけの翻訳量を玄奘一人で行ったのでしょうか?いえ、玄奘を中心とした大勢の翻訳スタッフがいたのです。その時の翻訳チームは以下のようなものでした。

全国から集めた人材を5班に分け、

1: 筆受(ひつじゅ) 約20~40名(推定)
  漢語の意味を確認しながら下訳していく役

2: 証義(しょうぎ) 12名
  筆受の翻訳に誤訳がないかを確認する役

3: 字学(じがく) 1名
  固有名詞などの原語に適当な漢字を当てて音写文字を決める役

4: 証梵語梵文(しょうぼんごぼんぶん) 1名
  翻訳された文章が原文と一致しているかをチェックする役

5: 綴文(ていぶん) 9名
  語句や文章を格調高く仕上げる役

の順で翻訳を進めました。現代の翻訳チームにも応用ができそうです。

因みに、『般若心経』も玄奘が翻訳したと言われており、彼の霊骨は現さいたま市(旧岩槻市)の慈恩寺、奈良市の薬師寺「玄奘三蔵院」に一部分骨されている。一度訪れてみたい!

 玄奘

『ソーシャル翻訳コニャック』で有名なエニドアと業務提携

以下、本日のリリースです。翻訳ソリューションで画期的な試みを行っているエニドアさんと業務提携しました!

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WIPジャパン株式会社は2010年3月19日、ユーザー参加型のオンライン翻訳サービス『ソーシャル翻訳コニャック』を運営する株式会社エニドアと業務提携を行いました。株式会社エニドアにとってWIPジャパンは初めての業務提携パートナーとなります。

WIPジャパン株式会社
http://japan.wipgroup.com/

株式会社エニドア
http://www.any-door.com/

このたびの業務提携により、国際化が加速するプライベート、ビジネスシーンにおける重要インフラである「翻訳サービス」を利用するユーザーに、選択肢の幅を広げる機会をご提供できると考えています。

視野に入れる協力体制:
・WIPジャパンの翻訳業界15年の実績・ノウハウと、エニドアの技術力の共有により、「ビギナー翻訳者が経験を積みながら、プロ翻訳者を目指すことができるステップアップフロー」構築の模索
・資本提携

背景:
・翻訳実績を積むためには(プロ)翻訳者として採用されなければならないが、翻訳実績がなければ(プロ)翻訳者として採用されないという業界事情は、翻訳者を目指す人にとって、大きなハードルとなっている。また、2008年秋以降の不況が翻訳市場に与えたマイナスの影響がこのハードルを更に高いものにしている。
・翻訳市場は、中長期的には需要が順調に拡大するマーケットであり、良質の翻訳者の供給が滞ることは、翻訳業界が経済成長の足を引っ張るという事態を招く恐れがある。

目的:
・初心者、中級者、上級者、プロなどあらゆるレベルの翻訳者を輩出する仕組みの構築
・カジュアル、中級レベル、上級レベル、プロレベルといった幅広いレベルの翻訳ニーズに応える体制の構築

「WIPジャパンでは翻訳メモリーなど業務効率を向上するテクノロジーを積極的に導入してまいりましたが、人手を介する旧来型の翻訳サービス形態であったことに変わりはありません。そしてこれら高品質な翻訳サービスに対する需要が、今後も有望な成長市場であることに疑いの余地はないと思っています。しかしながら、これら旧来の翻訳サービスは、低ロット、低予算というカジュアルな翻訳ニーズに対し、高いハードルを設定していたことも事実です。そしてこれは同時に、翻訳初心者にとっての業界参入障壁でもあったのです」

「翻訳マッチングサイト(クラウド翻訳)はすでにいくつか存在しますが、エニドア社菊池代表のいう『缶コーヒーおごるから翻訳してくれない?』と友人に頼むときのような気楽な翻訳ニーズを対象とする『ソーシャル翻訳コニャック』は、気軽な国際交流のハードルを更に下げてくれていると思います。加えて、翻訳者を志す人たちにとって、プロ翻訳者への道のりへの入り口として機能する可能性を秘めています。クラウド翻訳は機械翻訳と同様、旧来の翻訳ニーズの拡大を促すだけのインパクトのあるものであることを、翻訳業界関係者はより強く認識する必要があると思います」

さらにソーシャル翻訳コニャックの「缶コーヒーコンセプト」について、

「翻訳業界に長くいると、タダのような報酬で翻訳をすることがあたかも信じられないような話しに聞こえてしまうことがあります(笑)。私自身も翻訳コニャックに登録しましたが、私たちがまだ10代だったころ?自分の語学力を生かしたい、人様のお役に立ちたいといった純粋な理由で翻訳を無償でしていた頃を思い出します」とWIPジャパン代表取締役の福島良雄は述べています。

日本企業として初めて「SDL TRADOS」認定を受けました!

以下、ニュースリリースです! \(^O^)/

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WIPジャパンが日本企業として初めてSDL TRADOS認定を取得
SDL TRADOS認定の取得によって、より高い翻訳技術を顧客に提供し、従業員の技能育成を推進

2010年1月19日

海外調査や翻訳などでグローバルビジネス支援(GBS)業界をリードするWIPジャパン株式会社は本日、SDL TRADOSの認定資格を翻訳スタッフ全員に取得させた日本国内で初めての翻訳サービスプロバイダーとして認定されたと発表しました(正式な認定日は2009年12月17日)。SDL TRADOS認定プログラムとは、業界で最高レベルのテクノロジー認定試験であり、SDL TRADOSソフトウェアに熟達していることを認定する資格として、広く認知されています。

SDL TRADOS認定プログラムは、業界をリードする翻訳テクノロジーを最大限活用できるように開発されており、認定の結果、ローカリゼーションライフサイクルが早まり、翻訳プロジェクトの品質が高まります。

認定資格の評価や普及度については、
http://www.sdlintl.com/jp/sites/sdl-trados-solutions/training/endorsements.asp
をご覧ください。

「WIPジャパンでは、お客様からの投資に対して、コストおよび作業時間短縮の両方の見地から大きなメリットを提供できるよう努めています。弊社では日本企業として初めてSDL TRADOS認定を取得しているため、最新の翻訳技術に基づいて作業効率をアップさせていることを顧客にアピールできます」と、WIPジャパン代表取締役の福島良雄は述べています。

「また、社内の翻訳・ローカリゼーションチームスタッフ全員にSDL TRADOS認定を取得させることで、社員の技術レベルを引き上げ、社員に専門技術だけでなくキャリアに付加価値を与える実績証明を提供できますし、これが継続的な社員への投資つながっていきます」とSDL TRADOS認定のメリットを挙げています。

WIPジャパンでは、プロジェクトマネージャとコーディネータからなる社内向けの認定プロセスが2009年12月に完了。海外の翻訳者や翻訳会社との関係を構築する部門のライマー シュトゥルーヴェは、「翻訳作業を外注する際に、SDL TRADOS認定翻訳者または翻訳会社を積極的に登用しています」と述べています。

「WIPジャパンは、SDL TRADOS認定の翻訳サービスプロバイダーになることで、SDL TRADOSの翻訳テクノロジーが提供する品質や一貫性における最新の機能を習得し、専門知識を確立することができました」と同社翻訳・ローカリゼーションチームの大黒真一郎は語ります。

SDL TRADOS認定プログラムの詳細については、
http://www.sdl.com/certified
をご覧ください。

■WIPジャパンについて:
2000年に設立されたWIPジャパン株式会社は、海外調査や翻訳などでグローバルビジネス支援(GBS)サービスを提供しています。顧客には、ビジネスに不可欠な情報を多言語で伝達・入手する必要のある企業や政府組織が含まれます。また、同社は、日本で唯一自社ドメインショップ型の多言語多通貨対応ショッピングカート:マルチリンガルカートをASPで提供しています。

WIPジャパンの詳細については、
http://japan.wipgroup.com
をご覧ください。

■SDL PLCについて:
SDL PLC(London Stock Exchange: SDL)は、グローバル情報管理(GIM)ソリューションにおける最先端企業です。GIMソリューションは、さまざまな組織によるグローバル市場への高品質な多言語コンテンツの発信を促進します。企業向けソフトウェアおよびサービスを既存のビジネスシステムに統合することによって、オーサリングから出版、そして分散型翻訳サプライチェーン全体のグローバル情報の配信を管理します。

「翻訳業界の現状 2009」をWIPが訳出・紹介して公開しています


http://ja.mygengo.com/report/translation-industry-2009

今、翻訳が熱い。インターネットの普及により、あなたがどの国でビジネスをしていようと、言語の問題は無視できないものになった。

非英語話者のウェブ・ユーザー数が英語話者のそれをはるかに上回っていること、翻訳を活用すれば市場を拡大できることを、多くの企業が気付き始め、その試みに興味を持ち始めている。

では、何から 始めればよいのか。

初めて本報告書では、翻訳市場の現状を総合的に概観し、市場関係者すべてに影響するトレンドについて考察した。当社独自の研究および調査結果に加え、業界レポートからのデータを活用して、進化を続ける複雑な翻訳業界を読み解き、誰もが理解できるように解説している。

翻訳業界に携わるすべての人、加えて翻訳の利用を考えている企業や個人にぜひ一読をお薦めしたい。