Black king, white queen, and white knight chess pieces on an old wooden chessboard

地政学園:イラン君・アメリカ君・イスラエル君の泥沼大喧嘩

連日ニュースを騒がせる、地政学園のクラスメイト、アメリカ君イスラエル君、そしてイラン君の三つどもえの大喧嘩。メディアは単なる「不良の小競り合い」のように報じるが、事の本質はもっと複雑にねじれている。

彼らの話し合いが成立しないのには、それぞれの「家庭の事情」と「歴史のトラウマ」があるからだ。

イラン君の「現実離れした世界観」と「家庭内暴力」

まず、イラン君のキャラクターの特異性を知る必要がある。彼はクラスで唯一、「いつか僕の家の本当のカリスマ(隠れイマーム)が帰ってきて、この学園のルールを全部ひっくり返して世界を救う」という、極めて神話的な教えをガチで信じている。

彼にとって、今のクラスのルール(国際法)などは、カリスマが戻るまでの「ただの仮の姿」にすぎない。この超現実主義的な世界観が、彼を国際社会のルールから遊離させ、クラスで孤立させる一因となっている。

さらに深刻なのは、今のイラン君の「家庭内(支配層)」の腐敗だ。 1979年の革命のときは、「アメリカ君の押し付けがましい西欧化ルールは嫌だ!」という純粋なイスラムへの回帰(反抗期)だった。しかし現在、家を仕切っている祖父たちは政治や軍事の力と結びつき、すっかり強固な既得権益層と化している。

とりわけタチが悪いのは、彼の家でボディーガードを務めている「革命防衛隊」という名の兄弟だ。こいつらが家庭の経済や中枢を牛耳り、まるで戦前の日本のように「軍が政府の言うことを全く聞かない(シビリアンコントロール崩壊)」状態に陥っている。

彼らは、ひたすら「アメリカ君を絶対倒す!」「イスラエル君なんかこのクラスから消え失せろ!」と強硬に言い続けてきた。その一方で、一瞬で相手を消し去りうる究極の凶器「特大爆竹(核兵器)」の開発に執着している。

相手の存在すら認めない一方で、その相手を一瞬で消せる最終兵器を手にしようとする。これではイスラエル君からすれば危なくて仕方がなく、最初から対話の余地など成立しない。

「人間の盾」を使う、汚いストリートファイト

この政府の統制を離れて暴走する兄弟たち(革命防衛隊)は、長年にわたりクラスのあちこちにいるヒズボラ君などの武装組織にお小遣いや武器を渡し、中東全域に代理戦争の火種をまき散らしている。

加えて、その抵抗のあり方そのものにも、厳しい目を向けねばならない。ハマス君たちに見られるように、学校の保健室(病院)や図書室(学校)の地下に隠れ、関係のない一般の生徒たちを文字通りの「人間の盾」にして戦いを続けるやり方は、卑劣な振る舞いと言うほかない。自らの正当性を主張するのであれば、罪のない生徒たちの命を巻き添えにする汚い手段は、即刻改めるべきだ。

本来、イラン君の家の教え(イスラム教)は、ユダヤ教やキリスト教の生徒たちを「同じ啓典を持つ仲間」として尊重し、多様な他者との共生を認める宗教であるはずだ。軍部が暴走し、他国への破壊的な干渉を続ける今の姿は、本来の寛容な教えから逸脱した、極めて危険な状態と言える。

アメリカ君とイスラエル君の「十字軍コンプレックス」

一方で、殴っているイスラエル君アメリカ君の側にも大きな非がある。アメリカ君の強力な支援を背景に、イスラエル君が教室(パレスチナ)で強引に振る舞い抑圧を続ける姿は、イスラム系の生徒たちに、中世にヨーロッパの先輩たちに家をめちゃくちゃにされた記憶(十字軍コンプレックス)をまざまざと蘇らせた。

アメリカ君による一方的なイスラエル偏重と武力行使が、イラン君の反発をさらに煽る結果になっているのだ。

結び:三者が机を並べて笑える日は来るか?

この泥沼の喧嘩を終わらせ、未来に平和をもたらすカギはどこにあるのか。

それは、まずイラン君が現実離れした教条主義を見直し、暴走する軍(革命防衛隊)の統制を取り戻して、本来の「共生」の精神に立ち返ることだ。相手の存在を認めた上で、核という最終手段への依存を断ち、市民を盾にするような戦い方とも決別しなければならない。

同時に、アメリカ君イスラエル君も力による抑圧を諦め、歴史的痛みに向き合う必要がある。双方が排他的な強硬姿勢を捨て、現実的な対話へと踏み出すことこそが、中東に真の安定をもたらす唯一の道である。

……もしそれができないのであれば、残された道は一つしかない。

お互いがヘトヘトになるまでトコトンやり合い、数え切れないほどの人が痛い目を見ることで、「喧嘩はもうこりごりだ」と身をもって学ぶ。残念ながら、それしかない。

Cup of coffee with frothy top on wooden table next to grass-fed ghee container and a spoon

「完全無欠ダイエット」とは何か? IT起業家が約5千万円かけて自らの体をハックして生み出した究極の食事法

「完全無欠(Bulletproof)ダイエット」をご存知だろうか。 これは、シリコンバレーのIT起業家であるデイヴ・アスプリー氏が、30万ドル(約5千万円)以上の私財を投じて自身の体を「バイオハック(解析・改良)」して編み出した食事法である。

彼が自分に代わって調査し実験してくれたと考えると、5千万円の価値がある情報だ(笑)

単に痩せるだけでなく、空腹感に悩まされることなく脳のパフォーマンスを最大化することを目的としている。今回は、帯に惹かれて購入した本書を読了。これまでの常識を覆す「完全無欠ダイエット」の4つの基本ルールを整理してみたい。

  1. 朝食を「完全無欠コーヒー」に置き換える

    このダイエットの代名詞とも言えるのが、「完全無欠コーヒー」という名づけられた「バターコーヒー」である。朝食の代わりに、良質なコーヒーにグラスフェッドバター(牧草飼育牛のバター)とMCTオイル(中鎖脂肪酸が凝縮されたオイル)を加えてミキサーで混ぜたものを飲む。これにより、空腹感を抑えるとともに、脳へ素早くエネルギー(ケトン体)が供給され、午前中から高い集中力を発揮できる、と。
     
  2. 質の高い「正しい脂肪」をたっぷり摂る

    従来のダイエットでは「脂質制限」が常識であったが、完全無欠ダイエットでは「1日のカロリーの50〜70%を正しい脂肪から摂る」ことを推奨している。MCTオイルやココナッツオイル、グラスフェッドバターなどの良質な中鎖脂肪酸・短鎖脂肪酸は、クリーンに燃焼するエネルギー源となり、ホルモンバランスの維持や体重減少に役立つ、と。
     
  3. パフォーマンスを下げる「反栄養素(毒素)」を排除する

    頭がぼーっとする、だるいといった不調の根本原因は、体内で起きる「炎症」である。そのため、植物が身を守るために持つ「レクチン」「フィチン酸」「シュウ酸」や、市販のコーヒーや穀物などに付着しがちな「カビ毒(マイコトキシン)」といった反栄養素を避けることを強く推奨している。健康に良いとされる玄米や大豆なども、これらの反栄養素が含まれるため注意が必要とされている、と。
     
  4. 「15〜18時間のプチ断食」と「夜の糖質」

    1日の食事は6〜8時間以内に済ませ、残りの時間は断食状態(ファスティング)にするのが基本である。空腹の時間を長く取ることで、細胞内の老廃物を掃除する「オートファジー(自食作用)」が働き、細胞レベルから体が浄化される。 また、糖質は完全に絶つのではなく、睡眠の質を改善するため「夜のみ」適量(約30g程度)を摂ることが推奨されている。ハイリスクな小麦などを避け、カボチャやサツマイモ、外皮を除去した白米など、クリーンな炭水化物を選ぶのがポイントである、と。

以上、「完全無欠ダイエット」は、カロリー制限や精神論に頼るのではなく、自分自身の体をシステムと捉え、最高のパフォーマンスを引き出すための合理的なライフスタイルとのこと。早速、私は朝食を「完全無欠コーヒー」に変えるところから、スタートし始めた。効果は後日に報告したい。

Woman walking up stairs in a modern train station with escalators and people

習慣化アプリ「みんチャレ」と『自分を変える1つの習慣』で人生を変える方法

習慣化アプリの「みんチャレ」を使い始めてから、私の生活は劇的に変わった。毎日見知らぬ仲間と目標を共有し、励まし合うことで、これまで何度も挫折してきた早起きや運動、読書(積読の消化)といった習慣が驚くほど身につくようになった。

なぜ、「三日坊主」だった私が変われたのか? その根本的な理由を言語化してくれているのが、ロリー・バーデン氏の著書『自分を変える1つの習慣』(原題:TAKE THE STAIRS)。本書は、小手先のテクニックではなく、人間の行動と意志に関する本質を突く隠れた名著だ。

以下、私の体験も交えながら紹介したい。

「エスカレーター」から降り、「階段」を使え

本書のメッセージは極めてシンプル。世界中の95%の人が、街角でエスカレーターと階段が並んでいると、無意識のうちに楽な「エスカレーター」を選んでしまう。これは人生においても同じで、私たちは常に「労力をかけずに望みを叶える近道」を探し求めている。

しかし著者は、「人生の成功を保証する唯一の方法は、昔からまったく変わっていない」と断言する。それは、大切だとわかっているが「したくない」と感じていることを、あえて実行する「セルフ・コントロール(習慣の力)」を身につけること

原題「TAKE THE STAIRS」にあるように、エスカレーターという楽な道を捨て、あえてちょっとキツイが「階段」を選ぶマインドセットこそが、あらゆる成功の土台となると。

痛みを伴う「パラドックスの法則」

私たちは脳の感情や衝動に従い、つい目先の快楽を求めて物事を「先送り」してしまう。しかし、問題を避けて一時的な「楽」を得ることは、長期的には人生に深刻な困難や大きなツケをもたらす。

逆に、目先の欲求に負けず、今ここで我慢することは、将来の「自由」を買うことにつながる。階段を上るという最初は苦しい「小さな選択」の積み重ねが、長期的にはとてつもなく大きな違いを生み出すということだ。

「みんチャレ」が成功する理由

そして、私が「みんチャレ」で生活を変えられた理由のすべてが、第7章「行動」に書かれている。

私たちは「何をすべきか」はすでに知っているにもかかわらず、行動に移せないだけだと。なぜなら、「時間」が経過するとともに私たちの「意欲」は消失してしまうから。

これを打ち破るための解決策として著者が提示しているのが、「目標を『360度』で共有する」こと。自分の目標を周囲の人や仲間に宣言し、見守ってもらうことで「退路を断つ」というわけ。

この点で「みんチャレ」は、この「アカウンタビリティ(責任)」をデジタル上で擬似的に作り出すシステムである。具体的な目標を必ずしも共有していないチームも多いが、チームの仲間に行動を報告しなければならないという「ポジティブなプレッシャー」が、毎日自分のお尻を叩いてくれている、と深く納得。

成功は「借り物」である

最後に印象的な言葉を。

「成功は自分の持ち物にすることはできず、借りることしかできない。その賃貸契約は、毎日更新しなければならない」

「成功は借り物であり、毎日契約を更新しなければならないという考え方をもつことで、あなたの人生には魔法のような変化が起こります」

人生を変えるための「1つの習慣(セルフ・コントロール)」に、これで終わりというゴールはない。今日階段を上ったからといって、明日はエスカレーターに乗っていいわけではない。

しかし、その「毎日家賃を払い続ける(行動する)こと」自体が、やがて爽快感や満足感、そして本物の自信へと変わっていくということ。

「自分を変えたい」と願いながら、つい楽な道を探してしまうすべての人へ。『みんチャレ』と本書は、あなたの「三日坊主」を直し、一生ものの「行動力」を授けてくれる…かも(微笑)

Businessman standing at a muddy fork with wooden signs pointing to success and failure

経営者のための「究極の意思決定」バイブル ― 『インテリジェンス 機密から政策へ』をビジネスでどう読むか

先の読めないVUCA(変動性、不確実性、複雑性、曖昧性)の時代において、企業経営者は日々、不完全な情報の中で重大な決断を下すことを迫られている。競合他社の動向、地政学リスク、市場の急激な変化――。溢れかえるデータの海から、いかにして自社の生存と成長を左右する「真実」を見つけ出し、経営判断に結びつけるべきか。

書籍『インテリジェンス 機密から政策へ』は、米国インテリジェンス界の重鎮である著者が、国家の安全保障という「絶対に失敗が許されない究極の意思決定プロセス」を解き明かした標準的教科書である。

一見すると国家間のスパイ活動や外交問題の専門書に思えるかもしれない。しかし、本書の主語である「国家」を「企業」に、「政策決定者」を「経営者・CEO」に、「インテリジェンス機関」を「経営企画・情報分析部門」に置き換えて読んだとき、本書は極めて実践的かつ冷徹な「ビジネス戦略と組織マネジメントの書」へと変貌する。

経営者が本書から汲み取るべき最大の教訓は以下の3点に集約される。

1. 「インフォメーション」と「インテリジェンス」の峻別

経営トップのもとには日々膨大なデータやニュースが届けられる。しかし著者は、世の中のあらゆる事象を指す「インフォメーション(単なる情報)」と、意思決定者のニーズに合わせて収集・処理・分析され絞り込まれた「インテリジェンス」を厳格に区別する。

インテリジェンスとは、経営者を支援するためだけにオーダーメイドで生産される「知的付加価値」である。自社の情報部門が、単なるデータの切り貼り(インフォメーションの受け渡し)に終始していないか、経営判断に直結するインテリジェンスを生み出せているかを問うための強力なリトマス紙となる。

2. 経営者自身の「情報要求」と「フィードバック」の責任

本書が痛烈に指摘するのは、インテリジェンスが機能不全に陥る最大の原因は「情報を提供する側」だけでなく「情報を使う側(経営者)」にもあるという事実だ。経営者が「自社の直面する課題は何か」「どのような情報が欲しいのか(情報要求)」を具体的に現場へ伝達しなければ、分析部門は的を射た情報収集ができない。

また、提出されたレポートに対して「それが経営判断にどう役立ったのか」というフィードバックを怠れば、組織のモチベーションと分析精度はたちまち低下していく。本書は、トップ自身が「良き情報の消費者」にならなければ、組織の情報力は決して育たないという事実を突きつけてくる。

3. 「半透明の薄膜」と不確実性への向き合い方

経営者と情報分析部門の間には、決して越えてはならない境界線がある。著者はこれを「半透明の薄膜」と呼ぶ。経営者は分析部門に要求を出すことができるが、分析部門は客観性を保ち、特定の結論(経営者が喜ぶような耳障りの良い報告)に誘導してはならない。

現場が経営者の顔色を窺い始める「顧客一体化(迎合)」や、組織内に異論を許さない「集団思考」が蔓延したとき、どのような致命的ミスが起こるのか。イラクの大量破壊兵器問題などの国家の失敗例は、そのまま大企業の新規事業やM&Aにおける大失敗の構図と重なる。

さらに本書は、情報には常に「不確実性」が伴うことを前提としている。100%の確証が得られることは稀であり、分析官が示す「確率(〇割のチャンス)」や「兆候」の不完全さを引き受け、最終的なリスクをとって決断を下すことこそが経営者の孤独な責務であることを教えてくれる。

本書は、組織内に散在する知識をいかに統合し、偏見や希望的観測を排して冷徹な現実を直視し、それを次のアクション(戦略)へと変換していくか、その「インテリジェンス・サイクル」を企業内に実装するためのマニュアルである。

自社の意思決定プロセスを一段高い次元に引き上げたいと願う経営トップ、あるいは経営陣を情報の力で支える経営企画・インテリジェンス担当役員(CxO)にとって、これほど重厚で示唆に富む教科書は他にない。知の武装を組織の力に変えるための必読書として、強く推薦したい。

Chessboard featuring a world map with artisanal styled chess pieces

私たちが世界の動向を読み誤る原因は? 超現代史が解き明かす国際紛争の本質

日々飛び込んでくる国際ニュースを見て、「なぜあの国はあんな非合理的な行動をとるのか?」「なぜ紛争は一向に終わらないのか?」と疑問に思うことはないか。私たちが世界の動向を読み誤る原因、それは「現在の表面的な出来事」だけを切り取って見ているからだ。

山中俊之氏の著書『世界のエリートが学んでいる教養としての超現代史』は、そんな私たちの視野狭窄を打ち破り、複雑に絡み合う世界情勢の「本当の姿」を浮かび上がらせてくれる、スリリングで知的な興奮に満ちた一冊。

グローバルビジネスの最前線に立つビジネスパーソンはもちろん、世界の仕組みを根本から理解したいすべての人に、本書を強く推薦したい。


なぜ日本のエリートは世界と話が合わないのか

著者の山中氏は、元外交官(エジプト、イギリス、サウジアラビアなどに赴任)であり、現在はグローバルビジネスのコンサルタントとして活躍する人物。世界108カ国を飛び回ってきた著者は、日本のいわゆる「エリート」と世界のエリートとの間に、歴史や国際情勢に関する教養の「絶望的な差」があることに警鐘を鳴らしている。

西欧の人々が近代史を「自らが主導してきた自分事」として捉えているのに対し、日本人はどうしても他人事として眺めがちだ。また、国際関係の根底にある「宗教(キリスト教やイスラム教など)」への深い理解が決定的に不足していること、そして無意識のうちに「西欧中心の価値観(欧米が正義であるという前提)」に染まっていることが、世界のリアルな力学を見誤らせる原因になっていると指摘する。

本書の最大の魅力:2010年以降の「超現代史」を3つの視点で斬るところ

本書は、世界がこれまでの前提(アメリカ一極集中や冷戦構造)から劇的に変化し始めた「2010年以降」を「超現代史」と定義し、世界をアメリカ、西欧、ロシア、東欧、中国、インド、中東、アフリカ、ラテンアメリカというブロックに分け、それぞれの地域を以下の「3つの層」で立体的に分析している。

  1. 現在(2010年以降の動向): トランプ政権の誕生やウクライナ戦争など、直近のパラダイムシフト
  2. 過去(歴史からの視点): 古代文明や植民地支配の記憶、宗教的背景など、ニュースだけでは見えない「行動原理」
  3. 未来(未来への洞察): 地理・人口動態・資源などを踏まえた、今後の国家の行方

このアプローチにより、表面的なニュースが「点」から「線」へ、そして「面」へと繋がっていく快感を味わえる。

圧倒的なリアリティで描かれる各地域の「行動原理」

本書の白眉は、各国の政治的・経済的な動きの裏にある「歴史的なトラウマ(怨念や屈辱)」や「根源的な恐怖・使命感」を容赦なく暴き出している点。

  • アメリカの分断と使命感: アメリカの「善の押しつけ(過剰な軍事介入)」や極端な社会分断の根底には、建国当初のピューリタンによる「神の国をつくる」というプロテスタント的価値観が深く根付いている。
  • ロシアと中国の「屈辱」: ロシアの強硬な外交姿勢は、防壁のない平原国家ゆえの「他国から侵略される恐怖」から来ている。また中国の強権的な一党独裁体制や周辺国への覇権拡大の原動力は、アヘン戦争以降の列強支配という「屈辱の歴史」を雪ぎ、中華思想(メンツ)を取り戻したいという強烈な執念にある。
  • 西欧の「贖罪意識」と矛盾: 人権や環境政策で世界に厳しいルールを課そうとする西欧のエリートたち。その背景には、古代ギリシア・ローマから続く「ルールの担い手」としての誇りと同時に、植民地支配やホロコーストという負の歴史に対する強烈な「贖罪意識(良心の呵責)」があるという指摘。
  • グローバルサウスの台頭と「反西側」のリアル: アフリカや中東、ラテンアメリカといった新興国が、なぜ欧米の価値観(民主主義など)に反発し、中国やロシアに接近するのか。そこには、不自然な国境線を引かれ、資源を搾取され続けてきた「植民地時代の怨念」が今も生々しく残っている。

「正解のない時代」を生き抜くための実践の書

これからは「国」という狭い単位にとらわれず、大局的な視座を持つことが重要。また、気候変動や人権問題(サプライチェーンにおける強制労働など)はもはや「綺麗事」ではなく、投資家や消費者から企業価値を直接問われる死活問題になっている。世界の歴史と宗教の文脈を知らなければ、ビジネス上の致命的な判断ミスを犯しかねない時代となった。

本書は、単なる歴史の教科書でも、無味乾燥な国際政治の解説書でもない。著者が実際に世界中を歩き、現地の空気を肌で感じ、ビジネスの最前線で直面した「生きた知識」の結晶ともいえる作品だ。

「なぜ世界はこうなっているのか?」

その答えを探求する旅へ、あなたもぜひこの約260ページの本書を片手に出発してほしい。読み終えた後、毎日のニュースの見え方が180度変わるはず。

大阪・関西万博で「クールジャパンアワード2025」表彰式

過日、大阪・関西万博で「クールジャパンアワード2025」表彰式を無事終了。

あらためて、ご来賓の関代議士、溝畑大阪観光局理事長、ご後援いただいた各省庁・関係機関、ご講演いただいた特別顧問のカーさん、ハリスさん、劇団往来さんをはじめとする運営スタッフの皆さん、審査・推薦・キュレーターの皆さん、そして準備に奔走された太田会長、今城さん、小野事務局長、太田統括キュレーター、ジーリ専務理事、田中理事、ローレン理事、貴重な機会をいただいて心よりお礼申し上げます。

46団体の受賞は日本の伝統と革新が見事に融合した証。本当におめでとうございます。多くの受賞者の皆さんが遠路ご参加され、非常に盛会となりました。

大変遅ればせながら、深く御礼申し上げます。今後ともご支援ご協力をお願いします。

郷土に刻まれた司令長官の言葉

先日実家に帰省した際、福井市役所の玄関に二つの巨大な書が掲げられているのに初めて気付いた。

一つは岡田啓介の「恭倹博愛」、もう一つは加藤寛治の「修道保法」。ともに福井市出身、第16代と第17代の連合艦隊司令長官という絶妙な組み合わせ。

ちなみに、「恭倹博愛」とは、人には礼儀正しく、自分は謙虚に質素に振る舞い、すべての人を平等に愛し慈しむこと。「修道保法」とは、道義を正しく身につけ、組織の秩序や規則を保つこと。いずれも組織の長たる要諦か。自身の座右の銘であったに違いない。

知覧特攻平和館の後に訪れたい大野岳

知覧特攻平和館の後には、ぜひ大野岳を勧めたい

標高466メートルの独立峰。車を使って山頂近くまで行けるが、意外と訪れる人は少ない。

山頂に到着すると、そこからの眺望に息を呑む。360度のパノラマビューが広がり、薩摩半島の自然美を一望できる。

開聞岳の雄大な姿、池田湖の美しい水面、東シナ海の広がる青、茶畑や芋畑が織りなす田園風景を見渡すことができる。天候にも恵まれれば、遥か彼方に硫黄島や屋久島も見えるだろう。

特攻機が飛ぶ高さもちょうどこのぐらいではないか・・・どのような想いで向かっていったのだろう。

若い特攻隊員たちが知覧飛行場を飛び立ち、彼らの眼下に同じ風景が広がっていたのだろうと考えると、胸に込み上げるものがあり、静かに手を合わせた。

Laptop screen showing a world map with bright lines representing global data connections.

訪日外国人へのアプローチ法セミナー

「年間3,000万人の潜在顧客を獲得せよ!インバウンド需要獲得から始める多言語EC戦略とAI翻訳」と題してオンラインセミナーに登壇。無料なので良かったら参加ください。

日時:2023年10月19日(木)14:00-15:00

(以下案内文)

訪日インバウンド需要が急増する今、海外への販路拡大を目指す事業者も増加しています。多様な言語と文化が交差する今、新たな顧客層にアプローチするためには、言葉の壁を取り扱うスキルが不可欠です。

年3,000万人といわれる訪日外国人(インバウンド需要)へのアプローチ法を解説し、多言語EC戦略、AIがもたらす翻訳の進化によってビジネスの成長を加速させる方法について、「越境ECの3大障壁とは?!言語・文化を越え売上を拡大グローバル展開戦略とAI革命」と題して、CRM一体型ECカートシステムを提供する「エートゥジェイ」と10月19日(木)14:00~15:00にオンラインセミナーを開催します。

詳しい案内・申込は以下からどうぞ。
https://mercart.jp/seminar/detail/wipgroup

日本産水産物輸入の全面停止

日本産水産物輸入の全面停止。「海洋が汚染される」というからには、今後、中国の人たちは海産物を食べなくなり、中国の漁船は日本近海はもちろん太平洋全体に行けなくなる。すると同国の漁業関係者や海産物を扱う業者や飲食関係者も大変困るだろうに・・・

売れなくて行き場のない日本の水産物は干物にしよう。今後、日本人がさらに魚を食べることで日本の漁業を応援できるし健康にも役立つはず w

世界レベルの偉人・伊能忠敬

伊能忠敬が19歳年下の先生に仕えたのが50歳の時。そして天文学と測量を学び、54歳から17年かけて4万キロ歩いて日本全国を測量した彼の人生は、日本の(世界の)中年層を奮い起こしてくれる偉大な人生だと改めて思う。

そんな彼の生家と街を訪問したくて過日、香取市佐原に立ち寄った。彼は自分の歩幅を基に測量し日本地図を描いた。その歩幅はこの橋を渡るのに13歩だったらしい。

そこで私も普通に渡ったら、同じく13歩!ワオ! 時を超えて彼と同じ(笑)

同じぐらいの年、というか、当時の寿命は60歳程度であることを考えると、もっともっと頑張れよ、って言われた気がした(笑)

1ユーロ=1ドル!?

大変なレベルになっている。ロシアの天然ガスパイプライン(ドイツ向け)が「定期点検」を理由にストップ。点検が終わる予定は7月21日。それ以降も止まると、お金をもらえなくなるロシアも困るが、ドイツが大変なことになり、ドイツ経由でフランスも困ってしまう。点検終了予定日の翌日・7月22日、欧州が騒然となるかもしれない。

宇宙に広がる「たなばたさま」の歌詞

ささの葉さらさら
のきばにゆれる
お星さまきらきら
きんぎんすなご

ごしきのたんざく
わたしがかいた
お星さまきらきら
空からみてる

一言も七夕と言わず、「さらさら」「きらきら」「ゆれる」と視覚的に動きを作りながら、「きんぎん」「ごしき」と色の配色をつけ、一番と二番を「ご」でつないで、最後にドーンと「空からみてる」と締めている

お天道様(太陽)が出ていない時でも星が見てるよ、見守っているよ、と宇宙にイメージを広げる歌詞が本当にすばらしい

そんな「たなばたさま」の作詞は権藤はなよさん(1899~1961)
みなさんの願いが叶いますように・・・

日本語書籍を翻訳して海外にライセンスアウトするなら

日本語の書籍を翻訳して海外にライセンスアウトしたいなら、映像産業振興機構の補助金活用を検討してはいかがでしょう。すばらしい日本文化の輸出支援です。

ご参考までに、以下概要を掲載しておきます。
 
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「VIPO(映像産業振興機構)からのお知らせ」

令和4年度日本書籍翻訳・普及事業海外における日本書籍の出版・流通に向けた翻訳助成事業のご案内

募集期間:2022年7月1日~7月22日

VIPO(ヴィーポ)は、文化庁「令和4年度日本書籍翻訳・普及事業」の一環として、日本の書籍の海外へのライセンスアウトに向けた営業や交渉の際に必要となる企画書の翻訳・作成とサンプルの翻訳(冒頭1章分等の部分翻訳)に係る費用を助成する事業の公募を本日7月1日(金)より開始いたします。

助成金の概要

【助成の目的 】多様で豊かな日本の活字文化を海外に発信し普及させるため、日本の書籍を海外にライセンスアウトする際の営業や交渉において必要となる企画書の翻訳・作成とサンプルの翻訳に係る費用の助成を通して、日本の出版社の海外展開を支援いたします。

【助成の対象】日本の書籍を海外にライセンスアウトする際の営業や交渉に必要となる以下の費用に対して、助成します。
(1)企画書の(英語)翻訳・作成に係る費用
(2)サンプルの(英語)翻訳に係る費用

【助成金の額】
(1)企画書の翻訳・作成:1作品あたり10万円(税別)を上限
(2)サンプルの翻訳:1作品あたり50万円(税別)を上限

【採択予定件数】
(1)企画書の翻訳・作成:100作品程度
(2)サンプルの翻訳:20作品程度
 ※有識者による審査委員会により採否を決定いたします。

【公募スケジュール】
〈期 間〉2022年7月1日(金)13:00~7月22日(金)23:59
・交付決定通知:2022年8月上旬を予定
・翻訳完了日:採択後、以下の期限までに翻訳等を完了する必要があります。
(1)企画書の翻訳・作成:2022年9月30日(金)
(2)サンプルの翻訳:2022年11月30日(水)

▼文化庁 令和4年度 日本書籍翻訳・普及事業
https://www.vipo.or.jp/project/jlpp/honyaku/

ナンパ失敗で女性をボコボコに


今、中国全土で話題になっている、ナンパ失敗男性グループが女性たちをボコボコにする事件。

河北省唐山市のある飲食店で、チンピラ風の男が女性三人組に声をかけて、断られたところ、その男が女性を殴り喧嘩になって、仲間が集まり、女性たちを椅子で殴るわ、店外まで髪の毛のみで引きずり倒すわ、ビール瓶も使ってフルボッコするわ、というおぞましいことが起きた。その様子が監視カメラに写っており、SNSですぐに拡散され、騒然となった。女性グループの2名重症、うち1名は死亡という未確認ニュースもあり。

一方、800メートルぐらいしか離れてないところに交番があるのに、地元警察が来たのは通報を受けてから3時間以上たってから。主犯の一人は一時警察に拘束されたが、その後自宅に戻り、救急車を呼んで病院に行ったらしい。どうも地元警察とヤクザが癒着しており、結局、管轄エリアが違う警察が総勢7名を逮捕した。横浜で起きた事件を千葉県警が逮捕、みたいな状況だ。

警察とヤクザの癒着、中国のこのエリアだけでは決してないだろう。深い闇が世界のここかしこにある、ということは頭に入れておきたい。被害女性の回復を祈るのみ。

ハリウッドはもう忖度をしない

できすぎのストーリーだが、本当に素晴らしかった。実に大画面で観るべき映画だ。一緒に戦闘機で飛んでいる気分になる。

トム・クルーズが59歳であることにあらためて敬意を表したい。

そういえば、トム・クルーズが着用していたフライトジャケットの背中。予告編で消えていたはずの日本の国旗が映画本編で復活していた。

上映する国によってディーテールをローカライズするのかもしれないが、ハリウッドはもう中国共産党への忖度をしなくなったのだろう。