シーボルトのご子孫、関口さん!

先日福井に関係のある人たちが集まった会合で、ご先祖がドイツの医師シーボルトさんという関口忠相さんにお目にかかりました。今でもご親族はドイツにいて、飛行船で有名なツェッペリン家もご親戚にあたるとか。

歴史好きな私にとって、シーボルトさんはまさに明治維新が生まれる源流。江戸後期、ドイツ医学界の名門・シーボルト家のフィリップ・フランツ・バルタザール・フォン・シーボルト(Philipp Franz Balthasar von Siebold)さんが、東洋に興味があって、長崎・出島までやってきます。ドイツ人なのにオランダ人だと言って(笑)オランダ商館で医者を務めるんです。

すると、日本中の志ある有能な人たちが、遠路はるばる医学と蘭学を学びにシーボルトさんの下に集まります。そして、そうした人たちが世界的な視点を得て、また日本の各地に戻り、日本の行く末を議論し始めるんです。それが、幕末の人たちに影響を与え、明治維新とつながっていきます。

WIPジャパンの東京オフィス(平河町)すぐ近くに高野長英の蘭学塾跡があります。高野長英さんもシーボルトさんの教えを受け、江戸で尚歯会という勉強会を作って海外の優れたことを学びあうんです。こうしたシーボルトさんのお弟子さんたちが日本を目覚めさせ、明治維新につながる土台を築いていったんですね。

シーボルトのご子孫、関口さん!」への2件のフィードバック

  1. 関口さんはお亡くなりになったと伺いました。後を継いで研究されている方を教えて下さいますでしょうか? シーボルト協会の沓澤研究所にメールでご連絡しましたがお返事がありませんので、心配しております。お電話もかかりません。

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    1. 関口さんとは長くお目にかかっておりませんので、後任のご研究者を存じ上げず、お役に立てずすみません。

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