各国通貨安競争は戦前にも

1930年代、ウォール街の株価大暴落をきっかけに世界経済は恐慌へ。その際、各国は自国産業の保護のため、為替を切り下げ、関税を引き上げて輸入を抑制しようとします。

翌年には、フランスが輸入割当制を導入、その対抗措置として次々に各国が報復的措置を採り、世界の貿易額は3年間で70%減りました。そしてブロック経済化への突き進むのです。