
ペルソナ戦略―マーケティング、製品開発、デザインを顧客志向にする
を読了。日本初、米国で普及している「ペルソナ」というマーケティング手法について体系的に紹介している本です。
我々が「ターゲット(顧客)」と言うとき、そのイメージは必ずしも同じところをイメージしているとは限りません。「ターゲット」情報を象徴的な仮想顧客「ペルソナ」に変換し、共有し、活用するテクニックとツールを提示しています。
ペルソナマーケティングの本質は、「ターゲット層」という漠とした捉え方でなく、具体的に「ターゲットはこの人」というレベルに落とし込むことで、マーケティング担当者間の「ターゲット」に対する認識を統一させること。
確かに、意外と「ターゲット」に対するイメージが役員間や担当者間で違っていることも多く、ターゲット顧客の行動や輪郭をはっきりさせることで、打つ手がはっきりする。
具体的なプロセスも記述されており、良い本だと思います。