WEBサイトを高速化するには?

米Yahoo!サイトの開発に携わった方が書いた『ハイパフォーマンスWebサイト: 高速サイトを実現する14のルール』を読了。

今後、日本企業のウェブサイトの本格的な多言語グローバル化を迎え、必ずしもネット回線環境が良くない国や地域の読者に情報発信するサイトは少しでも軽く高速化する工夫をなされるべきだと思い読んでみた。

ハイパフォーマンスWebサイト ―高速サイトを実現する14のルール
ハイパフォーマンスWebサイト ―高速サイトを実現する14のルール

実を言うと、テクニカルな部分は半分ぐらいしか理解できなかった(苦笑)のだが、概念は頭にインデックス化。

要は、ほとんどのウェブページにおいて、HTML文書をウェブサーバからブラウザへ取得してくるのに消費される時間は10~20%以下にすぎず、フロント側のコーディング等の工夫次第でユーザーの待ち時間を80~90%削減することができる。バックエンドのアプリケーション側で高速化対策を取ろうとする開発者が多いが、それでは10%程度しか高速化できない、ということ。

14のルールをメモしておく。

1.画像・スクリプト・スタイルシート・Flashなどコンポーネントに対するHTTPリクエストを減らす
2.CDN(Content Delivery Network:複数拠点に分散配置されたウェブサーバの集合体)を活用
3.Expiresヘッダを設定して保存キャッシュを活用する
4.コンポーネント(スクリプト・スタイルシート等)を圧縮(gzip)する
5.スタイルシートはページの先頭に置く
6.スクリプトはページの最後に置く
7.CSS expressionは使用を控える
8.JavaScriptとCSSファイルは外部ファイルにする(トップページだけはインライン化)
9.Keep-Aliveを使用してドメイン数を減らすことでDNSの問い合わせ回数を減らす
10.JavaScriptを縮小化する(コメント・空白・改行・タブなど削除)
11.リダイレクトをなるべく避ける(末尾のスラッシュ欠如に注意)
12.スクリプトを重複させないようしっかりと確認する
13.ETagは設定を変えるか除去する
14.Ajaxをキャッシュ可能にする

参考までに、YSlowというウェブページの性能分析ができるツール
http://developer.yahoo.com/yslow/

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