世界を獲るための条件とは何だろう?日経産業新聞は7つを挙げています。
1 「技」を極める(オンリーワン)
2 「最」にこだわる(最高、最小、最軽量、最強)
3 先手必勝!(開発先行、特許戦略)
4 顧客志向に徹する(改善はもちろん世界にサービス拠点を置く)
5 世界を見据える
6 +αで差をつける
7 M&A・提携で飛躍する
同著には世界No.1シェアを獲っている企業がずらり。確かに、日本の技術にはすばらしいものが多い。
しかし、すごい技術にすごい値段をつけている企業が多いのも確か。売れればいいが、多くの企業はそう簡単には売れなくて嘆いている。
日本企業が苦戦している理由は、かなり単純化すると、日本企業は高い品質の製品を高く売り、中韓企業はそこそこの製品を安く売り、世界の消費者やバイヤーの多くは後者を選んでいるだけのこと。
同著に掲載されている企業の製品は、その点、価格と品質のバランスが結果的にとれているということだ。
日本の「技術崇拝」もそろそろ注意が必要ではないか。あらゆるモノには値段がある。
