8月に訪れたフィレンツェ・ウフィツィ美術館。私のメインターゲットはやはり「プリマヴェーラ」。これを見ないと帰れない。
思ったより大きい。横3メートル・縦2メートルぐらい。描かれている人物もほぼ等身大。メディチ家の結婚記念のために描かれた説があるが、確かにどう考えても、大金持ちのパトロンから注文をもらわないと、こんな時間のかかりそうな大きな絵は描かないだろう。
つまり、そもそも庶民に見せるために描いた絵ではなく、パトロンとその家族や友人たちにウケそうな絵にしているに違いない。そして描かれているのは、そういった当時実在していたパトロンの周りの人達ではないかと思った。
画家ボッティチェッリの作品。ボッティチェッロ(小さい樽の意)が彼の名前の由来らしいから、相当飲み食いもさせられていたかもしれない(笑)
現代の人達がそんな内輪向けの絵を目をキラキラさせて観てるのも面白いし、そういう私も同じだなぁと思って愉快だった(笑)
