知覧特攻平和館の後には、ぜひ大野岳を勧めたい
標高466メートルの独立峰。車を使って山頂近くまで行けるが、意外と訪れる人は少ない。
山頂に到着すると、そこからの眺望に息を呑む。360度のパノラマビューが広がり、薩摩半島の自然美を一望できる。
開聞岳の雄大な姿、池田湖の美しい水面、東シナ海の広がる青、茶畑や芋畑が織りなす田園風景を見渡すことができる。天候にも恵まれれば、遥か彼方に硫黄島や屋久島も見えるだろう。
特攻機が飛ぶ高さもちょうどこのぐらいではないか・・・どのような想いで向かっていったのだろう。
若い特攻隊員たちが知覧飛行場を飛び立ち、彼らの眼下に同じ風景が広がっていたのだろうと考えると、胸に込み上げるものがあり、静かに手を合わせた。























