ベンガル湾(インドの東側)に浮かぶ群島、インド領アンダマン諸島で先住民が話していた2つの言語、コラ語(Kora)とボ語(Bo)の最後の話者が相次いで亡くなった。
ニュースによると、亡くなったのはボロさん(79歳)とボアさん(85歳)で、両人とも「大アンダマン島人」と呼ばれるネグリート系先住民族の末裔。約65,000年前にアフリカから渡ってきたとの説もあり、人類最古の文化を伝える言語のうち2つが絶滅するというのはあまりに悲しい・・・
言語は民族文化を伝えるDNA。今世紀中に世界の90%の言語が絶滅すると言われているが、百花繚乱の世界文化が一つずつ消滅していく流れは止められないものか。少数言語を保護・記録する運動を少しでも応援したいと改めて思う。
