スペインに君臨する小売大手 El Corte Inglés

スペインの小売業界最大手と言えばエル・コルテ・イングレス(El Corte Inglés)。百貨店業界におけるシェアは89%を占め、インターネット取引による売上高でもスペイン全体の12%を占めています。

エル・コルテ・イングレスの戦略は非常にシンプル。政府にはコンピュータを、住宅所有者にはガス機器を、というように「社会全体にわたって、すべてのものをすべての人に提供する」というもの。スペインの国民からは非常に高い評価を受けているそうです。

中国で名称表記に悩む外資系企業

中国に進出した外資系企業の悩みの一つに、店舗の名称表記の問題があります。というのは、政府に提出する事業計画書には、名称は漢字表記でなければならないからです。

たとえばカルフール(Carrefour S.A.)は当初、社名の発音に近い漢字を用いていました。その後店舗の看板にローマ字表記を使おうとしたのですが、認められませんでした。しばらくしてローマ字表記も認められましたが、ずいぶん時間がかかったそうです。