外国人投資家が株主になることの意味

映画 ハゲタカ(2枚組) [DVD]
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を観了。中国政府系ファンドが日本を象徴する自動車メーカーにTOBを仕掛けますが、はたして防ぐことができるのか?というストーリーです。

以前、英国系ファンドであるザ・チルドレンズ・インベストメント(TCI)がJパワー(電源開発)の株を買い増していった際、日本政府は「国の安全に関わる企業」ということでTCIに対して中止勧告をした事例を思い出しました。

こうした「外国」に対する投資制限は日本に限らないのですが、「外国」に対する不信感が前提にあるのは間違いのないことです。その前提に立つとしても、ファンドが実質的に「外国」か否か簡単に分からない例も今後出てくるでしょう。

上場している限り、国の内外を問わず、友好的敵対的を問わず、色んな株主が入ってくることを防ぐことはできません。

50年後、100年後、「国益」とは何か、世界はどうなっているのかどうあるべきか、上場するとはどういうことか、考えさせられます。

★★★★☆