「NO」と言えないインド人と真逆のインド人

インドでビジネスを行う際に注意すべきことがあります。

たとえば、自分にはできそうもないのに「NO」と言い出せないインド人は実は少なくありません。そのためにも、安心して「NO」と言える状況を作ってあげることが重要です。

また話し合いの席では、年長者に遠慮して意見を控える風潮がありますが、何も反論しないからといって、その発言に同意しているわけではありません。

一方、欧米化されているインド人は意見もはっきり言うので、彼らに合わせた対応の仕方が望まれます。国際会議でインド人を沈黙させるのは至難の業だという声も聞かれます。

さすがインド、多様です。

参考: http://www.davinciinstitute.com/events/442/startup-junkie-underground–monday-may-17-2010

仕事の醍醐味は、人がやらないこと、思いつかないこと

人間の脳には140億個~160億個の記憶の点(ニューロン)があると言われています。

日本の受験では、このニューロンを増やすこと、そして決められたニューロン同士の結びつき(シナプス)を強化し、いかに「正しく」「早く」このつながりを再現出来るかを重要視してきましたが、これはあくまで「知識」です。

「知識」の量を増やすことも無論大切ですが、今まで一生懸命蓄えてきたシナプスを、状況次第で自由自在に切り離し、他のニューロンと自由自在につなぎ替えるということこそ重要です。これこそ、人間のみが生み出せる「知恵」。

これからは、今まで積み上げてきたもの、強化してきた常識をぶち壊わして、いかに自由自在にたくさんのアイディア、組み合わせ、可能性、創造を生み出せるかを徹底的に追求したいものです。

仕事の醍醐味は、人がやらないこと、思いつかないこと。

世界は奇想天外・型破りなアイディアと行動を待っています。

発明とは何も科学的なものだけではない

発明とは何も科学的なものだけではない。学問的なものだけでもない。

今までに誰も思いつかなかったこと、思いついたけど今まで誰も行動に移さなかったこと、行動に移したけど誰も結果を残せなかったこと、このいずれかでも、もしやり遂げることが出来たとしたら、それはやはり「発明」だと思う。

さらに、一片の言葉、商売、ビジネス、経営、政治、考え方、工夫、しくみ等々、新規性のあるものはすべて小さな「発明」だ。

購入者が激増したある通販担当者のセリフとは?

米国のTVショッピング業界で成功したコリーン・スショットさん、担当の通販番組で定番のセリフを変えたところ、購入者が激増したという。

従来の定番の決め台詞は

1: 「オペレーターがお待ちしています。今すぐお電話ください」

これをこう変えた。

2: 「オペレーターにつながらない場合は、恐れ入りますが、繰り返しお電話ください

1は電話機の横でオペレーターがじっと待っているイメージ、それを何度も電話する必要があるかもしれないことをほのめかすことにした。つまり、2は電話応対に追われるオペレーターのイメージ。すると、視聴者の反応は大きく変わったという。メモして・・・

イギリスで成功したカジュアルブランド「MATALAN」


http://www.matalan.co.uk/

イギリスの小売業者で最も成功したと言われるのが、カジュアル・ブランドのマタラン(MATALAN)。

同社のモットーは「高級品質を半額で」。有名ブランドやプライベート・ブランドの衣料品やインテリア、家庭用品などまで幅広く提供し、通販も強化している。

上海のZendai Hotelsのデザインや良し


http://www.zendaihotels.com/

中国のWEBデザインにも美しいものが登場してきました。

上海のZendai HotelsのWEBデザインは、水墨画調でホテルのサイトらしく落ち着いたイメージを醸し出しています。

非常に中国らしいWEBデザインの一つですね。良かったら観てみてください。

ちなみに、ホテルのインテリアデザインもすばらしいです。一度行ってみよう。

インドの結婚式と不易流行

モンスーン・ウェディング [DVD]
モンスーン・ウェディング [DVD]

を観了。「結婚」という儀式にはその土地の文化が色濃く表現されるが、この映画には現代インドのカオス的縮図が巧みに表現されているように感じられる。

「グローバル化の影響」「西洋文化とインド伝統文化」「世代間ギャップ」「階層」がキーワード。

婚礼の4~5日前に親戚一同が集まり、新郎と新婦は婚約指輪を交わす。それから全員で婚礼準備を行っていく。インド(パンジャブ地方)の活気溢れる結婚式はこのように行われるのか、という勉強と共に現代インドの急速な変化もよくわかる。

不易流行。どの国・地方にも変えるものと変えないものがある。何を残し何を捨てるのか、何を守り何を変化させるのか。そのバランスの大切さは全ての人間の営みに通じる真理だろう。

個人的には、花嫁の父親の心情に共感して何度か落涙した。国は違えど根底は同じ。
★★★★☆

自由になるとはどういうことか?

考えない練習
考えない練習

最近良く売れているらしい。同書を書いた小池龍之介さん曰く、

人はなぜ信じ、修行するのか。自分について言えば、外的な要因で自分の心が右往左往させられない状態になりたかった。自由を確保したいということです。

何かを言われたり、見たり、感じたりするたびに快楽や不快が生じて、その快楽を追いかけていく。

不快なことから逃げ出そうとしたり、引きずり回されるというのが、とても苦しかった。だから、そうした自分の心の癖のようなものを見つめて、矯正していく。

その方法を自分は仏教に見出している。それ以上の価値は、仏教に求めてはいません。

「自由」とは、ジョン・スチュアート・ミルの「Liberty」の訳語ですが、仏教用語から採られたと聞いたことがあります。意味は自ら(おのずから・みずから)に由る。由には出るという意味があります。

フリーダムは拘束や束縛や義務がない状態のこと、リバティはもっと積極的に自らの思想や行動や選択していく状態のこと。本来の状態にあること。あるべき状態・行くべき方向に出て行くこと。

外的要因で常に心が上下するのを何とかできないものだろうか・・と20代の頃から思うようになり、私は特に禅に興味を持ちました。

トップセールスの極意

社長がやるトップセールスの極意
社長がやるトップセールスの極意

販売の鬼と呼ばれ、リコーの最強販売軍団を作り上げた田中道信さんが、ご自身の失敗談も交え、どのような点に留意してトップセールスをすべきか、販売部門・販売網・仕入先を強化すべきかを具体的に述べている。

実践の場にいる経営者にとって、マーケティングとは、

1 マーケットインの思想で
2 売れる商品をどう探し、見つけるか
3 売り方をどう決めるか

という急所について、トップセールスをやりながら、顧客の動向、自社の体質・戦力、ライバル会社の動向を直に感じ考え、自社に合った実行可能なやり方に絞り込むこと。

マーケットインとは、相手の立場に立って、全員で「お役立ち」を考えること。社内であろうと、次の工程にいる人・部門は「お客様」であること。

人間がやるのだから欠陥があって当然。悪い点があるほど宝の山だ。悪い点は次々と直していけばいいじゃないかと。

参考にしたい。★★★★☆

盗み聞きするマーケティングリサーチ

黒川温泉のドン後藤哲也の「再生」の法則
黒川温泉のドン後藤哲也の「再生」の法則

20年前、さびれて何とか農業で食いつないでいるような温泉街だったのが、今や全国トップクラスの人気を誇り、2009年版ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで、温泉地として異例の二つ星を獲得した黒川温泉(熊本)。★★

同温泉にある新明館の三代目だった黒川哲也さんが、人気のきっかけになった洞窟風呂を思いつくのは、盗み聞きするマーケティングリサーチがヒントでした。

黒川さんは京都などの観光地に出かけ、若い観光客の後をつけて、何を話しているのかを盗み聞きして一生懸命メモしたそうです。

そして、今の若い人たちが求めているのは心からの癒しと自然のくつろぎだと知って、黒川温泉の辺鄙な立地を活かし、「日本人の心のふるさと」を作ろうと決心。手作りで雑木林の中の露天洞窟温泉を作ったところ、たちまち評判となります。

すると、同じ温泉街の他の旅館も自然を活かした露天風呂を次々と作り、温泉街全体も鄙びた感じに整備することで今日の人気になりました。

市場の本音を必死に聞き出すマーケティングリサーチ。メモとして・・

トイレでひらめくマーケティングリサーチ

リコー創業者の市村清さんは戦後三愛を立ち上げる時、たまたま百貨店のトイレから漏れ聞いた若い女性の会話でひらめいたそうです。近頃の若い女性はトイレであけすけに話すなぁと。

そこで、5人の女子学生アルバイトを2か月間雇って、百貨店のトイレで化粧直しをしながら、若い女性たちが何を話しているのか、具体的にメモさせ、報告してもらいました。

さらに女子店員を集めて、お小遣いがあったらどんな服を買いたいか聞いて、好きそうな服のサンプルを問屋からかき集めました。

次に、集めた服を女子店員の前に並べて、どれが一番好きか、どの色がいいかを投票させて、品揃えを決めました。

専門家ではなく、こうした若い女子店員が選んだ商品は大当たりをしたそうです。

当たり前ながらあまりやっていないマーケティングリサーチ。メモとして・・

エジソンが涙を流して喜んだ日本人の発明

御木本幸吉翁

短い人生において、生きがいのある仕事をするには、ためらいは禁物である。

世界で初めて真珠の養殖に成功した御木本翁は、昭和2年、渡米して発明王エジソンを訪ねた。エジソン曰く「どうしてもできなかったことが二つある。一つはダイヤモンド、もう一つは真珠を造ることだ。」

御木本翁は自分の体験を話し、「種明かしをするのはあなたが初めてです」と言うと、エジソンは涙を流して喜んだという。

出久根達郎氏記事「東京ゆかりの人生経営人」より

利益を5%上げる確実な方法

ローコスト・オペレーション (PHPビジネス新書)
ローコスト・オペレーション (PHPビジネス新書)

を読了。副タイトルに「利益を5%上げる確実な方法」とある。

真にプロフェショナルなマネージャーは全てのプロジェクトの進捗具合をやはりキチンと細かく管理するものだと改めて勉強になった。

プロジェクトマネジメントを学び直して実践しなければ・・と思い知らされた次第。

良書。★★★★☆