1年間、封筒の宛名書きだけさせられたら・・・

住友銀行(現三井住友銀行)の名誉会長だった故堀田庄三さん(1899~1990・愛知県出身)は、新入社員のとき、1年間ずっと封筒の宛名書きばかりさせられたという。それを振り返って晩年、

「この仕事によって、私は重要な顧客先を全部覚えることができた。それが自分の財産となった。」

と語っている。「小さな仕事」に見えても、その仕事から引き出す意義は、それを行う人によって「大きな仕事」になるのだ。

写真および人物参考: http://www.kigyoka.jp/exh/ent/block1.html

月刊ビジネスチャンス「中小企業よ世界を目指せ」に掲載されました!

首題ビジネス誌の「中小企業でもできる海外進出の具体策:中国だけじゃない新興国に見たブルーオーシャン、やっぱり多かった!先行企業の失敗事例に学べ」特集にて掲載された、”eコマース”、”提携戦略”、”現地法人設立”のうち、海外eコマースの始め方というセクションにて、弊社のショッピングカートシステムが紹介されました。

以下、記事本文を掲載させていただきます。

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サイト構築のポイント
商品説明とリスク管理がまず重要、その上で見せ方を考える
WIPジャパン

海外向けに通販サイトを運営する業者のために、11言語24通貨に対応したショッピングカートシステムを提供するWIPジャパン(東京都千代田区)。サイト構築にあたり、どう商品を見せるかよりもまずポイントなるのは、やはりその国の下調べをきちんとすること、その他にも為替リスクを考えた決済方法を選択することも重要。商品内容を明確にする必要もある。

「例えば、ロシアで暖房便座を売ろうとした場合、需要はあるかもしれませんが、まずその商品をロシア国民が知らなければ、その説明をきちんと書かなければいけません。その他に、その商品が売っても良いものなのか、通関の問題をクリアするリスク管理も重要です」と語る同社の坂井岳志氏。

アメリカのマルチカルチャー(多文化)マーケティング

アメリカの小売業界では、「マルチカルチャー(多文化)マーケティング」導入の傾向が強くなってきています。たとえばショッピングモールでは、ヒスパニック系、アフリカ系、アジア系に加え、CEEA(中央・東ヨーロッパ)系アメリカ人に対応した顧客サービスを取り入れています。

バイリンガル(2か国語)サービスはもとより、従来のアメリカ人向けとは全く異なる品揃えを行っています。さらに広告などを含めたマーケティングにも変化が表れています。

マーケティングについては、エスニック(少数民族)別に言語やメッセージ、さらにはメディアを変えるなど、工夫を施しています。

また、エスニック文化を積極的に取り入れる傾向も顕著になっています。たとえば、メキシコなどでは、女性が15歳になると「キンセアニェラ」と呼ばれるお祝いをする習慣がありますので、米国大手のストアではこうした民族習慣や祝日、宗教儀礼などに着目し、エスニック特有のニーズに合わせた商品の販売も行っています。

今後、外国人居住者が増えている日本(特に大都市圏)でも取り入れる必要が出てきそうですね。訪日観光客対策にも応用が利きそうな感じがします。