400年以上競い合いながら共存する秘訣としくみがここに来ればわかる。

京都・今宮神社の門前に2軒のあぶり餅屋が向かい合っている。一文字屋(一和)とかざりや。どちらもかなり美味い。お互い協定を結んでいるのか、店構え・のれんの雰囲気、串数(13本)と値段は同じ。味と餅の付け方がごく微妙に違う。

どちらかが大きな差別化をはかると片方は潰れるだろう。しかし味比べをする楽しみもなくなり、どちらが美味いか話題になることも少なくなるだろう。ひょっとしたら2軒の間で完全に味だけに絞ろう、と取り決めたのかもしれない。
が、ライバルが競争しながら共存し、リピーターを産み、それが神社にも貢献する、そんなどえらいしくみがここにある(笑)
ちなみに私は一和派。あなたは? www
