よくわからないものの危険度

原発は、明るい未来の道筋をつくる! 原発興国小論
原発は、明るい未来の道筋をつくる! 原発興国小論

ある専門家は大変危険だと言い、ある専門家はさほど危険ではないという、科学的に諸説ある、よくわからないものの危険度をどう認識し、リスクをどう許容するか。

渡部先生の著作。原発の多い福井出身者としても、非常に考えさせられる。

国境を越えた消費者トラブル苦情情報サイト


http://www.econsumer.gov/japanese/

国境を越えた詐欺事件などは打つ手がないのが実状です。捕まらないし、訴訟を起こしても費用だけが嵩張り殆ど回収できません。

事実上泣き寝入りしかないのですが、それでも腹の虫が治まらないあなたに、永井洋さんから教えていただいた「econsumer.gov」をご紹介します。

20か国の政府機関により、国境を越えたオンライン関連取引に関して、消費者から苦情を直接収集するポータルサイトです。

自立的な組織を作るには?

最高のクラスのつくり方
最高のクラスのつくり方

会社とは大人が通う学校だと思う。お金を稼ぎながら、一生涯ずっと学び続ける場所だと思う。

そうすると課長・部長・社長は担任の先生か・・・

そんなことを考えていた矢先、なんと、生徒自身が目標を作り、孤立した生徒を出さない、仲良しグループだけでいつも固まらない、お互いに率先して教え合う、そんな小学校のクラスが実在すると知り、参考になるかもしれないと思い読んでみた。

すると、その小学生たちが協同して作った本だった。実に愉快な成功事例だ。

学校も会社も同じ。子どもも大人も同じ。自立的な組織を作る基本、ここにあり! 感謝。

プロになるには6歳6月6日からスタート

昔から、6歳の6月6日に芸事を習い始めると上達すると言われています。

石川遼君がゴルフを始めたのは6歳頃らしい。ん~、昔の人は正しいことを言う。

ちなみに、タイガーウッズ氏がゴルフを始めたのは2歳頃。イチローさんが野球を始めたのは3歳頃。

現代のプロで世界的に活躍するには、6歳では遅いかもしれない w(゚o゚)w

ドミニカ共和国と中国メーカーとの橋渡し

ドミニカ共和国と中国メーカーとの「橋渡し」になりたい
~電力不足に苦しむ国への家庭用発電機の輸出を仲介する~

現在、ドミニカ共和国の首都サント・ドミンゴ向けに、中国製の家庭用発電機輸出を進めています。

ドミニカ共和国では電力供給が日常的にストップするなど、深刻な電力事情が大きな問題となっています。

同国のそうした電力不足を解決するため、LPガス方式による家庭用発電機の輸出販売を計画しています。

元々、ドミニカから問い合わせを受けたイタリア・トスカーナ州中小企業連合会(UNIMPRESA TOSCANA)から、この案件に関する引き合いがWIPになされました。

同連合会とWIPは業務提携を結んでおり、同会員企業の東アジア市場進出におけるマーケティング支援を行っています。

そこで、我が社のイタリア出身スカラヴェッリ(SCARAVELLI)が白羽の矢を立てたのが、ある中国メーカーでした。

この発電機は重量85kg、出力5kwというもので、これ1台で、平均的な家庭の1日の使用電力をほとんど賄える発電量です。

当社は今後も、こうした海外企業間のビジネス支援にも力を入れていきます!
\(^O^)/

「光り輝くアイデア」をいかに生み出すか?

ブレーンステアリング 10億ドルのアイデアを生み出す新発想法
ブレーンステアリング 10億ドルのアイデアを生み出す新発想法

マッキンゼーの国際戦略実践部門を主導した著者が、「Z-1-4企業」(ゼロから年商10億ドルを4年以内に達成した企業)の分析から導き出した「光り輝くアイデア」の体系的創出法。あなたもすでに実感されているように、ブレーンストーミングはアイデア発想の手段としては、効果的でも能率的でもありません。

本書では、人間が問題解決にのぞむときの心理をより重視して開発された新しいアプローチ、「ブレーンステアリング法」の全体系を、130以上の事例を紹介しながら解説します。

ブレーンステアリングとは―――(1)「正しい質問」を導き出し、(2)「正しいプロセス」を踏むことで、思考をより生産的な方向に誘導(ステアリング)する手法です。

という素晴らしい触れ込みなのだが、その素晴らしさがあまり良くわからなかった。

しかし、素晴らしいものを生み出すには、素晴らしい問いが必要だというコンセプトには心底同感。

さらに、巻末296~308ページに掲載されている質問は価値がある。

あのバカにやらせてみよう

ネット起業!あのバカにやらせてみよう
ネット起業!あのバカにやらせてみよう

福ちゃんから借りて読んでみたら面白い。というか、時代的に懐かしい。

というか、懐かしがっていてはいけない。これからこそ、ベンチャー魂を発揮しないと。

一般にはお勧めしません。1990年代に起業した人、ベンチャー業界にいた人だけにお勧めする、イノベーターとマネジャーの違いがよくわかる本。

世界を獲るための7つの条件とは?

ニッポンの「世界No.1」企業
ニッポンの「世界No.1」企業

世界を獲るための条件とは何だろう?日経産業新聞は7つを挙げています。

1 「技」を極める(オンリーワン)
2 「最」にこだわる(最高、最小、最軽量、最強)
3 先手必勝!(開発先行、特許戦略)
4 顧客志向に徹する(改善はもちろん世界にサービス拠点を置く)
5 世界を見据える
6 +αで差をつける
7 M&A・提携で飛躍する

同著には世界No.1シェアを獲っている企業がずらり。確かに、日本の技術にはすばらしいものが多い。

しかし、すごい技術にすごい値段をつけている企業が多いのも確か。売れればいいが、多くの企業はそう簡単には売れなくて嘆いている。

日本企業が苦戦している理由は、かなり単純化すると、日本企業は高い品質の製品を高く売り、中韓企業はそこそこの製品を安く売り、世界の消費者やバイヤーの多くは後者を選んでいるだけのこと。

同著に掲載されている企業の製品は、その点、価格と品質のバランスが結果的にとれているということだ。

日本の「技術崇拝」もそろそろ注意が必要ではないか。あらゆるモノには値段がある。

インターネットを活用した遠隔教育はどこまで進んでいるか?

文部科学省からの委託事業「ICTの活用による生涯学習支援事業(国外における実態調査)」完了。

担当者の皆さん、お疲れ様でした ~(-o- )~

対象国は、米国、カナダ、韓国、シンガポール、台湾、香港、オーストラリア、ニュージーランド、の8か国。

インターネット、Eラーニング、遠隔教育等を活用することで、国民が一生涯学べる環境をどれだけ確保できるものでしょうか?

有識者にもご協力いただいて、海外の「先進国」と評価されている上記8か国でどのように対処しているのか、どのようなユニークな施策が存在するのか、どこまで遠隔教育が進んでいるか、という観点から調査を行いました。

今後、国として、どのような生涯学習のしくみを作っていくか、参考の一助になることを願っています。

WIPスタッフが実務専門誌に「中国向けEC解説記事」を寄稿しました

ビジネス法務 2012年 06月号 [雑誌]
ビジネス法務 2012年 06月号 [雑誌]

以下、ニュースリリースです! \(^O^)/

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当社スタッフが実務専門誌に「中国向けEC解説記事」を寄稿
~ 中国向け通販サイト開設でチェックすべき法規制と留意点 ~

グローバルビジネス支援サービスを提供するWIP(ウィップ)ジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、以下、WIPジャパン)の情報事業部シニアコンサルタント・坂井岳志が、『ビジネス法務』(中央経済社)2012年6月号に、「中国向けに通販サイトを開設する上での法的留意点」と題した解説記事を寄稿、中国向け通販サイト(EC)に関する「最低限考慮すべき法律」および「…進出ステップ別の法規制と留意点」について解説しています。

以下(1)~(3)で、本記事のエッセンスを紹介します。

(1)多岐にわたる規制対象

中国向けECを展開するにあたっては、「外国企業の営業活動」「通信販売の事業」「インターネットの開設」のほか、広告、外貨支払、通関、禁制品等にもさまざまな規制があることを考慮する必要があります。

(2)非経営性と経営性

中国でインターネットサイトを公開するには、「非経営性インターネット情報サービス」と「経営性インターネット情報サービス」の2つの方法に分けられます。

これは、前者が当局への届出(ICP登録)制であるのに対し、後者は許可(ICPライセンス)制です。

「非経営性」とは、情報の無償配信など、サイト自体が非収益性であることを意味し、「経営性」とは有償配信や電子商取引、バナー広告など、収益性のあるものを言います。

(3)通販サイト設置の3つのアプローチと留意点

第1ステップ:
中国に拠点を置かず、日本側にサーバーを設置し、越境で通販を展開
・何らかの問題が発生した場合、アクセス遮断や法的問題が生じる可能性もあり、中国法制や行政についての新しい動きや情報の入手を行う必要があります。

第2ステップ:
中国国内の通販モールの出店代行等を活用し、通販を展開
・モールに出店する場合、現地法人の設立および商標登録等が必要な場合もあるので注意が必要です。

第3ステップ:
中国国内にサーバーを設置し、通販を展開
・サイトを展開する地域が異なると運用等も異なるので、進出地域により具体的な対応が求められます。

ビジネスモデルを考える上で有用なフレーム

ビジネスモデル・ジェネレーション ビジネスモデル設計書
ビジネスモデル・ジェネレーション ビジネスモデル設計書

以前、青ちゃんに薦められた。最近、丹ちゃんに薦められた。読了。

ビジネスモデルを考える上で有用なフレームだと思う。こういうものは、フレームがなくても自然と考えられる人とそうでない人がいるので、私のような「そうでない人」にとって大変便利。

広島国税局間税会連合会総会にて

2012年5月17日(木) 「海外売上拡大のために、経営者・マネジャーが準備しておくべきことは何か?」

という題で、広島国税局間税会連合会総会(ANAクラウンプラザ広島)にて講演をする機会をいただきました。

拙い話を聞いて下さった皆さん、ご清聴ありがとうございました!

因みに、写真を撮るのを完全に忘れてしまいました~ (ノ^-^)ノ

全国間税会総連合会
http://www.kanzeikai.jp

ミャンマー、バングラデシュも登場

日本人だからできるアジアビジネス成功術
日本人だからできるアジアビジネス成功術

先日紹介した「日本人が成功すんなら、アジアなんじゃねぇの?」の第2弾。

私が今一番興味のあるミャンマー、バングラデシュ、そしてマレーシア、カンボジアも登場し、最近海外への興味を失いつつある日本の若い人をアジテートする良い作り。

改めて、体系的な現地事情を期待してはいけない。感性とエンターテイメント性のある面白い本だ。おススメ。

多文化チームをどう導くか?

「多文化チーム・マネジメントシリーズ(アジア編)」 DVD観了 ~(-o- )~

アジアという地域における対話型グローバルリーダーシップに必要なポイントは以下の通り。

1 意味を伝える
1-1 期待値を伝える
- 自分の常識を疑う
- 指示においてはSMARTを習慣化する
Specific
Measurable
Achievable
Result-oriented
Time-bound
- 大事なことは大事だとわかるように伝える
- 仕上がりイメージや例を示す
1-2 コンテクストを伝える
- 暗黙の了解を「見える化」する
- コンテクストの共有は十分に行う
1-3 成功へのステップをイメージさせる
- 自分の成功体験で手順を語る

2 相手を巻き込む
2-1 メンバーにとって真に重要な事を話す
- 心を動かすメッセージを一言で伝える
- パーソナルメッセージにして伝える
2-2 相互の出張をアラインする(並べる)
- メンバーの主張や話をよく聞く
- 共有ニーズを確立する
- メンバーが受け入れやすい方法を提案する
2-3 行動へホールドする
- メンバーの意向も組み入れる
- メンバーを巻き込んで解決策を一緒につくる
- 自らの行動を選択させる
- 賛同を得られない場合 いくつかの選択肢を明示する

3 チームで働く
3-1 情報は常にオープンにする
- 情報共有は平等に
- 共通語で話す
3-2 共に考え、計画し、決定する
- 常に全体利益を基調に話す
- 必ず事前相談をする
3-3 チームの一体感を醸成する
- チームの共有価値やゴールを語る
- 仕事の節目ごとに気軽に参加できるイベントを催す
- 年長者には一定の尊敬をもって接する

4 協働する
4-1 戦略的結節点として働きかける
- 個人目標と組織目標を結びつける
- 本社の意向はメンバーの納得を得られるように伝える
4-2 メンバーのチャレンジ精神を鼓舞する
- メンバーの成功と成長のためにネットワーク作りを支援する
- メンバーの恐怖感や落胆を排除する
- 能力経験を尺度に公正な人事考課を行う
4-3 新しい可能性に関心を持つ
- 提案は柔軟に受け入れる
- 判断を一時留保する
- 質問形式で伝える
- ナショナルスタッフの知恵を借りる

5 違いを尊重する
5-1 メンバーの社会文化的ニーズに配慮する
- 個人の事情も受け入れる
- 仕事以外の役割に配慮する
- 対話で解決策を見出す
5-2 問題発生時に個人や民族を責めない
- 感情に任せて叱らない
- 傷つける言葉は慎む
- 定期的にカウンセリングを
- ネガティブな話は「We」、ポジティブな話は「You」
5-3 メンバーそれぞれの強み・弱み、独特の動機に配慮する
- スキルレベルやモチベーションに合ったアドバイスをする
- メンバーと調整する余地を残す

以上、自分用のメモとして・・・

アジアでゼロから始めて成功するには?

日本人が成功すんなら、アジアなんじゃねぇの? 起業に役立つ現地情報&稼げるノウハウ!
日本人が成功すんなら、アジアなんじゃねぇの? 起業に役立つ現地情報&稼げるノウハウ!

同書に体系的な現地情報やノウハウを期待してはいけない。が、本の作り方が面白い。アジア各国で成功している日本人の考え方に触れられる、軽い読み物として実に良く出来ている。

対象先は、タイ、ベトナム、シンガポール、カンボジア、香港、インドネシアなど、現地のインタビュー対象者も愉快な人を選んでいる。

思い切りぶっちゃけた感じで、海外に行く心理的ハードルを下げることに成功していると思う。

いかに外国の法令を調べるか? 

アクセスガイド外国法
アクセスガイド外国法

最近、外国法関連のレファレンス系書籍の紹介を続けていますが、これが一番。各国の基本的な情報源と基礎的な法体系が紹介されています。

日本人はもっと多様な生き方をしていいんじゃないか

旅に出よう―世界にはいろんな生き方があふれてる
旅に出よう―世界にはいろんな生き方があふれてる

若い夫婦が自由に5年間海外で旅をしながら暮らしてみました!というジュニア向けのユニークな本。旅に出たくなること請け合いだ。

西豪州、インドネシア・レンバタ島、ミャンマー・タイ国境地帯、中国・昆明、上海、イラン、スイスで出会った人々を通じて、都度感じたこと考えたことをわかりやすく書いている。

改めて、世界の人々の暮らしは思った以上に多様だ。日本でいう「普通の生き方」は、そんな色んな生き方に比べて、全然「普通」ではないということ、さらに何より、お金がなくても5年間世界を旅することができると実証してみせているところがこの本の一番の魅力だと思う。

日本人はもっと自由に多様な生き方をしていいんじゃないか。そう背中を押してくれる。

博士号に負けない知的生産方法を

社会科学系のための「優秀論文」作成術―プロの学術論文から卒論まで
社会科学系のための「優秀論文」作成術―プロの学術論文から卒論まで

学問の世界はテキストだけで読者を説得する。その「型」というものを身につけておけば、ビジネスの世界でもきっと役に立つのではないか。

これから博士号を狙うわけではない。ただ、博士課程に相当するぐらいの知的生産・表現方法を身につけておかないと、国内であれ海外であれ、どんなプロジェクトに関わるにせよ、今後社会に付加価値を産み出せないかもしれないと急に思い立った。

学問の世界は不思議な世界で、特に文系の世界では、これだけ沢山の先生がいるのに、議論の組み立て方を鳥瞰図的に丁寧に教えてくれる書籍は非常に少ない。考えられる理由は4つ。

・良くわかっているが、教える(書く)時間がない
・良くわかっているが、教える技術がない
・良くわかっているが、教えたくない
・そもそもあまり良くわかっていない、自分の中で体系化されていない

自分の研究で忙しいのもあると思うが、意外に大学の先生方もここまで議論の組み立て方を体系化(抽象化)できないのが実情でないかと思う。その意味で、同書は非常にユニークな貢献をしている。第1~4章がいい。

世界にはあなたを待っている場所が沢山ある

いつかは行きたい 一生に一度だけの旅 BEST500 [コンパクト版]
いつかは行きたい 一生に一度だけの旅 BEST500 [コンパクト版]

この連休、一服の清涼剤として読んでいます。世界にはこんなに美しい場所がこれほど沢山あるのか・・・と見ているだけで幸せな気分に浸れます。自信を持っておススメします。

強欲かもしれないが、一度きりの人生、ここに紹介されている場所全部、回りたいもの。まずは、いくらカネと時間が必要なのか、見積もる必要アリ w

いかに外国の法令を調べるか? ネット編

インターネット法情報ガイド
インターネット法情報ガイド

日本はもちろんだが、韓国、北朝鮮、中国、台湾、タイ、英国、フランス、ドイツ、オーストリア、スイス、スウェーデン、ポーランド、ロシア、EU、米国、カナダ、ブラジル、豪州、アフリカ、中東、各種国際機関の情報源が整理されている。

ここまで来ると、あの国かの国まで欲しくなるが、いやいや、それは欲張りすぎというもの。うちにとっては実にありがたくて便利です。m(_ _)m