ワシントンポスト紙「2024年に喧騒を離れて旅行すべき場所12」に日本・福井が選ばれた。(画像は永平寺)
2024年は日本の観光がコロナ前のレベルを超える可能性あり。都市の喧騒から離れ、最もスピリチュアルな地域を見たいなら福井へ行け。福井には寺院、温泉、芸術、食事(特に越前ガニ)があり、3月に新幹線が開通すると、東京から約3時間で到着することができる、とさ。
英国・バーミンガム市の破産宣言。ゴミ収集など肉体的重労働の多い男性職員にボーナスが払われ、オフィスワークや肉体的軽労働の女性職員にボーナスが払われていなかった件の訴訟で女性職員が勝訴。過去の未払賃金が莫大となり、破産宣言をする事態となっているらしい。
男女同一賃金の側面から、今後、英国の他の自治体や企業はもちろん、日本を含む世の中全体に影響しそうなニュースだ。
男女の差別なくあらゆる職種について均等に配属命令を出すとどうなるのか、男女の性差が仕事の効率性に影響を与える職種はどう考えるべきか、男女によって配属希望に違いが出ると思うがどう扱うべきか、など頭の中にたくさんの「?」が灯る。
いずれにせよ、人がやりたがらない職種(公共サービス)は高給であってよいと思うし、何となく最適値になってきた歴史のようにも思うが、今後どう賃金と適性を決めるのがフェアなのかよくわからない。

今、中国全土で話題になっている、ナンパ失敗男性グループが女性たちをボコボコにする事件。
河北省唐山市のある飲食店で、チンピラ風の男が女性三人組に声をかけて、断られたところ、その男が女性を殴り喧嘩になって、仲間が集まり、女性たちを椅子で殴るわ、店外まで髪の毛のみで引きずり倒すわ、ビール瓶も使ってフルボッコするわ、というおぞましいことが起きた。その様子が監視カメラに写っており、SNSですぐに拡散され、騒然となった。女性グループの2名重症、うち1名は死亡という未確認ニュースもあり。
一方、800メートルぐらいしか離れてないところに交番があるのに、地元警察が来たのは通報を受けてから3時間以上たってから。主犯の一人は一時警察に拘束されたが、その後自宅に戻り、救急車を呼んで病院に行ったらしい。どうも地元警察とヤクザが癒着しており、結局、管轄エリアが違う警察が総勢7名を逮捕した。横浜で起きた事件を千葉県警が逮捕、みたいな状況だ。
警察とヤクザの癒着、中国のこのエリアだけでは決してないだろう。深い闇が世界のここかしこにある、ということは頭に入れておきたい。被害女性の回復を祈るのみ。
WIPジャパン社員の千種デイビッドストーマ―さんが急逝した(泣)享年59歳、来週で還暦となるはずだったのに・・
2003年頃から翻訳の協力先としてお手伝いいただき、2005年5月に入社、以降、数千万字という単位で英訳案件に携わり、英語に関してWIPのまさにアンカーだった
NZ北島出身、いつも明るくて優しくて謙虚な性格で、日本が大好き、写真が大好きのデイビッドさん、個展も思い出します 本当にお世話になりました
デイビッドさんと出会えたこと、デイビッドさんと仕事ができたことに改めて心から感謝
治療先のバンコクの病院にて穏やかで安らかな最期だったとのこと、どうかどうか安らかにお眠りください Rest in peace.
デイビッドさんの作品(写真)はこちら
https://www.flickr.com/people/davidchigusa/
ブルース・リーの言葉「水になれ、友よ」を改めて載せよう。香港の皆さん、もっともっと水のようになって、信じるところを貫いてください。
Empty your mind, be formless, shapeless – like water.
Now you put water into a cup, it becomes the cup, you put water into a bottle, it becomes the bottle, you put in a teapot, it becomes the teapot.
Now water can flow or it can crash.
Be water, my friend.
心を空にして、型にはめない、形にこだわらない
水のように
コップに入れれば、コップの形に
ボトルに入れれば、ボトルの形に
ティーポットに入れれば、ティーポットの形になる
水は状況に応じて変化することも激突することもできるんだ
水になれ、友よ

昔、20年近く前、ナイジェリアグループという詐欺グループが日本を狙ってきた。
英語で「あなたのことはどこどこから聞いた。我々は元大統領の関係者である。輸出入で浮いた金額が3千万ドルある。これを秘かにあなたの口座に振り込むので、うち1/3はあなたが受け取り、残りはしかじかの口座に振り込んでほしい。なお一応保証金として3万ドルをこの口座に振り込んで欲しい」といった手口で詐欺を働いていた。
実際に私も郵送物を受け取ったことがあるし、だまされた方の弁護士からその訴訟関係書類の翻訳を受託したこともある。当時すでに関西で30名ほど被害を受けたと聞いたので、憶測だが全国では数百名規模の日本人が引っかかったと思われる。
「タイ人が日本の古文書(くずし字)をAIで瞬時に解読」というニュースが素晴らしすぎて感動した w(゚o゚)w
「古典の解読は、専門家でも1ページあたり10分程度はかかります。このAIなら、1ページを1秒間ほどで解読できます」とのこと。破壊的!
少しだけ読めそうなので日本人にはそんな発想が生まれない。が、外国人の研究者にとって古文書を読むことは苦痛でしかないだろう。
Amazonレビュー評価にお国柄が出るという面白い記事に首肯した。ある製品にAという長所とBという短所があるとすると、
「Bは悪いがAは良い。だから5点評価」というのが米国、イタリア、英国、豪州、カナダ
「Aは良いがBが悪い。よって4点評価」というのが日本、フランス
長所に目が行くか、短所に目が行くか。日本人には確かに短所に目が行く人が多い。他人の短所にも自分の短所にも(笑)もちろんこの傾向は必ずしも短所ではなく長所にもなりえる。
(記事出典:家電批評 2019.2、p33)

豪州・アボリジニの少数言語の一つ・ワルング語の最後のたった一人の話者の引継ぎ手になった日本人の記事に興味を惹かれた。
「アボリジニの言葉に再び命を吹き込んだ日本人」
http://jvtacademy.com/blog/co/one/2012/09/post-13.php
「私がワルング語を話す最後の者だ。私が死ねば、この言葉も死ぬ。私の知るすべてをお前に教えるから、しっかりと残してほしい。(I am the last one to speak Worrongo. When I die this language will die. I will teach you everything I know, so put it down properly. )」という最後のネイティブの言葉を守った日本人(角田さん)がいることに驚きと誇りを感じる。
そういえば、豪州・エアーズロック(ウルル)がつい先日登山禁止になった。私は登っていないが、先住民にとって聖地なので、もっと早くに禁止して良かったのではないかと思う。
7年前のちょうど今頃、登山口に来たら「登るな」と言わんばかりに急に強風になったことを思い出す。撮ったら、なぜか頭が青みがかって不思議な感じだった。
偶々机上を整理していたら当時先住民から買わせていただいた絵が出てきたので、メモを兼ねてアップすることに。


WIPカレンダー(2019版)「絶滅しそうな言語、絶滅した言語」
11月:ドマー語 話者:340人(パキスタン最北部)
「シン」=手足を縮めて身を小さくすること(生まれる時と葬られる時)
話者数が340人ということは、言語としての絶滅は免れないだろう。
言語は違うが、日本語で「シン」は、身であり、深であり、慎であり、神であるので、実は深いところで言語がつながっているのかもしれない。「シーン」とした不思議な静寂がそこ(あの世とこの言葉)にあるような・・(笑)
あの世からこの世へ渡る時、この世からあの世へ渡る時、旅に不安があるせいか、怖いと思う時、身構える時と同じ姿勢になるのは不思議。

WIPカレンダー(2019版)「絶滅しそうな言語、絶滅した言語」
10月:ドホイ語 話者:8万人(インドネシア・カリマンタン島)
「ボロソコモダップ」=莫大な量の小さな何か(雨以外)が降ること
2024年にインドネシアの新首都が移転されるカリマンタン島。マレー人はボルネオ島と呼ぶ島だが、そこで話されている沢山の少数言語のうちの一つがドホイ語だ。
「ボロソコモダップ」(=莫大な量の小さな何かが降ること)の響きは「ボロクソ」「タップリ」の語感にも似ていて実に面白い!

WIPカレンダー(2019版)「絶滅しそうな言語、絶滅した言語」
9月:アヤクーチョ・ケチュア語
話者:90万人(ペルー南部山岳地帯)
「ルルン」=農作物が大量に実ったこと
ケチュア語とはインカ帝国の末裔の人たちが話す言葉。同語で「ルル」とは実のことだが、「ルルン」には、日本語の「ルンルン」にも似た語感がある(笑)
ペルーは、南米で初めて日本と国交を結び、初めて日本から移民を受け入れた。日系ペルー人はフジモリ元大統領を始め10万人もいるらしい。開拓移民の人たちは、大変なご苦労をされたと思うが、豊作の時はきっとルンルン気分になったに違いない。

ラグビーW杯・NZ対南ア戦 来た〜 最高!嬉しい!サッカーでいえば、ブラジル対ドイツという感じだろうか。最初、南アが押していたが、ペナルティキックの失敗から少し流れが変わった。さすがオールブラックスという試合。
NTTの5Gも素晴らしい。フィールドの選手情報もダイレクトに表示され、レフェリーの目線カメラも含めていろんな視点から中継を切り替えることができる。
ずっと強豪国で開催されてきた大会が日本にやってきた背景には、オックスフォード大ラグビー部の「ブルー」、つまり一軍レギュラーであった日本人・奥克彦さん(外交官)の活躍があったらしい。不可能と思われたW杯日本開催に挑戦しようと言い出した彼は、開催決定時にはテロのためにイラクの露となっていた。改めて奥さんのご冥福をお祈りしたい。

「右も左もわからない」とは対象についてチンプンカンプンのことだが、東インドネシアのラマホロット語にはなんと「右」「左」という概念がないらしい。 w(゚o゚)w
代わりに「山側」「海側」「西」「東」を意味する言葉で場所を特定するらしい。インドネシア近辺の言語では珍しくない。実に面白い「空間認識」だ。
かように世界には色んな言語があり「世界観」がある。我々の「常識」が必ずしも「常識」ではない。実に愉快愉快。

東京国立博物館・特別展「三国志」にて、関羽・劉備・諸葛亮に会ってきた。わずか約40年間の歴史にこれだけ輝かしいスポットライトが当たっているのは『三国志』のおかげ。吉川晃司の音声ガイドも良かった。NHK人形劇ファンとして感激した。

日本は邪馬台国の時代。誰か書いて遺してくれてたら日本もきっと面白い時代ではなかったかと(笑)
