ノキアはもともと木材パルプ工場

ノキアは1865年に木材パルプ工場として出発した。

1990年代に入って移動電話の未来についてシナリオを作成、世界中から大型電子会社を買収し大成功。全世界の携帯電話市場の約35%を占めるようになった。

事業転換のモデルとして

Nokia ノキア
http://www.nokia.com/

中国人に最も人気のある成功者・胡雪岩

安徽省の貧農出身、清末時代に一代で巨富を築き上げた胡雪岩(1823~1885)が、今の中国人の間で最も人気のある成功者らしい。

彼は杭州の金融業者に最初勤め、その後、友人(王有齢)に出資、その友人はその金で官職(浙江塩大使)を買い出世。その後互いに助け合い、胡雪岩は独立、金融業をはじめ、運輸、土地・食料など色んな事業を営み大成功。50歳を超えて設立した漢方薬局「胡慶余堂」は今でも老舗として残っている。

彼の言葉なのかどうか定かではないが、

・大胆な人は肥え、小胆な人は餓死する

・商売で儲かったら善行をすべき

・商売をするには第一に市場の安定が必要であり、市場が安定して初めて商売は活発になる

・商人は視野を地元に向けていれば地元の商売がわかり、国に向けていれば国の商売がわかり、外国に向けていれば外国の商売がわかるようになる

・大事業をやり遂げる人は、大局を見る視点が必要である。見識を省におけば省の商売をこなし、国におけば国の商売をこなし、外国におけば外国の商売をこなせるようになる

残念なのは、日本には彼を紹介する本が1冊もないこと。「政商」の善悪は脇に置いて、中国人の事業観を理解する参考になるはず。だが、殆どの日本人は彼を知らない。

私のする事に不服がありましたなら・・・

ご存知の通り、パナマ運河が出来上がる以前、大西洋から太平洋に航行する船はすべて南米大陸の先端を回っていました。大変な距離です。

そこで、パナマ運河を作ろうという気運が高まり、スエズ運河建設で名を上げたフランス人・レセップに白羽の矢が立てられました。自信満々の彼はパナマ運河の工事に着手します。しかし、2万人以上の人命と大金が犠牲になった上、工事途中で断念することになりました。

そこで、アメリカが引き継ぐこととなり、当時のルーズベルト大統領は軍人であるゴータルスに使命を託します。選ばれた理由は、もちろん専門技術と経験がベースではありますが、「面構え」と「自分が正しいと信じる時のたくましさ」がポイントだったといいます(笑)。

彼がこの難事業を引き受けたのは50歳のとき。その命令を受けた際のくだりはこうです。

人間が一度に何千と死んでゆく世界第一の不健康の土地に行け。そしてアメリカ大陸の背骨をなす山脈を横切って、長さ50マイルの運河を切り開け。深さは12メートル、幅は91メートル。お前の行く手には9マイルも続く岩山がある。そのどてっ腹をえぐり抜くのだ。

河は年中ところ嫌わずあふれ出すぞ。太平洋と大西洋とは、その海面が同じ高さではないぞ。それをあやつるために運河には50個の鉄門を作るのだ。その一つ一つは、どれも6階建のビルディングの重さだ。その扉は最大の軍艦を浮かべるだけの水を支えなければならぬ。

数千の労働者にはニグロもいればメキシコ人もいる、東洋人もいればアメリカ印度人もいる。イタリーやギリシャの男もいよう。それをしっかりと握って一致させ、一人の人間のように働かせるのだ。専門の技術者何百人も立派に指揮してゆけ。みんなの家族まで入れて数万の人間を、誰も彼も幸福にしてやれ。

さあ、行け。行って仕事にとりかかれ。

軍人がトップに来るということで、建設現場で働く人たちは皆、軍隊式にビシビシやられるのではないかと眉をひそめていました。ゴータルスは着任早々、

私のする事に不服がありましたなら、あるいはまた、何かご忠告下さることがありましたなら、いつ何時でも私に申し出ていただきたい。私は必ずその言葉を傾聴いたしましょう。そして私の意見も腹蔵なく申し上げましょう。肝心なのはお互いの了解です。私たちは人間同志のほんとうの了解を作りたいと思います。

と述べ、現場監督が労働者に手荒いことをしたり、乱暴な言動をすることを禁じました。そして見事、世界最大の難工事をやり遂げたのでした。

鞭ではなく、お互いの正しい理解が人間を仕事に駆り立ててこそ、その仕事は人間の誇りになります。

多くの人命が失われるのは何も戦争だけではありません。こうした工事も「戦争」。私達の生活や便利さも先人の労苦の上に成り立っているという事実に改めて思いを馳せたいと思います。

『パナマ運河物語』を再読して (現代仮名遣いに修正)

6/9 海外向けECセミナー「海外ネット通販で販路拡大」

6月9日、「海外ネット通販で販路拡大 海外市場開拓~販路拡大の秘訣はここにあり~」セミナーが郵便事業主催で開催されます。先着200人の限定セミナーで、対象は中国や欧米、オセアニア地域向けにEC事業を始める企業、もしくはすでに展開しているEC企業。

WIPをはじめ、海外向けECモール、国際決済、ECサイト構築、言語サポート、物流・倉庫などのECサポート会社24社が共催・協賛しています。

ちなみに、講演は7社。「eBay Japan」「PayPal」、SBIチャイナブランディング、日本恒生ソフトウェア、楽天、転送コム、郵便事業がそれぞれ提供します。

* 開催日時: 6月9日(水)13:00~18:00
* 場所: 東京都新宿区西新宿1-8-8 日本郵便新宿支店
* 参加人数: 先着200人
* 詳細: http://www.post.japanpost.jp/int/information/2010/0519_01.html

参考: 日本郵便 → http://www.post.japanpost.jp/index.html

指導者の6つの心得

1. 自分を突き放して眺め
2. 人に接する時は和やかに
3. ことあれば毅然と処理し
4. ことなければのんびり楽しみ
5. 得意の時は淡々と
6. 失意の時はゆったりと

自処超然 (ジショ チョウゼン)
処人藹然 (ショジン アイゼン)
有事斬然 (ユウジ ザンゼン)
無事澄然 (ブジ チョウゼン)
得意澹然 (トクイ タンゼン)
失意泰然 (シツイ タイゼン)

中国・明代末期の学者、崔後渠(サイコウキョ)の言葉。勝海舟の座右の銘と言われています。

「銀聯(ぎんれん)カード」決済が可能な日本で初めてのASP型カートシステムになります

7月(予定)、銀聯カード決済とオンラインモール出店ができるサービスを開始! 「銀聯(ぎんれん)カード」決済が可能な日本で初めてのASP型カートシステムになります。

以下、ニュースリリース文となります。

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海外向け多言語ネットショップASP「マルチリンガルカート」に
SBIベリトランスによる決済サービス「VeriTrans3G」を搭載

WIPジャパン株式会社(東京都千代田区、代表取締役 上田輝彦、以下WIPジャパン)は、SBIベリトランス株式会社(東京都港区、代表取締役 沖田貴史、以下SBIベリトランス)が提供する決済サービス「VeriTrans3G」をWIPジャパンが提供する海外向け・多言語ネットショップASP 「マルチリンガルカート」に組込み、本年7月中旬より同決済サービスの提供を開始します。

現時点で「VeriTrans3G」を組み込んだショッピングカートシステムは他になく、「マルチリンガルカート」は同サービスを提供する日本初のASP 型カートシステムとなります。

「VeriTrans3G」では中国人旅行客に人気の「銀聯(ぎんれん)カード」決済が提供されています。今回のシステム連携により日本国内のネットショップ事業者は決済サービスと接続するための開発期間や費用なしに、「銀聯カード」による代金回収ができます。銀聯カードの契約に当たってはSBIベリトランスが窓口となるため、日本語で利用でき、日本円で代金回収が可能です。

また、SBIベリトランスでは中国向けオンラインモールとして「バイジェイドットコム(http://www.buy-j.com/)」を運営しており、「VeriTrans3G」を利用するマルチリンガルカートの利用企業は、同モールへの出店料が無料となります。これにより、中国をはじめとするアジア圏に対して、コストを抑えながら多面的な販売が可能になります。

■マルチリンガルカートについて
日本製の海外向けネットショップASPで、多言語・多通貨に対応したECサイトが構築できます。また、ASPでありながら柔軟なカスタマイズが可能であり、本店機能を求める先駆的な日本のEC事業者を中心に導入されています。2007年12月にサービス開始、2010年5月現在、約500店舗が稼働しています。
マルチリンガルカートの詳細については、http://www.multilingualcart.com/をご覧ください。

■ WIPジャパンについて
2000年に設立されたWIPジャパン株式会社は、海外調査や翻訳などでグローバルビジネス支援(GBS)サービスを提供しています。顧客には、多言語で情報を伝達・入手する必要のある企業、政府組織、研究機関が含まれます。また、同社は、日本で唯一自社ドメインショップ型の多言語多通貨対応ショッピングカート「マルチリンガルカート」をASPで提供しています。
WIPジャパンの詳細については、http://japan.wipgroup.comをご覧ください。

「マルチリンガルカート」「マルチリンガルモール」は、WIPジャパンの商標および登録商標です。記載されている社名および商品名は、登録各社の商標および登録商標です。

中国3億人富裕層と商売する方法

50万円でインターネットから中国3億人富裕層と商売する方法
50万円でインターネットから中国3億人富裕層と商売する方法

をたまたま読んでたら、我が社のマルチリンガルカートが紹介されていた。バイドゥ(百度)日本代表・陳海騰さん、感謝です。

海外向け多言語Eコマースができる『マルチリンガルカート』
http://www.multilingualcart.com/

孫子: 戦わずにいかに勝利するか、戦う羽目になったら「勝ち」ではなく「不敗」を保ちチャンスを狙え

「勝ち」より「不敗」をめざしなさい (講談社BIZ)
「勝ち」より「不敗」をめざしなさい (講談社BIZ)

を先日読了。そして昨日、著者の守屋淳さんに戦略論のレクチャーをいただきました。

戦略とは、「現状認識」と「目的/目標」と「道具」をどう組み合わせるか、そのロジック。頭の良い人がこのロジックを考え出すと他の頭の良い人と同じになりがち。他社と違う戦略をとるには、「現状認識」を大きく変えるか、「目的/目標」を大きく変えるか、「道具」を大きく変えるか、です。

『戦争論』で有名なクラウゼヴィッツにとって、戦争とは「決闘を拡大したもの」。戦争とは1対1の戦いで「やるかやられるか」、勝ち負けがはっきりするので、互いの打ち手がエスカレーションしがち。したがって、地力にまさる方が勝ち。ビジネスでいえば、地力にまさる企業が2位以下を真似る同質化戦略が有効だという捉え方になります。

一方、孫子は、戦争は一旦始めると簡単に終われない。大きく力を消耗する。したがって、戦争はなるべく避ける。もし戦争に巻き込まれたら、短期決戦。できるだけ早く終了させる。短期で勝てそうにないなら、決して戦うべきではない。

さらに、戦争には「勝ち」「負け」だけではなく「どちらでもない状態=不敗」がある。「不敗」は努力次第で何とかなるが、「勝ち」は相手次第。下降期はリスクヘッジ。上昇期はリスクテイク。

戦いに必要なのは2つだけ。

1 「崩し技」
2 「決め技」

さらに、決め技は3つ。

① 「物量・兵員で勝つ」 ◎
② 「精神力で勝つ」
③ 「情報で勝つ」

相手を分散させ、各「局面」で①を保つのが戦い上手というもの。その「局面」を作るためには、選択と集中が大事で、成功している企業は誰もが集まるところを「局面」にせず、なるべく人目につかず目立たないところを「局面」にし、①によって一つ一つ撃破していきます。

戦略はこのようにシンプルなのがいい。自分用のメモとして・・ ちなみに、守屋淳さんおススメの『孫子』は

孫子の兵法―ライバルに勝つ知恵と戦略
孫子の兵法―ライバルに勝つ知恵と戦略

確かにおススメ。戦わずにいかに勝利するか。昔読んで目からうろこでした。

外国人投資家が株主になることの意味

映画 ハゲタカ(2枚組) [DVD]
映画 ハゲタカ(2枚組) [DVD]

を観了。中国政府系ファンドが日本を象徴する自動車メーカーにTOBを仕掛けますが、はたして防ぐことができるのか?というストーリーです。

以前、英国系ファンドであるザ・チルドレンズ・インベストメント(TCI)がJパワー(電源開発)の株を買い増していった際、日本政府は「国の安全に関わる企業」ということでTCIに対して中止勧告をした事例を思い出しました。

こうした「外国」に対する投資制限は日本に限らないのですが、「外国」に対する不信感が前提にあるのは間違いのないことです。その前提に立つとしても、ファンドが実質的に「外国」か否か簡単に分からない例も今後出てくるでしょう。

上場している限り、国の内外を問わず、友好的敵対的を問わず、色んな株主が入ってくることを防ぐことはできません。

50年後、100年後、「国益」とは何か、世界はどうなっているのかどうあるべきか、上場するとはどういうことか、考えさせられます。

★★★★☆

♪ コロコロ気が変わるわね 熱かったり冷たかったり

One of the Boys
One of the Boys

最近極秘結婚したKaty Perryさん。一時期流行った「Hot N Cold」、いいノリです。

You change your mind  Like a girl changes clothes
Yeah you P.M.S  Like a bitch (chick)  I would know
And you over think  Always speak cryptically
I should know  That you’re no good for me

Cause you’re hot then you’re cold
You’re yes then you’re no
You’re in then you’re out
You’re up then you’re down
You’re wrong when it’s right
It’s black and it’s white
We fight we break up
We kiss we make up

You, you don’t really wanna stay no
You, but you don’t really wanna go o
You’re hot then you’re cold
You’re yes then you’re no
You’re in then you’re out
You’re up then you’re down

We used to be  Just like twins  So insync
The same energy  Now’s a dead battery
Used to laugh  About nothing
Now you’re plain boring
I should know  That you’re not gonna change

Cause you’re hot then you’re cold
You’re yes then you’re no
You’re in then you’re out
You’re up then you’re down
You’re wrong when it’s right
It’s black and it’s white
We fight we break up
We kiss we make up

You, you don’t really wanna stay no
You, but you don’t really wanna go o
You’re hot then you’re cold
You’re yes then you’re no
You’re in then you’re out
You’re up then you’re down

Someone call the doctor
Got a case of love bi polar
Stuck on a roller coaster
And I can’t get off this ride…

You change your mind  Like a girl changes clothes

Cause you’re hot then you’re cold
You’re yes then you’re no
You’re in then you’re out
You’re up then you’re down
You’re wrong when it’s right
It’s black and it’s white
We fight we break up
We kiss we make up

以下リピート・・・

ユダヤ人国際弁護士が教えてくれる取引全容把握方法

図解主義!
図解主義!

を読了。ハーバード大→ウォールストリート→ハリウッド→シリコンバレー→国際弁護士という華やかな経歴と頭脳を持つ人でもいちいち図を描いて理解するんだ・・という妙な納得感。

私も「図解主義」では人後に落ちないと思っていましたが、このユダヤ人弁護士・サターさんには学ぶところ大でした。

主張はシンプル。とにかく図を描いて理解せよ。そして、図を描いてわからない点が生まれたらそれは意外に重要な点かもしれない、恥ずかしがらずにドンドン質問せよ、と。

ただ、図を描く上でいくつかフォーマットを持っていたほうが良いということ、動機やリスクも図解するという視点は新鮮。個人的には特にプールコース方式が頭になかったフォーマットだったので今後活かしたいと思います。

同著では複雑な権利関係の説明、たとえば、コール(プット)オプション取引、映画製作にまつわる権利取引、1997年に話題になった複雑怪奇な音楽業界の「デビッドボウイ債」に関する詳細な説明もなされていて、非常にユニークな本。汎用的なビジネススキルを確実に一段上げてくれます。

★★★★☆

「60年間保証」に負けた日本

先日、UAE(アラブ首長国連邦)の原発プロジェクトを韓国が受注。技術で負けない日本がなぜ負けたのか?

決め手は「建設後、国として60年間運転を保証する」という韓国政府の一札だった。

ベトナムの原発プロジェクトでもロシアがほぼ受注内定らしい。

国営企業ならいざしらず、国が民間企業のプロジェクトを「保証」するということについて、公平性の観点と、変化が激しく会社の寿命が短くなっている昨今、半世紀以上の長期保証が果たして可能かどうか、ペイするのかどうかという点から、実に面白い事例で知恵の出しどころだと思う。

純粋なビジネス上の営業施策としても非常に示唆のあるニュースだ。

「NO」と言えないインド人と真逆のインド人

インドでビジネスを行う際に注意すべきことがあります。

たとえば、自分にはできそうもないのに「NO」と言い出せないインド人は実は少なくありません。そのためにも、安心して「NO」と言える状況を作ってあげることが重要です。

また話し合いの席では、年長者に遠慮して意見を控える風潮がありますが、何も反論しないからといって、その発言に同意しているわけではありません。

一方、欧米化されているインド人は意見もはっきり言うので、彼らに合わせた対応の仕方が望まれます。国際会議でインド人を沈黙させるのは至難の業だという声も聞かれます。

さすがインド、多様です。

参考: http://www.davinciinstitute.com/events/442/startup-junkie-underground–monday-may-17-2010

購入者が激増したある通販担当者のセリフとは?

米国のTVショッピング業界で成功したコリーン・スショットさん、担当の通販番組で定番のセリフを変えたところ、購入者が激増したという。

従来の定番の決め台詞は

1: 「オペレーターがお待ちしています。今すぐお電話ください」

これをこう変えた。

2: 「オペレーターにつながらない場合は、恐れ入りますが、繰り返しお電話ください

1は電話機の横でオペレーターがじっと待っているイメージ、それを何度も電話する必要があるかもしれないことをほのめかすことにした。つまり、2は電話応対に追われるオペレーターのイメージ。すると、視聴者の反応は大きく変わったという。メモして・・・

イギリスで成功したカジュアルブランド「MATALAN」


http://www.matalan.co.uk/

イギリスの小売業者で最も成功したと言われるのが、カジュアル・ブランドのマタラン(MATALAN)。

同社のモットーは「高級品質を半額で」。有名ブランドやプライベート・ブランドの衣料品やインテリア、家庭用品などまで幅広く提供し、通販も強化している。

上海のZendai Hotelsのデザインや良し


http://www.zendaihotels.com/

中国のWEBデザインにも美しいものが登場してきました。

上海のZendai HotelsのWEBデザインは、水墨画調でホテルのサイトらしく落ち着いたイメージを醸し出しています。

非常に中国らしいWEBデザインの一つですね。良かったら観てみてください。

ちなみに、ホテルのインテリアデザインもすばらしいです。一度行ってみよう。

インドの結婚式と不易流行

モンスーン・ウェディング [DVD]
モンスーン・ウェディング [DVD]

を観了。「結婚」という儀式にはその土地の文化が色濃く表現されるが、この映画には現代インドのカオス的縮図が巧みに表現されているように感じられる。

「グローバル化の影響」「西洋文化とインド伝統文化」「世代間ギャップ」「階層」がキーワード。

婚礼の4~5日前に親戚一同が集まり、新郎と新婦は婚約指輪を交わす。それから全員で婚礼準備を行っていく。インド(パンジャブ地方)の活気溢れる結婚式はこのように行われるのか、という勉強と共に現代インドの急速な変化もよくわかる。

不易流行。どの国・地方にも変えるものと変えないものがある。何を残し何を捨てるのか、何を守り何を変化させるのか。そのバランスの大切さは全ての人間の営みに通じる真理だろう。

個人的には、花嫁の父親の心情に共感して何度か落涙した。国は違えど根底は同じ。
★★★★☆

エジソンが涙を流して喜んだ日本人の発明

御木本幸吉翁

短い人生において、生きがいのある仕事をするには、ためらいは禁物である。

世界で初めて真珠の養殖に成功した御木本翁は、昭和2年、渡米して発明王エジソンを訪ねた。エジソン曰く「どうしてもできなかったことが二つある。一つはダイヤモンド、もう一つは真珠を造ることだ。」

御木本翁は自分の体験を話し、「種明かしをするのはあなたが初めてです」と言うと、エジソンは涙を流して喜んだという。

出久根達郎氏記事「東京ゆかりの人生経営人」より

盛田昭夫さんの人材論

  盛田昭夫さん(1921-1999、ソニー創業者)

アメリカでは人間より先にポストがあり、そのポストに向いた人間をはめ込んでいく。ポストに合わなくなったら別の人をはめ込む。まるでブロック建築だ。日本ではブロックというわけにはいかないが、石垣なら積めるじゃないか。

同じ形をしたブロックより、色んな形をした石を組み合わせながら積んでいくほうが、頑丈な石垣ができる。

世界各国の主要課題

日本を含む世界主要国がそれぞれ解決すべき問題は以下の通り。

日本:
  「どうやって高齢化社会に対応するか?」
  「どうやって財政を立て直すか?」
   → どう収入を増やし支出を減らすか?

米国:
  「どうやって安全を確保するか?(対テロなど)」

中国: 
  「どうやってエネルギーを確保するか?」
  「どうやって地域格差をなくすか?」

インド:
  「どうやってインフラを整備していくか?」

ブラジル:
  「どうやって地域格差をなくすか?」

中東・アフリカ:
  「どうやって紛争をなくすか?」