シーボルトのご子孫、関口さん!

先日福井に関係のある人たちが集まった会合で、ご先祖がドイツの医師シーボルトさんという関口忠相さんにお目にかかりました。今でもご親族はドイツにいて、飛行船で有名なツェッペリン家もご親戚にあたるとか。

歴史好きな私にとって、シーボルトさんはまさに明治維新が生まれる源流。江戸後期、ドイツ医学界の名門・シーボルト家のフィリップ・フランツ・バルタザール・フォン・シーボルト(Philipp Franz Balthasar von Siebold)さんが、東洋に興味があって、長崎・出島までやってきます。ドイツ人なのにオランダ人だと言って(笑)オランダ商館で医者を務めるんです。

すると、日本中の志ある有能な人たちが、遠路はるばる医学と蘭学を学びにシーボルトさんの下に集まります。そして、そうした人たちが世界的な視点を得て、また日本の各地に戻り、日本の行く末を議論し始めるんです。それが、幕末の人たちに影響を与え、明治維新とつながっていきます。

WIPジャパンの東京オフィス(平河町)すぐ近くに高野長英の蘭学塾跡があります。高野長英さんもシーボルトさんの教えを受け、江戸で尚歯会という勉強会を作って海外の優れたことを学びあうんです。こうしたシーボルトさんのお弟子さんたちが日本を目覚めさせ、明治維新につながる土台を築いていったんですね。

今日は日本の建国記念日・イランの革命記念日

今日2月11日は日本の建国記念日。そしてイランの革命記念日。

1979年2月11日、イラン・パフラヴィー朝が倒れ、反皇帝派が政権を掌握した。その後ホメイニ師が提唱する「法学者の統治」による国家体制へと進んでいく。

両者に共通するのは、いずれも神に関係する人(々)が国を打ち立てるという点。偶然ながら面白い・・・

どうすれば人が幸せになる会社を創れるのだろう?

あきゅらいず美養品社長・南沢典子さんから激しく薦められた『ザッポスの奇跡』を読了。こんな会社があるんだ・・・とアンダーラインを引きまくりながら一気読み。さらに、彼女が米国の同社を訪問した際に撮った映像も観了。

ザッポス(Zappos)とは、米国で大人気のインターネット通販会社。靴から始まって、最近は衣料、時計、化粧品、家庭用品、ジュエリーなどを販売している「サービス・カンパニー」だ。

「どうすれば人が幸せになる会社を創れるのだろう?」に対する一つの解がこの会社にある。

「大学のキャンパス」のような、自由で開放的な職場。結束力が漲って、笑いが溢れる、楽しい職場。社員も、顧客も幸せになれる会社をつくりたい。社員の「個」が発揮され、活かされる会社にしたい。

そんな思いを一生懸命叶えようと努力している、実に面白い会社だと思う。

顧客に対するサービス、社員に対するサービスをコストと捉えず、徹底的に顧客と社員と企業文化創出に投資することで、熱狂的な顧客と社員が次々に生まれる。

・24時間年中無休の電話対応
・送料無料、翌日配達
・返品は何回でもOK
・ コンタクトセンターの社員には一切スクリプトなし
・社員は顧客に驚きと感動を与えるために何をしてもいい(時間もお金も制限なし)
・顧客が求める商品がない場合、必ず他社サイトを最低3個調べて紹介する
・社員の医療保険、全額会社負担(米国ではすごいこと)
・食堂は利用無料
・昼寝室あり
・新人研修途中で脱落した人に約20万円支給

など数え上げても切りがない。考えさせられてます・・・

ザッポスの奇跡 The Zappos Miracles
ザッポスの奇跡 The Zappos Miracles

コラ語とボー語(ボ語)が地球上から消滅

ベンガル湾(インドの東側)に浮かぶ群島、インド領アンダマン諸島で先住民が話していた2つの言語、コラ語(Kora)とボ語(Bo)の最後の話者が相次いで亡くなった。

ニュースによると、亡くなったのはボロさん(79歳)とボアさん(85歳)で、両人とも「大アンダマン島人」と呼ばれるネグリート系先住民族の末裔。約65,000年前にアフリカから渡ってきたとの説もあり、人類最古の文化を伝える言語のうち2つが絶滅するというのはあまりに悲しい・・・

言語は民族文化を伝えるDNA。今世紀中に世界の90%の言語が絶滅すると言われているが、百花繚乱の世界文化が一つずつ消滅していく流れは止められないものか。少数言語を保護・記録する運動を少しでも応援したいと改めて思う。


http://en.wikipedia.org/wiki/Andamanese_languages

中国ECフォーラム『設立記念カンファレンス』のご案内

WIPジャパンがパネルディスカッションにて登場します!

中国ECフォーラム『設立記念カンファレンス』
http://www.sellingclub.jp/news/20091225_fcec_start.html

 ・開催日時  2010年2月9日(火) 14:00~17:00
 ・開催場所  東京・新宿住友ビル47F 「新宿住友スカイルーム」
 ・対象者  FCEC会員および入会を検討中の企業・団体
 ・参加費  2,000円 ※事前登録制
  ※事前登録と振込が必要。会員企業・団体は1名まで無料
 ・定員  100名 ※会員優先にて100名に達した時点で締切

アジェンダは以下の通り。

1. FCEC・中国ECフォーラムとは?
FCEC・事務局から、フォーラムの主旨や活動内容、入会方法をご案内。

2. 中国EC市場の概況
【講師】株式会社野村総合研究所 コンサルタント 木ノ下健氏
日本のEC・ネットビジネス市場における定期リサーチでも著名なシンクタンク野村総研からは、中国EC市場の著名なプレイヤーの動向などを紹介すると共に東京および北京・上海・香港をはじめとする東アジア各都市で実施した「日本および海外6都市インターネット通販アンケート調査」から得られた知見・考察などをご紹介。

3. 中国インターネット利用者の動向
 【講師】バイドゥ株式会社 国際事業室 マネージャー 高橋 大介氏
 検索サービスにおいて中国のナンバー1検索エンジンがバイドゥ。検索連動型広告のクライアントは中国国内の有力サイトに留まらず、中国EC市場に進出する日本企業や中国人観光客の誘致を目論む日本の自治体・レジャー産業にも広がっており、地域別・時間帯別の検索からランディング、コンバージョンに至るネット上での行動をキーにした利用者動向をバイドゥの分析サービスと共にご紹介。
 【参考】<中国検索トレンド>ECに弾みをつけるイベント活用法
 http://staffblog.baidu.jp/2009/12/17/baidu-index/

4. 中国EC利用者の動向
【講師】支付賽(中国)網絡技術有限公司(アリペイ)海外事業部 朱國紅氏
ネット決済における中国のナンバー1、アリババ・グループのアリペイ。同じくアリババ・グループが運営するナンバー1モール・タオバオと共に成長した決済代行サービスとして蓄積された豊富なデータをもとに、「売れるECサイトと売れないECサイト」といった比較の視点を盛り込みながら、中国EC・ネット通販市場の決済動向をご紹介。

5. パネルディスカッション & 質疑応答、名刺交換
上記講師陣、WIPジャパン、ウェブアーク、ターゲットメディア、帝国データバンクネットコミュニケーションによるディスカッションと質疑応答。

▼カンファレンスの詳細・お申込み用紙のダウンロードはこちらから
http://www.sellingclub.jp/news/20091225_fcec_start.html
※FCECは会員制の研究会ですが、非会員の企業・団体も参加できます。

マカオが全面禁煙?

マカオで喫煙制限法案が提出されたそうな。議会を通過すると公共の場所全てで禁煙になります。ただし、カジノは対象外。もちろん禁煙コーナー設置は必須となります。

なぜか?喫煙率(成人男性の57.4%)の高い中国本土から押し寄せる観光客がマカオ全体の観光客の半分以上を占める背景下、さすがにカジノを全面禁煙にすると売上げが大幅ダウンの見込みだからとのこと。健康より死活問題なんですね。

誰も見ていないかのように踊れ

“Dance like no one is watching, sing like no one is listening, love like you’ve never been hurt, work like you don’t need money and live like it’s heaven on Earth.”

誰も見ていないかのように踊れ、誰も聞いていないかのように歌え、かつて傷ついたことがないかのように人を愛せ、お金など要らないかのように働け、この世は天国かのように生きろ


Mark Twain
American author and humorist

2009年中国のネットショッピング消費総額は約4兆円!

中国インターネット情報センター(CNNIC)、2009年12月3日発表の「2009年、中国のオンラインショッピング市場調査レポート」によると、

2009年6月時点での中国のインターネットショッピング人口は8,788万人(昨対比38.9%増)でドイツの総人口(8,200万人)を超え、

09年上半期のネットショッピング消費総額は1,195.2億元で通年で2,500億元(1元=16円換算で4兆円)前後になると予測している。

http://www.cnnic.net.cn/html/Dir/2009/12/03/5741.htm

世界の人口 上位20か国はどう変わるか?

総務省統計局によると、2008年時点での上位20か国は以下の通り。

 1. 中国 13億36百万人
 2. インド 11億86百万人
 3. アメリカ合衆国 3億9百万人
 4. インドネシア 2億34百万人
 5. ブラジル 1億94百万人
 6. パキスタン 1億67百万人
 7. バングラデシュ 1億61百万人
 8. ナイジェリア 1億51百万人
 9. ロシア 1億42百万人
10. 日本 1億28百万人
11. メキシコ 1億8百万人
12. フィリピン 90百万人
13. ベトナム 89百万人
14. エチオピア 85百万人
15. ドイツ 83百万人
16. エジプト 77百万人
17. トルコ 76百万人
18. イラン 72百万人
19. コンゴ 65百万人
20. タイ 64百万人

そして、2025年の人口上位20か国は以下の通り。 (順位上昇↑、下落↓)

 1. インド 14億47百万人 ↑
 2. 中国 14億46百万人 ↓
 3. アメリカ合衆国 3億55百万人
 4. インドネシア 2億71百万人
 5. ブラジル 2億29百万人
 6. パキスタン 2億25百万人
 7. ナイジェリア 2億10百万人 ↑
 8. バングラデシュ 2億6百万人 ↓
 9. ロシア 1億28百万人
10. エチオピア 1億25百万人 ↑
11. メキシコ 1億25百万人 
12. 日本 1億22百万人 ↓
13. フィリピン 1億16百万人 ↑
14. コンゴ 1億7百万人 ↑
15. ベトナム 1億6百万人 ↓
16. エジプト 99百万人 
17. トルコ 90百万人
18. イラン 88百万人 
19. ドイツ 80百万人 ↓
20. タイ 69百万人

2025年といえばあと15年後。おそらくあっという間だろう。

インド、中国、アメリカ、インドネシア、ブラジルなどの中間所得層に少しでも喜んでもらえるものをどれだけ提供できるか。今から将来のために準備できるか否かが15年後の企業の浮沈を決める。

どんな国の人でも、より美味しいものを食べたい、より良いものを手に入れたい、より便利で快適なサービスを受けたい。先進国の人々が享受している生活を必ず求めていく。それはあまりにも自明だ。

過去の先入観や偏見で心が曇っていないか。日本だけが市場ではない。世界は広く、市場は大きいのだ。

インドで人気のギャング映画を観了

ボリウッドで人気の元ミスワールド女優Priyanka Chopraさん、この映画で一躍スターになったAbhishek Bachchanさんが共演する「Bluffmaster!」(英語字幕)を観了。高瀬富康君より拝借。

  
Priyanka Chopra   Abhishek Bachchan

インドではギャング映画として非常に人気のある作品だそうですが、最後のどんでん返しはあまりに返しすぎだろう(笑) でもかなりスタイリッシュな映画でした。製作本数、観客動員数世界一のボリウッド映画、恐るべし。

今年はショパン生誕200周年!

2010年3月1日(月)は、私の大好きなショパンの生誕200周年を迎える。色んなイベントが予定されているんだろうなー。

これは、ポーランド・ワルシャワにあるショパンの彫像。大学生の時、一人旅でワルシャワを訪ね、ワジェンキ公園内にあるこの彫像を観た。何時に行ったのか覚えていないが、確か午前中だったろうか・・・公園に人影は少なく、ショパンの彫像の周りには誰もいなかった記憶がある。

「別れの曲」が頭の中に流れる中、ショパンと「さし」で会ったのだった(笑!)

ハイチ大地震、死者10万人を超える可能性(悲) ご冥福を心からお祈りします

ハイチで起きた大地震。死者10万人を超える可能性が出てきたとのこと・・・(悲) 四川省大地震(死者約7万人)に匹敵する被害規模になりそうだ。

阪神淡路大震災では死者6,434名。比べるのは不謹慎ながら、いかに被害が大きいか・・・

世界で起きる地震の1割を占める日本は地震大国。人の生命を守る耐震技術やノウハウで、日本は世界に役立つべし。

除夜の鐘といえば、寒山寺

大晦日になると、蘇州・寒山寺を思い出します。寒山寺は、唐時代の有名な詩人・張継の「楓橋夜泊」(後述)に出てくる人気のお寺。

毎年年末には多くの日本人が除夜の鐘ツアーに訪れることで有名。寒山寺の除夜の鐘の音を聞くと10歳若返るご利益があるらしい・・・。

今年(来年)もたくさんの日本人が訪れて、「若返り」することを願ってやみません。 南無ー

「楓橋夜泊」

月落ち 烏啼いて 霜天に満つ
江楓漁火秋眠に対す
姑蘇城外の寒山寺
夜半の鐘声 客船に到る

意味:月はもう西に沈み、烏の鳴く声が聞こえ、空には霜のおりる気配が満ちあふれて、寒さがきびしい。川岸の楓や漁り火あかりが、点点と寝そびれた目にうつる。なかなか寝つかれずにいると、姑蘇の町はずれの寒山寺からであろうか、夜半を告げる鐘の音がこの船まで聞こえてくる。

ロシアで炊飯器が人気

Courrier Japon 2009年5月号によると、ロシアで炊飯器が売れているらしい。その他、

・北野武監督が人気絶大
・モスクワ市内にすしバーが500~600軒
・日本のウイスキーが若い富裕層やクリエイターに人気(日本の3倍の値段)
・「銀座」はロシア人にとって憧れの街で最高のステイタスを意味する
・モスクワに拠点のある日本企業181社、サンクトペテルブルグに拠点のある日本企業52社(ちなみに、ドイツは4,000社、米国は1,200社)
・貯金するくらいなら買って買って買いまくるのがロシア人
・ロシア人の多くは日本が大好き
・ソ連時代のロシアにとって、日本は貿易相手国の第2位(1位はドイツ)。その後、エリツィン時代に18位まで落ち、2007年で8位。

メモとして・・