予知に対してどのように向かい合うべきか

震災以降、ブログに向かう筆が止まってしまいました・・・いけません。4月に入り、心機一転書いていきます。よろしくお願いします。

最近、「震災直前に『大地震がある』という予知を聞いた」と複数の知人から聞きました。ちなみに、予知をしたのはそれぞれ別の方々。詳細は伏せておきますが、お二方ともその予知が当たって驚かれていた様子でした。

それで思い出したのは、中学生の頃にはまったノストラダムス(笑)、そして数年前にTV等で採り上げられたブラジル人予言者・ジュセリーノ氏。ジュセリーノ氏については、来日時に弊社で通訳を手配した関係で、当時彼に関する著作を興味深く読みました。

1960年生まれの彼は、普通の学校教師を勤めながら子供4人を育てる6人家族。子供の頃から予知夢が当たると評判で、特にすごいのは月日まで予言してしまう気風のよさ。1989年の天皇崩御、1995年の神戸大地震、2001年9月11日にアメリカでテロが起きることを各事件の約10年前に各国政府に警告したといいます。

的中したとされる数々の予知の証拠については色々と取り沙汰されていますし、最近は予知を外すことが多いため、過去の予知についても懐疑的な批判が多いようですが、個人的には、特に、巨大地震の多発、原発事故、疫病流行、小惑星衝突の危険性に関する予言については、時期や地域が当たろうが当たるまいが、一度立ち止まってどのような準備ができるかについて検討するところに、予言の価値があるものと思います。

因みに、彼の主要な予言(今後)を拾うと・・

2011年:鳥インフルエンザの大流行、新しい疫病の出現
2012年:インドネシアで火山噴火
2013年:大西洋で巨大地震と超巨大津波、原発事故
2014年:地球衝突の可能性がある小惑星の存在が問題に
2015年:欧州で過去最大の旱魃、インドネシアで火山大爆発
2017年:世界中で大旱魃
2018年:小惑星対策会議、日本で巨大地震
2021年:コロンビア・メキシコで巨大地震
2022年:ペルーで巨大地震
2023年:サンフランシスコで巨大地震
2026年:サンフランシスコで超巨大地震(カリフォルニア崩壊)
2027年:米国で火山爆発(降灰による新氷河時代へ)
2029年:別の小惑星が地球への衝突軌道へ、日本で火山噴火と地殻変動が頻発
2036年:小惑星衝突の可能性ピーク
2043年:世界人口激減

少々恐怖を掻き立てられる内容ですが、当たるも八卦当たらぬも八卦。あなたにも私にも恐らく予言者にもわかりません。ただ、予知が出るということは変えられる可能性があるということ、そして、それに心奪われることなく、ひょっとしたらあるかもしれないと、避けられることは可能な範囲で粛々と。外れたら外れたで良かったと思うだけ。

人生には「上り坂」と「下り坂」と「まさか」があります。今回の津波は想定を遙かに超えた「まさか」でした。今後、想定外の「まさか」にどう準備し対処するのか、非常に考えさせられる時代になったことは間違いありません。

未来からの警告 (ジュセリーノ予言集 1)
未来からの警告 (ジュセリーノ予言集 1)

関東大震災が来たと思った

3/11の地震に遭遇したのは、会社の山﨑牧郎君と一緒に中野坂上へ商談をしに行く途中だった。地下鉄丸ノ内線新宿駅。ちょうど電車がホームに止まり、乗換えしようとしたところだった。

とうとう来たか、関東大震災(野郎)! 

相当揺れた。ふらついてじっと立っていられない。その時、直感的に地下は大丈夫。ただ、天井が落ちてきたらさすがにペチャンコだなと思った。

すぐに「ただいま関東地方に大きな地震が起きた模様です」という構内アナウンスが流れた。地下でもこれだけ揺れたのだから、地上に出たら大変なことになっているのでは・・・と地上に出てみると、小田急百貨店内で社内連絡放送が流れている一方で、喫茶店でお茶をしている人もいる。ビルは倒れている様子もない。バスも動いている、車も走っている。ただ、みんながみんな携帯を見て連絡を取ろうとしている光景だった。

手元のドコモもiPhoneも全然つながらない。すかさず公衆電話を見つけて、往訪予定先に電話しキャンセル。家族に電話するがつながらない。実家に電話して留守番電話に無事を伝える。会社に電話したら百瀬さんが出て、皆大丈夫だと。

次に、タクシーをつかまえようと思ったら、ことごとく実車で全く拾えない。オフィス方面へ歩き出すことにした。新宿東口ではたくさんの人が中央分離帯のところに集まっている。直感的に、ビル倒壊からわが身を救える術なのか・・・

ビルから何が落ちてくるかわからないので、歩道ではなく車道を歩く。タクシーは相変わらずつかまらない。丸井の前を過ぎたとき、ビル壁面のかけらがいくつも落ちている。危ない、危ない。どこも店を閉じ始めている。

四谷方面を目指してひたすら歩く。たくさんの人が歩いている。地下鉄がなかったら地上にはこんなに人がいるのだということを実感する。

災害ダイヤルの番号をどうしても思い出せない。語呂で覚えたはずなのに。3桁だったか4桁だったか・・・ふと道路の警官に災害ダイヤル番号を聞く。彼も思い出せない様子。ちょっと確認してきますと、装甲車みたいな車の運転手に確認してもらっている。戻ってきて「171」だと教えてくれる。

そうだった。「あいつがいない(171)」と覚えたんだ、ということを思い出した。山﨑君の携帯(ウィルコム)がつながるようなので借りて「171」にかけてみた。すると伝言を受け付けていない。どうも東京は被災地に指定されていないらしい。ダメだ。

そうこうしているうちに、麹町・平河町のオフィスに到着。東北出身のスタッフの人たちが実家と連絡がとれないという。心配だ。テレビでは各地の津波の状況が映し出されている。

帰れそうにないスタッフのために宿泊場所を確保しようと周辺のホテルに電話してもらったら、どこもかしこも予約で満室。電車が動き出すのを待つスタッフの人たちと一緒にオフィスで待機。帰れないスタッフのためにオフィスは一晩開けるつもりだったが、皆、自宅や友人宅を目指して帰っていく。最後の一人になった関口さんが有楽町線の再開を待って23時過ぎに帰宅の途についた。その後、私は自宅へ。

「3.11」 地震の金曜日がこうして終わった。

ASCII.jp x WebProfessional に掲載されました!「ディレクターが押さえたい世界のWebのトレンド」

グローバル化に伴い、国内だけでなく海外を対象としたWebサイトを制作する機会も増えています。ここでは、グローバルに展開するWebサイトを企画・制作する場合に押さえておきたい海外事情について紹介します。

世界のブロードバンド回線事情

世界のブロードバンド回線速度は、全体的に年々速くなっています。2010年現在、世界の平均速度は1.8Mbpsで、韓国が1位で17Mbps、以下香港、日本、ルーマニアと続き、米国は16位で4.6Mbpsです※1。また、一般的には、ブロードバンドの普及率は大都市ほど高く、また個人より企業のほうが高いという傾向にあります。

今後もブロードバンド環境が向上していくことを考えると、ブロードバンド先進国である韓国の動向は注目しておくとよいでしょう。具体的に韓国市場を席巻してきたWebサイトを見ると、特に若者向けサイトではリッチコンテンツや大容量動画を多く含む、ページ全体がFlashベースで作成されている、ページ当たりのリンク数が極めて多い、フォントサイズが極めて小さい、などの特徴が挙げられます。

一方、韓国以外のユーザーから見た場合には、自国の回線速度に耐えられない重いコンテンツが多く、文字数が多いため機械翻訳がしづらいといった、非常に使いにくい点も多いという点にも留意する必要があります。

※1:コンテンツ配信ネットワーク大手のアカマイが公表した2010年第2四半期のインターネット現況報告書による

注目すべき世界のWeb動向・トップ5

その他、2010年現在、世界的に注目されているWebのトレンドやキーワードを簡単に紹介しましょう。

第1は、「HTML5/CSS3」です。HTML5は、HTMLの5回目の大型改訂版です。2012年に正式勧告の予定で、ビデオやオーディオの再生、ドラッグ&ドロップなどの新APIが追加される予定です。一方CSS3は、Webページのレイアウトを定義する規格の最新版で、影付けや3Dなどの機能がデザインの幅を広げてくれます。

2つ目は、「デジタルネイティブ」というキーワードです。生まれた時からインターネットやPCが身近に存在した世代のことで、ソーシャルメディア、クラウド、ネット購入などを抵抗なく使いこなしています。

3つ目はSNSやマイクロブログ、ソーシャルゲーム、動画共有などを活用した「ソーシャルメディアマーケティング」で、急速に普及しつつあります。また、「Google Apps」や「Microsoft Office Web Apps」などの登場で、「クラウドコンピューティング」もにわかに身近なものになってきました。

最後は、「スマートフォンとiPadへの収斂」を挙げたいと思います。携帯電話+PC+デジタルカメラから、スマートフォンやiPadに収斂する傾向が強まっており、今後この流れはさらに加速すると見られています。

http://ascii.jp/elem/000/000/577/577475/

経済見通しに楽観的な国/悲観的な国ランキング

World Independent Network of Market Research という団体が世界24か国で調査した経済見通しに対する調査結果を公開している(2009年12月)。約1年以上前のデータだが興味深い。

楽観的な順に主な国を挙げると・・・

豪州、UAE、ブラジル、カナダ、サウジアラビア、中国、インド、韓国 などが登場、

悲観的な順に挙げると・・・

ルーマニア、アイスランド、メキシコ、スペイン、フランス、日本、オランダ、アルゼンチン、イタリア、英国 などが並ぶ。

どちらでもなさそうなのが・・・

米国、スイス、ロシアなど。

国民性を割り引いて考える必要があるが、実体が悪いから悲観的なのか、悲観的だから実体が悪くなるのか・・・興味深い。

対象サイト:
http://www.winmr.com/newsdocs/The%20End%20of%20the%20Recession%20-%20Research%20World%20-%20dec%202009.pdf

 

スカイツリーは東京衰退のシンボル

ニューズウィーク日本版(2010年12月20日(月))で、レジス・アルノーさんが「スカイツリーは東京衰退のシンボルだ」と述べている。
http://www.newsweekjapan.jp/column/tokyoeye/2010/12/post-267.php

私はここ数ヶ月間日本をにぎわせている「東京スカイツリー万歳」の大合唱に参加できない。完成すれば、東京スカイツリーは中国・広東州や台北のライバルをしのぎ、ドバイのブルジュ・ハリファに次いで世界で2番目に高い人工建造物となる。大したものだと言いたいところだが、「高い建物を建てること=進歩」という考え方は時代遅れだし、今となっては途上国の専売特許だ。私には、東京スカイツリーが日本の進歩どころか衰退のシンボルに思えてならない。

スカイツリーのような建造物は東京にはふさわしくないし、とりわけ下町には似合わない。歴史的に見て、東京はパリと同じように平らな都市だ。地震のリスクを考えてあまり高層ビルを建てられなかったおかげで、ほかのアジア地域には見られないようなこじんまりとした「村」の雰囲気を維持してきた。香港やシンガポールなどの都市に比べると、東京には超高層ビルが少ない。

日本人には日本の景観の良さがわからない。高さを競うのは発展途上国の発想か・・・ なるほど一理ある。耳が痛い。面白い。

ソフトでクールなはずの東京(日本)が、上海をはじめとする新興パワーに押され、つい同じ土俵で競争しようとしてしまった結果なのだろう。

町おこしを成功させるには、「よそ者・若者・馬鹿者」が必要だと言われる。アルノーさんを「よそ者」扱いするわけではないが、東京人でない視点から東京を考え、日本人でない視点から日本を考えることの重要さに気づかせてくれる。

個人レベルもそうだ。他人の視点で自分を見る。

会社もそうだ。新人の視点や社外の人の視点を取り入れる。

国もそうだ。外国人の視点を取り入れるために、「国外大臣」なるものを新設してもいいかもしれない。

北村佳嗣さんのご冥福を心からお祈りします

大阪で創業して数年間、関西師友協会で一緒に勉強していた仲間の一人・北村佳嗣さんが、12月25日に亡くなられたという悲報がさきほど飛び込んできた。

昨年結婚したばかり、事業(聖天薬局)も順調と伺って、久しぶりに会いたいと思っていた矢先・・・38歳で逝くのは早すぎます。

心からご冥福をお祈りいたします。 合掌

今日11月10日は、いいトイレの日だそうで・・

日本トイレ協会、頑張ってますねー (ノ^-^)ノ

水を流す際、「大」「小」の切替えができる日本のトイレは世界でもユニークな存在です。水の豊富な国でありながら、水を節約するスタンスは結構誇っていいんじゃないかと思います。

本日はいい(11)ト(10)イレの日。トイレには神様がいるんです(笑)。トイレをきれいにする、トイレの蓋は使ったら閉める、これをすると運(ウン)が引き寄せられるそうで・・・トイレをきれいに使いましょう!

日本は世界のファッションの最先端

スウェーデン発祥のH&M。そのH&Mジャパン社長、クリスティン・エドマンさんは、大学の卒業式で「H&Mを日本に広めたい」と言ったら、その記事をH&Mの創業者が読んで採用してくれたそうです。 w(゚o゚)w

(日本の消費者について)彼女のコメント

ファッションに非常に敏感な方が多いと思います。
H&M本社にはデザイナーが100人いるのですが、その多くが年に何回も来日しては、日本からアイデアを持ち帰っているんですよ。

日本は、世界ファッションの最先端になりつつあります (ノ^-^)ノ

食べ過ぎこそ病気の最大原因

マンガでわかる「西式甲田療法」―一番わかりやすい実践入門書
マンガでわかる「西式甲田療法」―一番わかりやすい実践入門書

甲田療法に関する書籍で一番わかりやすいと評判の本。

現代人は、カロリー・脂肪・たんぱく質の採り過ぎで、食べ過ぎが日常化すると、胃腸はもちろん、日々肝臓に負担がかり慢性的に肝機能が低下する。

病気などで食欲がなくなるのは、人間が本来持っている自然治癒による回復本能。したがって、食欲がないのに無理やり食べると、治る病気も治らない、と説きます。

耳が痛い・・・ 、一読をおススメします。

世界業界地図は面白い

世界業界マップ2011
世界業界マップ2011

毎年購入していますが、やはり面白い! 知らない会社が世界には沢山あることに改めて気づかされると共に、やはり全体に中国勢の躍進が目立ちます。

日本企業が全く上位に出てこない業界(主な業界は以下の通り)が多い点が気になります。自分用のメモとして・・・

・スマートフォン業界
・金属資源業界
・化学業界
・建設業界
・食品業界
・製薬業界
・高級ブランド業界
・プロスポーツ業界
・ホテル業界
・航空貨物業界
・海運業界
・小売業界
・ドラッグストア業界
・ホームセンター業界

「いずれ世界には国際連盟のようなものができる」

啓発録 (講談社学術文庫)
啓発録 (講談社学術文庫)

今日は幕末の橋本左内先生のご逝去日。毎年10月7日には、現在でも左内公園(福井市左内町)で多くの市民が参列して墓前祭が行われています。

私が幼い頃この左内公園そばの西光寺保育所に通っていたこと、橋本先生の恩師でもあり福井随一の儒学者・吉田東篁先生の墓に私の先祖の墓が近いこと、事業を始めたのが橋本先生の学んだ大阪・適塾近くということもあり、私にとって橋本左内先生は特別な偉人になっています。

さて、改めて、幕末好きの方には釈迦に説法かと思いますが、橋本左内先生とは安政の大獄(1859年)で刑死した越前藩の志士です。

日英同盟、国際連盟設立の50~60年前に、「いずれ世界には国際連盟のようなものができる。その中心になるのは英か露。厳しい国際社会を日本が生き抜くには、開国をして、どちらかの国といずれ同盟を結ばねばならない」という当時としては卓越した見識の下、松平春嶽公とともに開国に向けて駆け抜けた生涯でした。

西郷隆盛をして7歳年下の先生を「友として最も尊敬する」と言わしめ、緒方洪庵をして「橋本はいつかわが適塾の名前を高めるであろう」と絶賛、川路聖謨をして「一生の間多くの人に会ったが、これほど優れた人物はまだ見たことがない」、水野筑前守をして「橋本左内を殺したことで、幕府は滅んだのだ」と言わしめた幕末の横綱級ヒーローだと思っています(笑)。

今日は、先生が少年の頃に書き留めた「啓発録」をお薦めします。

内容は

・「幼稚な心を捨てる」
・「気を奮い起こす」
・「志を立てる」
・「優れた人々の善事善行にならう」
・「友達をえらぶ」

の五か条からなっていて、少年の気高い志を感じます。

さらに、「学」の本当の意味とは、家庭や学校や職場で、周囲の人々に真心と愛情をもって付き合い、自分のしなければならない仕事には誠実に立ち向かって、全力を尽くす気構えを持つことだと。

はたして私はできているだろうか・・・命日を迎え、改めて先生の純真な志を刻んでおきたいと思います。

木曜日、大阪で講演します!

日本経営合理化協会主催・講師:高島健一さんによる大好評セミナー「ネットでケタ違いの競争力を付ける法」にて講演します!

以下、上記セミナーチラシのご紹介(一部抜粋)。私の出番は13:00~14:00です。ご興味あればぜひお問い合わせしてみてください!

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● ネットで商売 5つの壁を破ると圧倒的に儲かる!

新しいネットの「使い方」が登場。その使い方に早く気がついた企業では、従来とは比べモノにならない「圧倒的な競争力」をつけ、不況下に関わらず、破竹の勢いで事業を伸ばしている。本会では、それら企業が行っている

1 「距離・時間・言葉・空間・人」5つの壁を破り「ケタ違いの競争力」を付ける法
2 ネット時代の「経営3大潮流」から「儲け方の革新をする戦略」
3 「ネットあたりまえ社会・ネットグローバル社会・マルチ社会」での戦い方
4 中小企業が大儲けするために使う「新しい道具と活用視点」

・・・など今までのホームページ活用とは全く違う、いま密かに大儲けしている企業が行っている「新しい競争力をつける法」と「どうしたら自社でも応用実践して行けるのかを、社長のために直感で分かるよう指導します。

大阪会場:
9/16(木) 10:00~17:00 帝国ホテル大阪
(大阪市北区天満橋1-8-50 06-6881-1111)

日本経営合理化協会「実学の門」事務局 担当:坂上さん
東京都千代田区内神田1-3-3
03-3293-0041

参加料: 1名/48,000円(テキスト・資料・昼食・消費税含む)
2名以上、1名につき45,000円

お盆は一年で一番「死」を意識する時期

13日に迎え火でご先祖を迎え、16日に送り火でご先祖を見送る。さらに、終戦記念日も迎え、亡くなった人たちの人の命の大切さを再度改めて思う。

墓参の際、墓に刻まれた先祖の名前を見ていると、それぞれの父祖・母祖一人一人にも(当然だが)人生があったのだなぁ・・・、幸せな人生だったろうか・・・としんみりと思う。

現代は医学が発達してなかなか人が死ななくなった。それはもちろんすばらしいことだが、目の前の家族・同僚・部下・友人知人もいつかは死ぬということをつい忘れてしまう。

日本のお盆は一年で一番「死」を意識する時期。だからこそもっと、限りある時間を大切に、家族・同僚・部下・友人知人と自分を大切にしたいと・・・この8月「お盆」という時期だけ(苦笑) 殊勝にも思う。

昨日から仕事復帰


スキージャム勝山ゲレンデ(パラグライダーが気持ち良さそう)

夏休みが終わりました。休み中は、大学の福地・町田先輩と姉ヶ崎(千葉)にてゴルフ、福井へ帰省、親戚挨拶・墓参&藤島高校同窓会&スキージャム勝山・ゆめおーれ勝山訪問、娘の帰国迎え(成田空港)など、色々と盛り沢山の休みでした。

今週19日(木)から仕事復帰しています。さあ、これから年末に向けて忙しくなりますが、一層楽しくやりたいと思います!

老婆心が足りない

福井の実家近くに永平寺(えいへいじ)という禅寺がある。曹洞宗大本山で開祖が道元(どうげん)。故事によると道元には義介(ぎかい)と懐奨(えじょう)という弟子がおり、義介が後継者として有力視されていたが、道元は懐奨に後を継がせた。その理由について「義介は頭がよいが、老婆心が足りない」と語ったという。

このエピソードを読んで以来、「老婆心」という言葉が頭の片隅にずっと残っている。

老婆心とは、老婆が必要以上にいろいろと気を回すことから転じて相手のことをあれこれと細かく気にかけること。ビジネスでも、遠慮して、時には面倒がって、共有していると思いこんでいることを言わずにいることで、行き違いが生じることがある。

「ひょっとして」相手がこんなことで勘違いしないか、困らないか、ということに思いを巡らし、失礼かもしれないがあえて念押ししたり、確認をとったりすることに躊躇しないことが大切だ。

仕事を円滑に進めるために老婆心が足りているかどうか。いつも頭の片隅に置いておきたいと思う。

死ぬときに後悔しないように

鬼龍院花子の生涯 (中公文庫)
鬼龍院花子の生涯 (中公文庫)

最近龍馬伝で高知がブームなのか、昨晩「鬼龍院花子の生涯」がTV放映されていた。

夏目雅子主演の映画版ではない。観月ありさ主演のTVドラマ版。映画版に比べ迫力に欠けるものの、少々抑制された「現実」感があって良い。少し観るだけのつもりが、最後までついつい観了(笑)。

死ぬ間際、養母・歌が松恵に遺す言葉がジーンと来る。

「死ぬときに後悔しないように」

主人公は鬼龍院花子ではなく養女となった(林田)松恵なのに、何故タイトルが「鬼龍院松恵の生涯」ではないのか・・未だよくわからない。どなたか教えてください。

鬼龍院花子の生涯 [DVD]
鬼龍院花子の生涯 [DVD]

岡田監督、「今」できることを淡々とこなしていってください

サッカー日韓戦で日本が敗北したことを受けて・・

連敗すると、嫌がらせの電話が頻繁に自宅にかかってくるというプロ野球の監督。サッカー日本代表監督の岡田さんは推して知るべし。プレッシャーは生半可ではないと思います。

「勝ち続ける」ために何をすべきか―強い集団は、こう作る
「勝ち続ける」ために何をすべきか―強い集団は、こう作る

負けが混むと議論百出で、みんながバラバラになる。このときリーダーがやることは、心までバラバラにならないようにすることだろう。そのためには、あの辺が底だと言ってやれることだと思う。

連敗を忘れ、勝利を夢見ず、「今」できることをたんたんとこなすこと。これが結果的に連敗に歯止めをかけてくれる。

森祇晶さん(元西武監督)が述べているように、今淡々と粛々とできることを一つ一つこなしていくことに専念することで、苦しい時や逆境を脱するしかない。

外国人投資家が株主になることの意味

映画 ハゲタカ(2枚組) [DVD]
映画 ハゲタカ(2枚組) [DVD]

を観了。中国政府系ファンドが日本を象徴する自動車メーカーにTOBを仕掛けますが、はたして防ぐことができるのか?というストーリーです。

以前、英国系ファンドであるザ・チルドレンズ・インベストメント(TCI)がJパワー(電源開発)の株を買い増していった際、日本政府は「国の安全に関わる企業」ということでTCIに対して中止勧告をした事例を思い出しました。

こうした「外国」に対する投資制限は日本に限らないのですが、「外国」に対する不信感が前提にあるのは間違いのないことです。その前提に立つとしても、ファンドが実質的に「外国」か否か簡単に分からない例も今後出てくるでしょう。

上場している限り、国の内外を問わず、友好的敵対的を問わず、色んな株主が入ってくることを防ぐことはできません。

50年後、100年後、「国益」とは何か、世界はどうなっているのかどうあるべきか、上場するとはどういうことか、考えさせられます。

★★★★☆

「60年間保証」に負けた日本

先日、UAE(アラブ首長国連邦)の原発プロジェクトを韓国が受注。技術で負けない日本がなぜ負けたのか?

決め手は「建設後、国として60年間運転を保証する」という韓国政府の一札だった。

ベトナムの原発プロジェクトでもロシアがほぼ受注内定らしい。

国営企業ならいざしらず、国が民間企業のプロジェクトを「保証」するということについて、公平性の観点と、変化が激しく会社の寿命が短くなっている昨今、半世紀以上の長期保証が果たして可能かどうか、ペイするのかどうかという点から、実に面白い事例で知恵の出しどころだと思う。

純粋なビジネス上の営業施策としても非常に示唆のあるニュースだ。