インドの結婚式と不易流行

モンスーン・ウェディング [DVD]
モンスーン・ウェディング [DVD]

を観了。「結婚」という儀式にはその土地の文化が色濃く表現されるが、この映画には現代インドのカオス的縮図が巧みに表現されているように感じられる。

「グローバル化の影響」「西洋文化とインド伝統文化」「世代間ギャップ」「階層」がキーワード。

婚礼の4~5日前に親戚一同が集まり、新郎と新婦は婚約指輪を交わす。それから全員で婚礼準備を行っていく。インド(パンジャブ地方)の活気溢れる結婚式はこのように行われるのか、という勉強と共に現代インドの急速な変化もよくわかる。

不易流行。どの国・地方にも変えるものと変えないものがある。何を残し何を捨てるのか、何を守り何を変化させるのか。そのバランスの大切さは全ての人間の営みに通じる真理だろう。

個人的には、花嫁の父親の心情に共感して何度か落涙した。国は違えど根底は同じ。
★★★★☆

人生に本当に大切なのは仲間

セント・オブ・ウーマン/夢の香り 【プレミアム・ベスト・コレクション\1800】 [DVD]
セント・オブ・ウーマン/夢の香り 【プレミアム・ベスト・コレクション\1800】 [DVD]

を観了。高瀬富康君から薦められて観たのだが、観ているうちに昔一度観たことに気付いた。俺の記憶力、やばいか・・・(笑) w(゚o゚)w

大変気難しい退役軍人とエリート高校に通うアルバイトが親子以上に心を通わせるハートウォーミングな傑作だ。

最後の演説はやはりいい。何度観てもいい。字幕が優れている。自分の得のために友達を裏切らない、という人間として当たり前の資質をつい忘れてしまった校長と生徒・・・。観てる俺は大丈夫だったろうか、大丈夫だろうか・・・ 思わず自問した。

先日、高校に講師に行って改めて思ったことは、人生に本当に大切なのは仲間だということ。長い人生、挫折するとき、失敗に打ちひしがれるときが何度も来る。そのときに、自分を助けてくれるのは学力ではない、友人・仲間だ。

必ずしも仲間は同期でなくてもいい。年の離れた仲間でもいい。この映画の主人公2人がそれを証明している。

インドで人気のギャング映画を観了

ボリウッドで人気の元ミスワールド女優Priyanka Chopraさん、この映画で一躍スターになったAbhishek Bachchanさんが共演する「Bluffmaster!」(英語字幕)を観了。高瀬富康君より拝借。

  
Priyanka Chopra   Abhishek Bachchan

インドではギャング映画として非常に人気のある作品だそうですが、最後のどんでん返しはあまりに返しすぎだろう(笑) でもかなりスタイリッシュな映画でした。製作本数、観客動員数世界一のボリウッド映画、恐るべし。

『Avatar アバター』 凄いです・・・

昨年末、川崎のIMAXシアターで3D映画『アバター』を観了。

舞台は惑星パンドラ。主人公ジェイクは、パンドラの先住民「ナヴィ」の族長の娘ネイティリと運命的な出会いを果たし、次第に惹かれあっていく。しかし、パンドラで新たな鉱物資源を手に入れようとする人類と、聖なる土地を守ろうとするナヴィの間で大規模な戦争が勃発する。はたして、2人の運命は?

宮崎駿作品と「マトリックス」と「インディペンデンスデー」をミックスブレンドしたような内容。何故だか、聖なる植物を通じて祖先とつながるシーン、ジェイクとネイティリが愛を告白するシーンに涙が止まらない(泣笑)

とにかく映像が凄い!途中、船酔い気分になった。それだけ臨場感があるということだ。自分の観賞映画史上最高のインパクトだった。

★★★★★  激しくおススメ (できればIMAXで)