横断歩道は高齢者に不便

Crosswalk_01

先日、運転中の車の中から、横断歩道を渡る老夫婦が見えた。歩幅が小さいのでそのスピードだと渡り切れないだろうなと思っていたら、案の定、中央分離帯のところで一旦止まって次の信号を待っていた。

中央分離帯にいくらかスペースがあったからいいが、そうでないとおそらく渡りきるのは厳しいだろう。

日本の横断歩道は、白線と白線のない部分のワンセットがおよそ1m、信号はおよそ1秒に1m歩くことを前提に設計されていることを最近知った。

具体的には、10mの横断歩道だと、青に変わって点滅するまでが13秒(=10m÷1m/秒+3秒)、点滅してから赤になるまでが5秒(=10m÷2÷1m/秒)で合計18秒。

1秒に1m歩けない人は、信号が点滅したら、走って渡るか、戻らなければいけないようになっている。つまりは、高齢者にあまり優しくないということだ。

ワンセットの距離を1秒で歩けるかどうかが大事。帰省した時、両親のスピードを測らないと。