英語を使う人は、物体や空間をどう見ているだろうか、時間をどう感じ表現しているのだろうか?
上巻を読了。共感する点やなるほどと気づかされた点がいくつか登場。日本語ネイティブの立場で、日本語と比較しながら、一生懸命、英語の「世界観」を日本語で伝えようとチャレンジした非常にユニークな本だ。
苦労が偲ばれる。こういう内容を高校生の時に教わりたかった。実に貴重。
★★★★☆
英語を使う人は、物体や空間をどう見ているだろうか、時間をどう感じ表現しているのだろうか?
上巻を読了。共感する点やなるほどと気づかされた点がいくつか登場。日本語ネイティブの立場で、日本語と比較しながら、一生懸命、英語の「世界観」を日本語で伝えようとチャレンジした非常にユニークな本だ。
苦労が偲ばれる。こういう内容を高校生の時に教わりたかった。実に貴重。
★★★★☆
日本の一人当たり名目GDPは、1970年代に英国を抜き、1980年代に米国を抜いた。1990年代前半には米国の1.5倍に達した。
しかし、各国の物価を勘案した「一人当たりの購買力(平価)調整済みGDP」で比べるとどうなるか?
つまり、米国の1.5倍になっても、日本の物価が米国の2倍だったら、日本人一人が買えるモノの量は米国人一人より少ない、ということになってしまう。そこで、物価というモノサシ(購買力平価)でGDPを調整すると、一体どうなるか?
実は・・・
日本はずっと米国より低かったのである w(゚o゚)w
日本人の実質的な所得レベルは米国を追い抜いたことなど一度もなかった。ピーク時(1991年)でも米国の89%。そして現在70%へダウン。
さらに、いつの間にか(1990年代前半)シンガポールには抜かれ、差は開く一方だ。このままの成長率だと、マレーシアにも早晩抜かれるらしい。
日本は、少なくとも経済的には「欧米に追い付け追い越せ」を達成したのではなかったか。欧米を抜いて一度はトップに躍り出たのではなかったか。
マラソンでいえば、後続集団から這い上がって先頭集団に追い付き、さらにその先頭集団を引っ張るほどの位置に上がったと思っていた。ところが、実は、先頭集団後方に追い付いたところでちょっと一安心、息が切れて失速。現在、後続集団に少しずつ抜かれ始めているという状態だ。
この事実、経済に詳しい人には「何を今更」と言われるかもしれないが、勉強不足の私にとってちょっと一発浴びせられた気分になった。日本は一度はトップに立った。だから「目標」を見失ったんだと、とんだ勘違いをしていたわけだ(笑)。
まあ、それだけ日本の消費者は高いものを買わされてきたということか・・・。豊かさを実感できないという世論も当たり前の話しだ。
でも、いい。日本に新たな目標が生まれる可能性がある。物価を勘案した(一人当たり)所得レベル世界一という目標だ。
果たして、先頭に立つエネルギーと気概が日本に残っているだろうか・・・
IWC2011の日本酒部門で優勝したのは、佐賀のお酒「鍋島」(富久千代酒造)
一度飲んでみたい!
ちなみに、この「IWC」とは、時計メーカーのInternational Watch Companyでもなく、International Whaling Commission(国際捕鯨委員)でもない(笑)。
「International Wine Challenge」という世界最大規模・最高権威に評価されるワイン・コンペティションで、世界中のワイン業者から注目されているイベントのこと。
2012年版も本年12月からエントリー開始の模様。日本酒メーカーにはドンドンエントリーしてほしいなぁ。
「実は中小企業ほど潰れにくいんです。仮に売上高1兆円の大企業が新規事業を始めるとすれば、1000億円規模の市場に参入しなければなりませんが、そんなものはまずありません。しかし売上高1億円の企業なら、1000万円の市場でいい。これは少し探せばいくらでもあります。」
静電気やホコリを除去する除電器のメーカー・TRINC(浜松市)高柳眞社長の言葉がいい。同感。

世界が感嘆する日本人~海外メディアが報じた大震災後のニッポン
日本の良さを噛みしめることができます。というより、東北人の良さなのかもしれません。
特に第二章「中国が報じた日本人」は涙なしで読めません。
被災現場で皆一致団結して外国人・日本人を問わず互いに助け合う。名もない人たちの温かい親切が中国人研修生たちの命を救い、そして中国が感動して感謝する、という中国における日本人像を確実に変えた事例が掲載されています。
「私は恐怖心から泣いたりしません。彼らに感動して泣いているのです。」
(「明報」記者・黄静雅さん)
中国人研修生の命を救った佐藤水産・佐藤充専務のご冥福を心から祈ります。
ある人が家を新築した。落成式のお祝いの席に仙涯和尚さんを呼んでご馳走した。そして、和尚に何かおめでたい言葉でも書いてもらえないかと頼んだところ、一杯飲んで良い気分になった和尚、筆をとって書き始めた。
「ぐるりつと 家をとりまく 貧乏神」
それを見ていた列席の人たちの顔色が変わった。それもそのはず。新築のお祝いにこんなこと書かれたら誰でも怒るに違いない。ぶつぶつとざわめき始めた。
和尚は「まだまだこれでは半分じゃ。どれや下の句をつけようか・・。」と落ち着きはらって再度筆をとって書き足した。すると、列席の人たちの顔がえびす顔になった。
「七福神は そとへ出られず」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
仙涯和尚さんの大好きなエピソードだ。そして、大好きな絵は子供と遊ぶ和尚さん。
空前の円高の今、日本企業は海外に対し「買い」で勝負できる絶好のチャンスを迎えています。
今更ながら商売で大切なのは「売り」と「買い」。日本語の「商売」には「買」の文字がありませんが「買」は大事です。「買い」には色々あります。原材料、人、不動産、株式、会社など様々。
この本は、その中でも「会社を買う」こと、その企業買収のプロセスの中でもビジネスデューデリデンス(簡単に言うと、買おうと思う対象会社の事業の中身を精査すること)の実務に特化しています。特殊な分野でもあり、460ページと分厚いので、普通の人には全くおススメしませんが、実に面白いです。
事業構造分析、業績構造分析、シナジー抽出から、会社の強み・弱み、改善の余地、将来予測などを定性的・定量的に評価していく手法は大変勉強になりました。
必ずしもM&Aに関わらなくても、投資家として対象会社の価値をどう算定するかに関し有益だと思います。

エンジニアのためのWord再入門講座 美しくメンテナンス性の高い開発ドキュメントの作り方
WORDはしょっちゅう使っているが、使いこなせているかと問われれば、否。そこで、評判の良い同著を読了。
勝手にWORDが箇条書きにしたりすることに腹を立てる人や、スペースでインデントをやっているような人は「職務怠慢」だと手厳しい(苦笑)。
WORDはスタイル機能が命。報告書作成が多い弊社にはありがたい。
・コーチングの前にまずティーチング
・プレゼンでも「人を説得するプレゼン」と「知識や技術を教えプレゼン」は違う
・アウトプットを求めるならそれなりの知識とスキルのインプットをした上で考えさせることが必要
・発動指示の前に方法指示を
・行動計画(ステップ)を自分で作らせ、確認評価し、改良させて実行発動せよ
・生徒に「ひょっとして?」「もしかしたら?」を言わせるしくみ作り
・命題を与えた上で、インプットを行うと効果的(サーチ&ラーン)
・情報を細かく分類整理して一つ一つを確かめる習慣作りが大事
・一度に一つだけ教えよ
・大事なことは同じ事を何度も言え
・セクションの区切りをハッキリさせよ
・「空白」を作って疑問を引き出せ
など改めて気づかされました。
教育は、会社なら10年後の成長、国家なら20~100年後の成長を左右します。教育は長い目で見れば最もリターンを期待できる投資なんですね。
分厚いのでちょっと時間がかかったが読了。非常に勉強になった。
自社またはクライアントが持つプロパティの商品化の権利をどのようにお金にするか・・・未開拓の市場は相当あるだろう。特に海外に。
読了。2006年の書籍だが、コンテンツ産業、特にアニメ・マンガにおける日本のダントツぶりがよくわかる。基本的な主張は色褪せていない。
しかし、日本の業界は強みにあぐらをかいてノンビリしてはいないか。当時の「クールジャパン」の強みが既にクールダウンし始めてはいないか。
特にゲームの世界ではダントツの地位から引きずり下ろされている。しかし、まだ間に合う。特にアニメ・マンガは儲かるビジネスとして回収するのはこれから。積極的に動けば、日本の突破口になるのは間違いない。
誰もやらないなら俺がやる(笑)
今日はわが母校学監・橋本左内先生の逝去日。「学」の本当の意味は、家庭や学校や職場で、周囲の人々に真心と愛情をもって付き合い、自分のしなければならない仕事には誠実に立ち向かって、全力を尽くす気構えを持つこと。背筋が伸びます。
1995年、起業する時、なけなしのお金で購入したのが、Mac IIci だった。モニターは白黒の縦長A4サイズ。今でも会社の倉庫に眠っている。
革新的なインターフェイスとデザイン。英国で一目見て欲しいと思った。大学内コンピュータセンターのMacで人生初めての電子メールを送った。帰国したら必ず買おうと。
ジョブズさん、世界を変えましたね。本当にお疲れ様でした。
追伸
亡くなられたスティーブ・ジョブズさんは、曹洞宗の知野弘文老師を師事していました。Mac、iPod、iPhone、いずれもシンプルなデザインは禅に由来。
ちなみに、知野老師は福井・永平寺で修行され、米国・サンタクルーズ禅センターを立ち上げられた方です。
ジョブズさんと福井のつながり、ここにあり。世界は狭い。禅つながりだ。